ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

there - 2009年06月29日(月)

「剱岳 点の記」を見て来た。
映画そのものの感想は「覚え書き」に書いたけれど、
そういう純粋な映画感想とは別に、ふと浮かんだ事があった。
映画終盤、浅野忠信が演じる柴崎芳太郎のモノローグで
『何ものにもとらわれず、何ものにもおそれず心のままに』
という言葉があった。
YOSHII LOVINSONの2ndアルバム「WHITE ROOM」の
最終曲「WHAT TIME」を連想した。
この映画は、明治末期に日本地図の空白地帯「剱岳」に
三角点を設置し測量しようと命を賭ける男達を描いているのだけれど、
この地図を作るという意義・・・
地図とは人間の思い浮かべる地理的空間のイメージを具体化するという
その事を考えて、私は、 brainchild’s の3rdシングル「there」を
思い浮かべた。
“wanna be there”“あるべき処で あるべき姿で”
先ほど更新されたモバ公式「吉井和哉への質問コーナー」で
『ZEPPで「発光」をやります』の文字を目にして、
ズドーンとまた落ち込んで仕舞ったけれど、
もうそういうのに心乱されているようでは、イケナイね。
私の目指すものは何だろう。
“夢に向かって 気休めだって いいじゃない
心の赴くままで いいじゃない このまま走れ黙って”





ROCKIN’ON JAPAN 2009年 07月号 - 2009年06月22日(月)

『吉井和哉、宇宙へ出発!』と題された
「TOUR2009 宇宙一周旅行」6/4福岡初日完全密着&インタヴューだ。
「流石、井上貴子さん!」と思わず快哉を叫ぶほど
爽快・痛快なライブレポ、そしてインタヴューだった。
JAPANで真っ先にTHE YELLOW MONKEYに目を付けて下さって、
その後もずーっと身近で見守り続けて来られた方であることは勿論、
この方の視点・言葉遣いがいちいち私のツボにジャストミート!なのだ(笑)
LIVEフォトも艶めかしくて最高だ。
初演2日後インタヴューがもう本当に痒い所に手が届く様な
ありがたい代物だった。
物凄く満足のいくLIVEだったと感じていた「びわ湖ホールLIVE」
だったけれども、おぼろげにしか理解できていなかった
『宇宙一周旅行』の意味がようやく判ったから。
吉井和哉という人の内なる宇宙だったんだね。
『ノーパン』『20GO』『TALI』
そして『恋の花オリジナルバージョン』!
「at The BLACK HOLE」の頃に出来た曲が今ここで形に為り、
この音で、今の吉井和哉が演じると、
ここまで凄いモノに為るのか!という事を
まざまざと思い知らされた。
「『その角で私を捨てたでしょ!刺して!』みたいな。」だなんてなあ。
やっぱり吉井和哉は、空恐ろしい“生き物”だわ(笑)
吉田佳史さんが仰ったという
『気を抜くと、宇宙服着たまんま闇に葬られる』っていう
表現が非常に良く判ります♪
『現実と宇宙のコントラスト』
『樹海でけっこう!』
こういうフレーズが出て来るから
吉井和哉からは、一生離れられないんだよね。(笑)

吉井和哉の記事以外で、今号一番印象的だったのは、
「激刊!山崎」の
『ロックは人がきちんと孤独になるための音楽で、
自分自身と向き合うための音楽ですそして、自分自身と
本当に向かい合うことで他者の存在を本当に理解するための
音楽です。』
という箇所だった。
自分自身がどう感じるか、そして他者とどうコミュニケートしていくか、
どう生きていくか、そういう根本的な事を、音楽にどう触れ、
どう感じ取るかによって新しく向き合っていけるように、
何だか凄く励ましを貰った気分になれた。
“OPEN YOUR MIND トブヨウニ”




6/19吉井和哉 『TOUR2009 宇宙一周旅行』びわ湖ホール - 2009年06月20日(土)

