今日は午後から仕事で空港へ。
だから、今週末は半分だけ東郷君と過ごす。
彼んちでカレーをつくって食べ、広尾のお店をぶらつく。
最初、小雨の舞う夜に東郷君と待ち合わせをしたとき、同じ店舗の違う場所で お互い待っていて、私が間違いに気づいて慌てて引き返したときには時は 既に40分遅れ。
携帯で謝るも、
“あ、あほか・・!”
とさすがに普段穏やかな東郷君も半切れ気味。
あほ・・
あほだとぅ・・?
最初は下手に出ていた私も、“あほ”よばわりにカチンときて傘をぶんぶん ふりながら大またで待ち合わせ場所に行くと、笑顔の東郷君が。
あれ、れ。
れ・・?
結局、彼が折れていた。
後で、なんで?と聞いたら、“だって俺が切れたら怒って帰るでしょ。”
“うん、もちろん。”
さ、さすが東郷君。
まだ付き合って2ヶ月弱なのに、本当によく私のことわかっている。
やっぱり楽かも。中学時代の同級生って。
広尾では、なぜかスーパーめぐりをした。
楽しいのよ、意外とこれが。
いろんな外国のジャムやらチーズやらお菓子が売っていて、 見ているだけでも色とりどりで楽しい。
ついつい、おいしいパンやらピクルスの瓶詰めやら買ってしまう。
雑誌なんかも、アメリカで3ドルでよく買っていたゴシップ紙が 1000円で売られていてビックリしたり。
こんな他愛もない週末を、
この先もずっと送れたらいいのにな・・。
・・この先もずっと。
13歳のときに知り合って(しかも海外で)、今29だもんなぁ。
この際だから、縁があればいいのに。
いや、きっとあるだろう。
散々めぐりめぐって、やっとまた会えたんだし。
よく知らないようで知っているし、 よく知っているようで知らないものなぁ。
しかも素でいられるし。
これが大きい。
もう隠し立てすることはほとんどない。
あとは、何が必要なんだろう。
人並みの幸せを得るには、
あとは何が・・。
2004年06月24日(木) |
すばらしきかな負け犬
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最近よく聞く“負け犬”論争。
30代独身女。
ここ2日、TVで負け犬特集をしていて何気なくみてたら
あることに気づいた。
負け犬って・・
負け犬って・・
負け犬って・・・
なんだ、私のことじゃん。
まだ30代ではないけど、もう目前だし。
年収は低いけど、
アレを負け犬と呼ぶなら
私は余裕で負け犬だわ。
まあ別にいいけどね。
そうして開き直って前向きに生きた方が人生たのしいしィ。
私の大好きな青木さやかも負け犬なら、
私もよろこんでその称号を得たいもの。
しかもいかした笑顔の素敵なキレイ系負け犬になってやるもんね。
そう、そんな私。
最近つかれてるのか、仕事から帰ってご飯を食べて少しテレビを みてると、すぐソファで転寝をしてしまう。
昨日、東郷くんから電話がきて、話を少ししたようなのだけど何も記憶がない。 でも気が付いたら電話を切ったあと風呂に入ってパジャマを着て寝ている。
なので、次の日東郷君に聞いたら、“ソファでうたた寝しないで お風呂に入りなさい”とひと言いって切ったそうだ。
ありがたいなぁ。。
でも最近、彼のメールの返事が冷たい。
というか、私のメールの内容8割方無視してる。
まあいつものパターンだけど。。
でもなんかおもしろくない・・。
なんか私、また幻を追っかけてたのかしら。
と思いつつ、ふと着信履歴をみてみると不在着信も着信通話も 8割方東郷くんだった。
別にひとりは慣れてるけど
誰かに思われていると微妙にうれしい
負け犬予備軍29歳の夏。
・・蒸しますな。
台風が北上しているらしい。
今週末もあっという間に終わってしまった。
土曜は、出張のはずだったが直前で代理の人が行って くれることになり、お休みに。
午前中に美容院へ行ってから、東郷君と待ち合わせた。
今週末も、食材を買いに行ったり、煮込みハンバーグやチャーハンを つくって食べてもらったり。張り切ってバスルーム掃除なんてしちゃったり。
な、なんか見え見えかしらね。
自分ではそんなつもりないんだけど、ついつい “我ながら、私って明日にでもいい奥さんになりそう”とか “いい物件だと思うわ>自分” って言って軽く東郷君の度肝を抜いてしまう。
彼もまじめに考えてくれるっていんだから、放っておけばいいのに、 なんかこう無意識のうちの焦りが出ているみたい。
へえ、私ってこんなところあるんだ・・。 無意識のうちに媚びてるのかな。
結婚花嫁結婚花嫁・・
・・ああいやだいやだ。
こんな考え方も思考回路も男なのに。
でも最近、お互い性格の面でいろんな共通項が見えてきた。
頑固で負けず嫌いなとことか、 すぐ人を信じてしまうところとか。
言い合いしても指相撲してもどっちも引かないから、 その内どかんと大きな口論をするかもしれない。
まあいいけどね。
・・受けてたつから。
