ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

bridge WINTER2009 - 2009年01月31日(土)

渋谷陽一氏が今まで私が抱き続けて来た疑問を
全て解き明かして下さった!
98年春アルバム「PUNCH DRUNKARD」発売時インタヴューで
初めて感じた吉井和哉の孤独と苦悩の翳というものが
一体何だったのか、その時はまだほんの僅かにしか
感じ取れていなかったものが実は、どれ程までに大きかったのかという事が
今更ながらに実感出来た。
『何故、吉井和哉は、海外でレコーディングしたがるのか』
『何故、アメリカ人と対等にバンドで遣りたいのか』
やはりあの97年の第一回フジロックだったのだね。
『THE YELLOW MONKEYというバンド名が象徴とするように
日本人であり、イミテ―ションとしてのロックをやっているのだという
潜在的な意識がフジロックで、吉井和哉のロックが否定されて仕舞った。
根拠を失って仕舞った。』
その衝撃の凄まじさは、どれ程のものだったろう。
そこから始まった吉井和哉の孤独な闘いの苛酷さを思うと
本当に胸が苦しく為る思いがする。
《偶然と才能で鳴っている》『吉井和哉のロック』を
《必然と自分自身の努力で鳴らすという方向に大転回を》
『ロックの神様に命じられた』!
正に青天の霹靂だったろうと思うし、当時の吉井和哉にとっては、
生きる根拠さえ失くしかねない恐怖だったろうと思う。
長かったですよねえ。
やっとこの『本来立つべきステージに』到達したのですねえ!
渋谷さんのこの言葉を目にして、涙して仕舞った(^_^;)
『吉井和哉がアメリカに行くのは、自分がロックをやっている根拠を
確認し、そして認めさせる為』なのね。
渋谷さんも仰っているけれど、本当に吉井和哉という人は、
『常に揺れ動いている』んだね。
『「ロックなんて歌謡曲さ」っていうのと、
「でも、でも俺のロックは本物だぜ!」っていうのの間で』
そして
『「誰よりも自分は本物だ」という自信と、
「でも違うんじゃないかという恐怖心」の両方に振れて行く』
天秤座だものね。振れてなんぼだもの。
触れ続けることでバランスを取る定めだもの。
山下達郎さんにデモテープを聴いて貰った時に、
『これ、アメリカ行ってレコーディングしなくていいよ。
このまま出せ!』って言われたという箇所が面白かった。
渋谷さんも仰ってるけれど、
『確認しに行ってるんだ。ジョシュに背中を叩いて貰いに行ってる』のだね。
まだもうちょっとそれが必要なのだろね。
また「脳梗塞か?」が始まったらマズイもの。
でもきっとそのうちジョシュに背中を叩いて貰わなくても
大丈夫に為る日が来ると思う♪
その日を楽しみにしてる。



『フジロックに限らずいろんな人への言葉は悪いけど
復讐はあるのかもしれない。ま、そんな歌詞ばっかりだから、次のアルバムは。』
という箇所に注目した。
復讐というよりは、決着を着けたかったのかなあと感じた。
『ブルースとサイケデリックの融合』とか、
ツアータイトルが『世界』から『宇宙一周旅行』へとスケールアップ
しているのだとか、物凄く煽り過ぎ過ぎだ!
早く聴かせて欲しい☆





「ビルマニア」発売と「VOLT」の意味 - 2009年01月28日(水)

シングル「ビルマニア」が発売された。
ジャケットの吉井和哉の目が「赤」だったことに驚いた。
都会に降り立った堕天使?(笑)
“「流れるままに」最後は絶対そうしよう”
ここに鉤括弧が付いていたんだねえ。
吉井和哉の曲中に鉤括弧の出てくる歌、好きだ。
伝えたいっていう想いの強さが響いてくる。
レコーディング中にも報告してくれていたけれど、
「ビルマニア」も「くちびるモーション」も
全部吉井和哉自らギターを弾いているんだね。
キーボードもパーカッションも。
偉そうな事を言うようだけれど、
凄くギター上手く為ったね。
もの凄く練習を積んだのだろう。
本当に格好イイし、こうやって理想に向かって
着実に積み上げていく姿勢が素晴らしいと思う。
「くちびるモーション」は、武道館で聴いて
痺れ捲ったけれど、CDとしても
想像以上に素敵な曲に為っていた。
PUFFYに曲提供した時には、曲も歌詞もカッコウイイし
PUFFYも可愛いんだけれども、何かもうひとつ
物足らない感じがしていたけれど、吉井和哉版は、
「流石、女歌を歌わせたらこの人の右に出るロッカーは居ないだろ」
と再確認させられた。
小悪魔的なエロ可愛さ&刺激的なROCKの香りがジンジン伝わってくる。
「くちびるモーション」もPV作って、両A面扱いくらいに
大々的に宣伝すれば良いのに。勿体ない♪


