父が亡くなって1ヶ月が経過。
産休に入ってやっと1ヶ月。そして予定日までもあと1週間強。
赤ちゃんは楽しみだけれども、 やっぱり私は家にいる毎日って向いていない。
体は日に日にきつくなるっていうのに。 今時、産休・育休をいただけるだけでありがたいっていうのに、 ただただ時間とお金を浪費して、雑用と無駄話で1日どころか毎日を 費やす生活がこんなにしんどいなんて。
毎日毎日お豆腐だけ食べて過ごせって言われてるみたい。
余計なことも考えてしまうし。
また赤ちゃんが生まれたら毎日が戦争なんだろうけど。
・・母は相変わらず心配の種だ。
今まで主婦しかしてこなかった人に、キャリアも友達も趣味もなく、 子供と夫だけが生きがいだった人に精神的に自立しろなんて無茶も いいところ。
こんな事態になっても、私は母が本当に苦手だ。
暇だったので、ある中国占星術の先生に母のことをみてもらったら、 母には「破壊」を意味する星が三つもあり、すぐ人を怒らせることを 言うそうだ。相談しても常に否定的だから話にならず、関係性も ぶち壊すから友達もいないでしょうって。
執着するものが家族しかなく、とりわけ娘である私は苦労したで しょうねって。(図星)
人の気持ちも汲めないし、自分の気持ちもうまく表せないそうだ。
当たりすぎててなんだか悲しくなった。
あの人は、私が物心ついたときから精神的な病を患っており、 性格的な問題は全て病気から派生しているものとばかり思っていたが、 病気云々以前の問題だったようで妙に納得。
今後の生きがいについても、周りが母に何か(家庭菜園など)を 与えない限り自分からは動かないそうだ。だから次は弟や私に依存しようとしたり、新たなトラブルを起こすだろう、といわれた。
容易に想像がつくだけに、軽く絶望的な気分になる。
ごくごく普通の家庭だったと思ったのになあ。
一人の子供の親になるまでに、二人も大事な人を亡くしてしまうなんて どれだけ不運な星の下に生まれたのかと思う。
誰しもやってることではないの。
こういうときに限って、他人の芝生が青々と見えるのは何故なんだろう。
普通に幸せな主婦をしている親友に、「お母さんにうんと初孫を抱かせて あげてね♪」といわれて、「お前に何がわかるんだ、このぼんくら主婦」 とか喉元まででかかってたりするし。
こんな状態で、赤ちゃん育てられるんだろうか。
本当にしんどくなる前に、SOSを出せるようにだけはしておこう。
せっかく授かった赤ちゃんだもの。
大事に大事に育てないと。
臨月に入った。
あともう少しだ。あともう少し。
ここまでこられたんだ。もう絶対にがんばるしかない。
先月、父が急逝した。
自死だった。
天地がひっくりかえるようなことって本当にあるんだなと思った。
私も出産があるからとりあえず家に戻ったけど、 本当は母が心配でならない。
まじめに生きてたってこういうことってあるんだな。
ふとんからのぞいた父の足、お葬式、墓地の下見。 悪い夢でも見ていたようだ。
まじめなジェントルマンだった父。 私たち家族だって、まじめに堅実に生きてきた。
せっかく孫の顔を見せられる矢先だったのに。
やり場のない怒り。 本当に時々、全てのことが許せなくなる。 いらいらして気がおかしくなりそう。
父に似た自分の顔を見るのもつらいこともある。 弟もかわいそう。母も不憫。何で私たちがこんな目に。 何で私の娘にはおじいちゃんがいないの。
何で私ばかりこんなことが起きるの。
本当に許せない。 でも、今できることはまず元気な赤ん坊を産むこと。
そして、授かった命を大事にすること。
父から授けてもらった教育や海外経験を他人様の役に立てて感謝 されること。自分の生きている証を世間に認めてもらうこと。
なんでもっと親孝行しなかったんだろう。 なんでもっとメールや電話をしなかったんだろう。 なんで最後に会ったときに実母とあんな大喧嘩しちゃったんだろう。 なんで最後にもっとSOSをキャッチできなかったんだろう。
あの父なら大丈夫と高をくくっていた。 まさか、という思いがあった。 鬱をなめていた。
お父さんごめんなさい。 助けてあげられずに本当にごめんなさい。
産まれてからこんな年になっても愚かな娘で本当に申し訳ない。
立派なお母さんになれるよう、
どうか見守っててください。
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