まあそれはともかくとして、なんか癒されるよなぁ。
誰かに大切にされるのって、何よりもいい心のリハビリになる。
そこに依存してはならないけど、
やっぱり幸せだなぁと感じる。
私本当に、はじめてかもしれない。 他人からこんな扱いを受けるの。
幸せなんて、ほんの少しの発想の転換で手に入るものだったんだなぁ。
夕方、東郷くんと会った帰りにデパートで買い物をし、抽選を 一回したら、3等のお買い物券が当たった。
ああやっと、
私の運も陽の目を見ることになったのかもしれない。
最近、割と調子の良かったワタシ・・
かと思いきや、やっぱり人生バランスである。
どこかがよければどこかが良くない。
そんなものである。
今日、2週間以上ぶりに膀胱炎の医者に行ったら治ってなくて、 しかも相変わらず血尿で、医者にかなり怒られる。
・・薬が切れた時点でなんで来なかったんだって。
体がだるくて何か調子悪かった今日。
3日後にまた来院するように言われ、薬もきっちり3日分しか貰えなかった。
だって忙しいんだもん・・。
あーあ。
そして、なんか最近自分はもしかして仕事ができないんじゃないか、 とふと思い始める。
なんか最近上司から、問題点の指摘ばっかり受ける。
まあ確かに誰しも得意不得意はあるけど、私の場合 数字に弱いって言うのは、弱いよなぁ・・。
しっかりしなきゃ。できない仕事は少しでもできるように努力しなきゃ。
はぁ。
・・そんな昨日。
家に帰ったら壁にゴキブリが走っていたので、“ぎゃあああ”と奇声を あげながら殺虫剤を取ろうと戸棚を開けたら、子ゴキブリが飛び出てきた。
なんとかゴキブリを退治し、憔悴しきって新聞受けから新聞を取ったら、 新聞についていたナメクジが指先でぐにゃり。
ぎ
ぎやああああああああ・・。涙)
・・厭な季節になったものだ。
そして、唯一の救いが、彼だ。
土曜は、はじめて手づくりオムライスを振舞った。
“うまいうまい”とワタシが自分の分をつくっている合間にとっとと 自分の分を平らげてしまう東郷君。
思いのほか喜んでくれて、ワタシもうれしかった。
・・はじめて、留学での自炊生活3年間も無駄ではなかったと実感。
なんか、ふつうに将来の話が出ている。
なんか、ノーという理由もなくて自然とどうしたらもっと幸せになれるか、 という話をしている。
そしてあまりに脳天気になるがあまり、
うっかり彼んち(※中学時代の同級生)に下着(※ブラ)を忘れてきてしまう。
・・あ、ありえねぇ。
・・血尿も 苦手な仕事も 湿気の多い今の時期のゴキブリも 指先にねっとりまとわりつくナメクジも 忘れたブラ(パット入り)も
ワタシを悩ますものは数知れないけど
ああやっぱり幸せになりてぇなぁと
がらにもなく物思いにふけったりもする
・・さいきんのワタシである。
きょうだい星なんだそうだ。
私と東郷君の相性は。
夫婦としては相性は大して良くないのだけど、時に姉と弟、また時に 兄と妹のようになって支えあって助け合う星だって。
だから、最初に出会ってすぐ異性として惹かれあうことはないけど、 徐々にお互いのいいところを知り合って好意を持ち合うんだって。
うん。微妙によく当たっている。
確かに、普段は私がしっかりものの姉のようだし(学年は同じだけど、 ほぼ8ヶ月くらい私のほうが年上だし)、でもいざというときは 東郷君がぴしゃりと的確な判断を下してガイドしてくれる。
それはおかしいよ。なんでそういう風に思うんだ、と問いただしてくる。
・・たぶん、こういう人とは別れてもいい友達でいられるに違いない。
って、はっ!なんで私ってすぐ別れた後のこと想定しちゃうのだろう。
おっかしいーー。
・・ああだめだめ。
ここも私の良くないところって言われたことがある。
すぐ“どうせ一人でなんとかなる。一人のほうがマシ”と考えてしまうところ。
でも、未だに心のどこかで“男は信用ならない。最後に頼れるのは 自分だけ。いざとなったら自分でどうにでも生きていける”と 考えているのは確か。
・・だって実際そうだし。
東郷君と付き合うことは、共依存症からの回復の兆しのような気がする。
もしくは、共依存症のリハビリ。
・・私が物心ついた時から苦しんできた、共依存症。
つくしてもつくしても報われない関係に、異常なまでに執着していた昔。 苦しむこと、耐えること、報われないことが自分の宿命だと思っていた昔。 自分は無条件で愛され、受け入れられ、大切にされるには値しない人間だと 思っていた昔。 あえて問題を抱えた人を選び、必要とされるように仕向け、相手からコント ロールされるふりして関係をコントロールし、そこに自分の存在意義を 見出していた昔。 相手をサボタージュして、気が付くと被害者を演じ、そんな自分に酔い しれていた昔・・。
これらは全て、もうどうでもいいことなのだ。
東郷君を前にしたら、本当に取るに足らないこと。