吉井和哉 『TOUR2009 宇宙一周旅行』、限定ライブ「さんじとおまつ」、
そして追加公演ZEPPツアーの中で、私が唯一参加出来るライブだった。
ZEPPツアーは日程の兼ね合いがどうしてもつかずに申し込みを見送り、
限定ライブ当選を祈り続けていたけれど落選で、
正直びわ湖ライブ前夜は、自分でも想像以上に落ち込んでいた。
それでもBBSで教えて下さった吉田秀雄さんの
「琵琶湖ホール限定Tシャツ」の話題に元気を貰って、
遠路はるばる琵琶湖に駆けつけて本当に良かった。
吉井和哉(YOSHII LOVINSON含む)のライブに通うようになって、
3本の指に入るぐらいのライブだったと思う。
「39108」の福岡初日・・・
これは、セットリストも吉井和哉のパフォーマンスも
華やかで煌びやかで楽しいライブだった。
「2005年6月4日新潟フェイズ初日」・・・
待ちに待った吉井和哉ソロ(YOSHII LOVINSON)ライブステージが
初披露された日の興奮と衝撃。
そして昨日びわ湖ホール大ホールでの『TOUR2009 宇宙一周旅行』ライブ、
もしかしたらこのライブが一番に来るのじゃないかと思う。
私にとっては唯一体験出来る機会だから、思い入れが大きいという要素が
あるのかとも思う。
けれどそれだけじゃない大きなパワーがあったと思う。
とても見易いホールだった。
そして宗さんが作りだして下さる音、それに応えて響き渡るホールの力、
滋賀・京都・大阪・近畿地方はゆうに及ばず全国から駆け付けたファンの
思い、にんにく注射で気合い充分に望んだ吉井和哉の意気込み、
吉井和哉をサポートするメンバー達、
全てが合わさって作り上げたライブの力に圧倒された。
大仰なステージセットはない。
白いマネキンが二体。
スクリーンは、要所要所に映し出される割合シンプルな映像だ。
けれど「ノーパン」が奏でられ始めるや否や
吉井和哉が発する凄まじいオーラが会場全体を掌握していくのを感じた。
「フロリダ」
ノリの良い曲で楽しい。
けれどライブ後に友人とも話したけれど、
この曲がもうちょっと中盤で観客の温度があったまった頃に出て来たなら
もっともっと盛り上がったかも知れない。
ちょっと勿体ないなあという気もした。
「Biri」
「HOLD ME TIGHT」の流れが気持ち良い。
MCを挟んで「ウォーキングマン」。
「VOLT」発売当時から大好きな曲だったけれど、
ライブで更にゾクゾクするぐらい格好良い曲に為っていた。
「ヘヴンリー」吉井和哉は、歌が上手くなったなあという事を感じていた。
そして「ピカチュウ」を弄りつつの「20GO」。
アブナイ感じが非常に良い。
久しぶりに演奏された「MUDDY WATER」が楽しい。
バーニーを紫のロープで縛り、マッサージ機で弄ぶ吉井のSっぷりに
大いに笑わせて貰った。
それにしてもあの「たて笛」はどういう意味があるのだろう。謎なおひとだ。
続いてイントロが響き始めた「ROCK STAR」は、本当に自然で、
いつもだったら「THE YELLOW MONKEYの曲!これを演っちゃうのか!?」とか何とか
余計な事を考えてしまうのだけれど、今回はそんな事を思うこと無く、
無条件で身体が反応して、ただただ踊り出していた。
『THE YELLOW MONKEYだと盛り上がるんじゃないか〜』等と
ちょっとぼやいてみせていたけれど、
吉井和哉自身もう「THE YELLOW MONKEY」曲もソロ曲も
自分の身体のうちに取り込んでいるのじゃないのかな。
LIVE終了後に振り返って、しみじみとその事が嬉しく思った。
「SNOW」沁みた。
「シュレッダー」凄味が増していた。
「ONE DAY」・・・「VOLT」発売時は、ちょっと“愛想むない曲だ”などと
思っていたのだけれど、何度も聴くうちに、
そしてLIVEで演じられる場を体感して、
この曲の大きさを改めて感じた。
期待していた「恋の花(オリジナル ver.)」は、想像以上の威力だった。
言葉もメロディも刺さる刺さる。
後半のエモーショナルなうねりに身体が震えた。
「ルビー」艶っぽい、まさしく「ロビン!」と呼びたくなるような
吉井和哉だった。ウェーブの掛った金髪に赤いシャツ姿は、97年当時の
「両性具有」っぽさが色濃い妖艶さが匂い立つようで、ときめいた。
「TALI」は、改めて良い曲だ。この曲の力も大きいよね。
「トブヨウニ」この曲が好きだ。発売から何年か経って
今また更にこの曲の説得力が増したように思う。
「ビルマニア」力強い。
アンコール1曲目の「PHOENIX」・・・
この曲のイントロが鳴り出した瞬間壊れた。
新潟フェイズ初日のあの熱狂と興奮が蘇るのだ。
「WEEKENDER」気持ち良い。
「Shine and Eternity」幸せのパワーが会場全体を包み込んでいくのが
本当に心地良くて堪らない。
淳悟さんの紹介「スーパーブロッコリー」がツボだった。
「またチャンダラ」
“無事地球に帰還出来て良かったなあ”とホッとさせてくれるような
癒しの曲だ。終わって仕舞うのが淋しくて一生懸命拍手し続けていたら、
もう一度ステージに帰って来てくれた。
願っていたあの「ES-355」を抱えて。
「琵琶湖ホテル紅葉」とやらの演歌調のCM曲を何度も何度も繰り返して
テレ隠ししている姿が非常に可愛ゆかった(笑)
ようやく奏で始めたのは、「JAM」。
終わった後でやっと気付いたけれど、
私が「生JAM」を聴いたのは、2004年12月26日東京ドームで
最後に演奏されたあの「JAM」以来だった。
「39108武道館」最終日のはTVで見ていたのだった。
あの頃に比べたら、吉井和哉のギターは格段に上手く為った。
相当練習を積んだのだろう。
そしてこの「ES-355」は惚れ惚れする位に良い音を奏でていた。
もっともっとギターを愛してあげて下さい。
ギターはきっとあなたの愛に応えてくれます。

