ぼくのハコはいっぱいで

きみのかなしみがはいらない




背中にぼくのハコ



きみ　をだっこ




ほら、


ほら　もういっぱい




え？ぼくのハコ？


だめ、だめ。


捨てられない。



ぼくの幸せがいっぱい詰まってる


ぼくのカコは幸せで

かなしいことは　あんまりなかった。


きみ　のように

きみ　みたいに


あったらいいなと　希望を　探したこともないし

こうしてたらなと　過去を　いじったこともない


ぼくの　きもちに

ぼくの　ことばに


きみは　ウソウソと

泣くけれど


ぼくには　きみの

涙がウソウソに見える




本当は笑いたいの。


ウソウソ

ウソウソ






とにかく。







ぼくのハコはいっぱいだから

きみのかなしみ　はいらない




でも　　だっこ　　ね？




ずっと　だっこしてあげる。



ウソウソ

ウソウソ

よしよし




よし、よし。