それでも私は、どこかまだインセキュリティの塊で、まだ怖くて不安で いつも東郷君を試すようなことを聞いてしまう。 以前、元彼のNくんにもM氏にも同じことをしてよく顔をしかめられたものだ。
だから私は、前もって東郷君には断りをいれておいたのだ。 東郷君のことをあえて試すようなことをいっちゃうけど、 あまり気にしないでね。普通の女の子以上に何度も執拗に 試そうとするから。がんばって直そうとは思っているけど、これはもう どうにもならないから・・、と。
でも、これはもう彼には必要ないことになのかもしれない。
・・おととい仕事帰りに東郷君と餃子を食べていた途中、ついまた悪い癖が出た。
ねえ東郷君。100%中でいったら、どのくらい私のこと好き。
170%。
なんだよ、100%超えてるじゃん。
だって上限ないから。愛してるよ。
どのくらい?
この先の俺の人生全部捧げるくらい。
・・餃子を食べていた口がふさがらなかった。(汚い)
いくら恋愛初期でも、いくらなんとかは盲目でも、こんな こっぱずかしくて無防備なことたんたんと言う人いるんだ・・。
というか、きっといかに愚問かを私に気づかせようとして あえてバカップルを演じてくれたに違いない。馬鹿みたいだな、私。
そしたら、なんかもういいや、と思えるようになった。
確認作業なんていらない。この先、浮気や裏切りがあっても、 嘘があってもいいや。別れることになってもいい。私はきっと大丈夫。
コントロールするのは、もうやめよう。
それよりも、今を信じて自分のセキュリティを築くのだ。
確認作業やコントロールをしてもしなくても だめになるときはだめになる。
いいのよ、それで。
関係ないけど、昨日は私が留学中に友達になって、今日本に留学中の ジェームスと、オフィスにバイトで来てくれてる大学生の女の子と 3人で仕事の合間にランチをした。
なーんか、妙におばさん、たのしかったわ。(>って誰がおばさんよっ。)
今度、ジェームスとその女の子と私と東郷くんで あの南部料理のお店に行こうと思う。
なんか妙な組み合わせだけど、きっと楽しいにちがいない。
よくわからないけど
・・きっと楽しいに決まってる。
ここのところ毎日電話で話している。
ああどうしよう。こんなはずじゃなかったのに。
どんどん好きになっている。
隠しようがなくなって、
隠す必要もなくって、
どうしようもなくなって、
もう素直に言っている。
正直にお互いに好きだ好きだと言い合ってる。
ああ馬鹿だわ。
冷めるものなら
とっとと冷めてしまえ。
・・今日は仕事でキャンプ場の下見に行ってきた。
関東地方は日中は曇りだったのに、
下見に行った県では思いっきり雨に降られた。
こんな幸せすぎる私に
・・もっと罰を与えてください。
今日は東郷くんとお台場デート。
吸い込まれるような青い空が広がる昼下がり。
ナチュラルビューティベーシックで、濃紺のとっても素敵なパンツスーツを発見。 試着をしたらあまりにもぴったりだったので買ってしまった。
で、スーツを買ったらくじ引きキャンペーンをやっていて、 5分間の頭のマッサージ券や旅行の割引券が当たる。
もちろん、東郷くんを待たせてマッサージを受ける私。
うん、血の巡りがよくなった感じ。
ミルクシェイクを飲んだり、かわいい雑貨を見たり、 帽子をかぶって、“似合う?”と振り向いたら、“似合わない”と 即答され、鏡を見たら本当に似合わなくて妙に納得したり、 す昆布を買ったり、ふつーにデートを楽しんだ。
本当に何年ぶりだろう。こんなに楽しいデートは。
つらい苦しい思いばっかりだった過去は一体なんだったんだろう。
冷たくあしらわれ、無視され、無下に扱われ、それでも自分が悪いんだ、 そういうものだと無理に自分を納得させていた昔の自分は
・・一体なんだったんだろう。
夜は、東郷くんのお薦めのお店に連れて行ってもらう。
小さなカウンターのお店で予約オンリーだから、 店についてみるも表には“クローズ”の看板が。
中に入ったら、とってもアットホームなかんじのこじんまりとした イタリアンレストランで、席はほぼ満席状態。
メニューはほとんどオリジナルで、なんでもとんねるずの貴さんも よく足を運ぶくらい通好みのお店なんだとか。
料理もどこかしら一風変わっていて、おいしかったなぁ、本当。
その後は、夕涼みがてらに駅ひとつ分歩き、別れる。
“早く、体調戻してね”
と東郷くん。
“・・好きだから。”
こういうことだったのか。
・・誰かに大切にされるっていうことは。
別れたばかりだというのに、
もう会いたくなっている自分に気づく。
・・穏やかだけど
取り立ててドラマもスリルもないけれど
じんわりとしあわせをかみ締めてしまう今日この頃。
いやあ昨日はもう最悪だったわ。
何がってもう、あれよ、あれ。
大きな声じゃいえないけど
・・ぼうこうえん。
そう。
ひさしく忘れていた、膀胱炎がパワーアップしてかえってきたっ!!