本当に凄く良いライブだった。
特に吉田佳史さんのドラムが良かった。
今までの日本人ドラマーの中では、一番好きかも。
顔弾きを魅せてくれるバーニーもぴょんぴょん跳ねるジュリアンも
きっちり締めてくれる淳悟さんも繊細な音を出してくれる鶴谷さんも
みんな良かった。
気に為っていたコーラス隊でノリの良い動きをしてくれる健さんも
静かなSNOWさんも良かった。
これから最終日「代々木」まで、まだまだどんどん進歩して行くのだろうね。
そして追加ZEPP公演のラストでは、
どれだけ凄いところまで到達しているのだろうか。
この目で見られないことが残念だけれど、
どうぞ最後までお身体気を付けて頑張って下さい。
応援してます!


6/19 びわ湖ホール セットリスト
1 ノーパン
2 フロリダ
3 Biri
4 HOLD ME TIGHT
5 ウォーキングマン
6 ヘヴンリー
7 20 GO
8 魔法使いジェニー
9 MUDDY WATER
10 ROCK STAR
11 SNOW
12 シュレッダー
13 ONE DAY

14 恋の花(オリジナル ver.)
15 ルビー
16 TALI
17 トブヨウニ
18 ビルマニア

アンコール1
19 PHOENIX
20 WEEKENDER
21 Shine and Eternity
(メンバー紹介)
22 またチャンダラ

アンコール2
  琵琶湖温泉ホテル紅葉 CMソング
“びわこおん〜せ〜ん ホテルこ〜よ〜”結構上手かった♪http://www.youtube.com/watch?v=3ZinR3-tFA4
23 JAM






「宇宙一周旅行」特設ページ - 2009年06月04日(木)

「宇宙一周旅行」特設コーナーがオープンした。
吉井和哉がこのツアーで披露すると予告している
at The BLACK HOLE時の歌詞「恋の花」が
掲載された。
これが想像以上に凄い!
刺さる。抉られる。
これこそ正に「BLACK HOLE」という代物だ。
「39108」ツアーでギター一本で歌われた「恋の花」も
瑞々しくひたむきな恋の可憐さが胸に響く佳曲だと思ったが
オリジナルヴァージョンのアレンジはまだ未体験だけれど、
このオリジナル歌詞で歌われる「恋の花」の威力は、
さぞ凄まじかろうと思う。
「吉井和哉VOLTレアCD」ジャケットの黒花面、
艶やかな薄紅色の花面、表裏一体の貌を持つ花の歌だ。
ひりひりする傷みと切なさを耐え抜くと
やがて得も言われぬ陶酔と快感に変わって行くような
そんな妖しさを感じた。
早くこの身で味わいたい!
「at The BLACK HOLE」の頃には、世に出せなかった
このオリジナルの「恋の花」を幾つかの年を重ねて、
今、LIVEステージで演ろうと思えるように為ったという、
その事そのものに大きな意味があるのだと思った。
吉井和哉という表現者は、「at The BLACK HOLE」や
「WHITE ROOM」というYOSHII LOVINSON期の煩悶や
試行錯誤もみんな呑みこんで、「39108」
「Hummingbird in Forest of Space」で
人生の転換期を迎え、天命を知り、
新開地を目指して「VOLT」という傑作を生み出した。
偉そうに聞こえるかもしれないけれど
大きな人になったんだなあと感じた。
頼もしく誇らしい!

『限定です』と言って画像をUPしてくれたのは、
ネックレスとピアスのセットだろうか。
もうちょっとちゃんとデザインを見せてくれればいいのに。
私、「限定」っていう言葉に弱いんだよね。
おこづかい多めに持っていかなくちゃ♪




長期会員限定ライヴ決定!! - 2009年06月01日(月)

7月7日(火)新木場STUDIO COAST
吉井和哉オフィシャルモバイルサイト長期会員限定ライヴ
「さんじとおまつ」開催決定!
1、2階合わせて2402名?
会員限定LIVEは、10月8日お誕生日近辺だと思っていた。
名称も「SOUP OF THE DAY」「温野菜」と来たから
今度は、「魚料理」?かと思ってたし。
「三時のおやつ」に掛けてるんだろうか?(笑)
「三時のおやつ」だけじゃ、どうもひねりが足らない、なんて
考えてたらば、BBSで素晴らしい回答を寄せて下さった。
すなわち、

さんじのおやつ→さんじとおまつ
 =「の」が「と」になり「や」が「ま」になる
つまり・・・あとは「のとなれ、やまとなれ」
「後は野となれ山となれ」→本当に何でもあり!

きっとこれですよね!?
流石です!


それにしても「宇宙一周旅行ツアー」中に限定LIVEを
入れて来るなんて驚いた。
モバイル会員30000名の中で長期会員数は、どれ位なのだろう。
今回は、1会員につき1枚の申し込み、
入場時、チケット 当選者のみDL可能な待ち受け画像・
入金時の証明書(レシート)が必要なのだそうだ。
厳重だね。これで転売ヤー対策も安心だ。
けれどまずチケットを獲るのは、本当に難しそうだ。
とにかくチケットを申し込もう。
その後の事は、当たってから考えよう。
それにしても「東京」の人は、良いなあ。
「東京」で私がイメージするのは、
マイペースの「東京」だ。
いつもいつでも 夢と希望をもって
君は東京で  生きて来ました
東京へは  もう何度も行きましたね
君の住む  美し都
東京へは  もう何度も行きましたね
君が咲く  花の都
吉井さんの今月のコラムは、「無いものねだり」がテーマだったけれど、
私の場合は「東京で暮す」という事だ。
『あるがままに、何も欲しがらずに生きられたら
どれほど幸せか』
何も望まず焦がれる程の欲求を感じることも無い生活では、
生きている実感も震える程の興奮も知る事は、無いのだろう。
吉井和哉のお陰で『不自由と嘆く自由』が私にはある。
幸いなことだ!





My追加

 

 

 

 

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溶けた砂
時の谷間