っていうか、昨日のはマジでやばかった。
会議中だったんだけど、もう冷や汗タラタラで座ってるのもやっと ってくらいのつらさと痛さで、さすがに休憩時間中に上司に相談して 医者に行かせてもらった。。
そしたら、検査した医者もあきれ果てるくらい酷い状態だった。
“よくこんな酷くなるまで我慢してたね。子ども産めなくなるよ・・。”
膀胱炎にもいろいろなランクがあるらしいんだけど、私のは一番酷かったって。 確かに血尿が出てたときは本当に失神するかと思った。
っていうか過去にも何回かなったことあったけど、こんなにひどい 痛みと不快感は初めて。あまりの痛さにトイレに行くのが怖かったくらい。
・・ってここで引き気味のあなたっ。
私もおとといまではそうだったけど、明日はわが身と思って 最後まで読んでね。
で、結局、おしりに筋肉注射を受けて、薬を3種類貰って帰る。
注射を受けた方のおしりをさすりながら。。
い、ィたい・・。(涙)
でさ、落ち着いてからいろいろと原因について考えたわけよ。
まずは疲労による抵抗力と体力の低下。 これはまちがいない。
そして。 そして・・。
やっぱり考えられるとしたらアレしかない、アレしか。
だからいったのにっっ!
さすがに仕事中にメールで書くのは憚れたので、病院に行って筋肉注射受け 薬飲んだらだいぶ良くなったけど、死ぬ思いをした、という事実だけ 東郷君に送信。 ↓ 焦る東郷。 ↓ 詳細は後で電話するから。 ↓ さらに焦る東郷。 ↓ 生死には関わらないけど、あんたには関わるから。 ↓ やっぱり焦る東郷。“もう一人の体じゃないんだから、体を大切にしてくれよ。 ああ心配だ。” ↓ なんていってやろうかしら。 ↓ 心配で仕事が手につかない、と早めに仕事を切り上げる東郷。 ↓ ああお尻が痛い。。でもこれは言わなきゃ。
言ってやらなくちゃ。
というわけで、言いました。 言ってやりました。
百年の恋も冷める覚悟だったけど、こっちも痛いし、2度とこんな思いは したくない、という思いが強くて、まあ膀胱炎で冷める程度なら とっとと別れてやるって勢いで話をした。
彼、最初は半分びっくり半分ほっとしたような感じだった。
っていうかね、確かに疲れが溜まってて免疫力が低下していたことも 大きいけど、あんたがねあーでこーであーでこーだったじゃないって言ったら、 まじめな彼は“うんそうだね。本当ごめんね”とうなだれてしまった。
その後もメールで、かなり責任感じてるような詫びのメールが 何通も入っていた。
・・っておいおい。ごめんね。 何も彼が全ての責任ってわけじゃなかったのに。。
きっと生真面目な彼のことだから、少し尾を引きそうだよな、と思ったら 案の定今日はちょっと遠慮がちだった。
心配してくれるのはわかるけど、かなり遠慮がち。
ああめんどくさい・・。書いてて面倒くさいもん。
ああやだやだ。なんでこう膀胱炎なんてかかるのかしら。
どうしてこう小説や月9ドラマみたいにきれーにいかないのかしら。 なんで付き合い当初の初々しいカップルが、膀胱炎ごときで 苦悩に顔を歪ませないといけないわけ。
まあこれが現実なんだけど・・。
まあいまさら中学からの同級生に隠すこともないしね。
でもいきなり膀胱炎はびっくりするよなぁ。っていうかなった本人は いいけど、聞いてる人はたまらんよなぁ。
ああごめんね東郷くん。
でもね、マジでひと言何か言ってやりたいくらい 死ぬかと思うくらい辛かったの。
ああいまいましい膀胱炎。
私の恋路を阻むにくき膀胱炎・・。
それでもなんでも、とにかくまずは
彼の100年の恋も冷める頃には、
きれいに完治していることを願いたい。
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