この「ビルマニア」「くちびるモーション」と
「吉井武道館」で演奏された「SNOW」をヘビーローテーションで
聴いている。
何故こんなにまでビリビリッと心震わせられるのだろうなあと
考えていて、ふと、新アルバム「VOLT」の意味に
繋がったように感じた。
私達の感情は、瞬間的な微弱電流として脳内に発生するのものだ。
外界の刺激=何かを見たり、聴いたり、触れたり、匂いを嗅いだり、
それらを受け取った瞬間、私達の脳内に
微弱電流として脳内を駆け巡るのだという。
電流を感情と言い換えるならば、
電気抵抗は、感情の流れ難さ(心の透明度、ピュアさ)
電圧は、「心的ヴィジョン」この世の出来事(私達が体感する様々な事象)と
表して良いのではなかろうか。
「VOLT」は、電圧の単位だから、簡単に言ってしまえば
「いかにビリビリ感じられるか」という事では?と私は感じた。
オームの法則
電圧 E=電流 I×電気抵抗 R にあてはめれば、

私達が受け取る
「心的ヴィジョン」=「感情」×「心の透明度・不純さ」と
言えるのじゃなかろうか。
「心的ヴィジョン」が大きければ良いってものじゃないのよ。
だってそれは、自分の心を映し出す鏡のようなものだから。
汚れて荒んだ電気抵抗 Rの心が感情を増幅させて、
きっと「ほんとうの姿」とかけ離れていってしまう。
電気抵抗 Rを出来るだけ減らして生きたいなあ。
精神性を高く持ちたい。
アンテナの精度を高めて、豊かな心でありたい。
そしてビリビリ感じて、より美しくクリアな映像を
映し出して生きたい。
“ただ込み上げる正体”を見つけたい。










吉井和哉2009年ツアー決定! - 2009年01月27日(火)

吉井和哉2009年ツアー決定!

6/4(木)・5(金)  福岡サンパレス
6/7 (日)    宮崎市民文化ホール
6/10(水)    仙台サンプラザホール
6/12(金)    新潟県民会館
6/14(日)    広島ALSOKホール>
6/19(金)    びわ湖ホール 大ホール
6/23(火)    北海道厚生年金会館
6/25(木)・26(金)  名古屋センチュリーホール
6/28(日)   大阪城ホール
6/30(火)   松山市民会館大ホール
7/4 (土)   沖縄ミュージックタウン音市場
7/11(土)・12(日)国立代々木競技場第一体育館

《第一次先行受付》
2009年02月13日(金)12:00〜2009年02月23日(月)12:00
対象者:長期会員(2008年11月25日までに吉井和哉公式サイトに登録した会員)

《第二次先行受付》
2009年03月04日(水)12:00〜2009年03月09日(月)12:00
対象者:全会員(第一次先行予約でチケット落選した会員、期間内に登録した会員を含む)

もうちょっと細かく廻って下さるものと勝手に期待してたので
予想より短いツアーという事に驚いた。
「びわ湖ホール 大ホール 」が吉井さんらしい。
琵琶湖に呼ばれたんですね♪
ラストは、「国立代々木競技場第一体育館」なのかあ。
私は、どこへ行けるのだろう。
じっくり検討しなくちゃだな。
第一次先行受付が長期会員っていうのは、ありがたい。
ダフ屋や素人ダフ屋じゃない純粋に吉井和哉のライブを
待ち望んでいるファンの手元にチケットが届いて欲しい。
そして、気がかりだった
Single「ビルマニア」+New Album「VOLT」
連動応募抽選プレゼントキャンペーンは、
1,000名様にプレミアムCDをプレゼントします!だそうだ。
1,000名ねえ。
もし当たらなかったら相当凹みそうな数字じゃないかな。
もし私が運良く当選出来たら勿論オークションになど出さずに
希望者には聴かせてあげたいと思う。
もしどなたかCDを手にする事が出来る人がいらっしゃったら
どうか私にも聴かせて頂きたい。
お願いします




吉井和哉シングル・アルバム連動・抽選特典 - 2009年01月26日(月)

昨夜更新された「from YOSHII KAZUYA」は、
『現在シングル、アルバム連動特典の選曲中です。』
というものだった。
何のこと!?って思ったらば、
『今回の特典は、吉井和哉責任監修による
VOLT発売記念「スペシャルレアCD」』
なのだそうだ。
『「SNOW」の激渋アコースティックバージョンとか、
アルバム未収録の「東京」のデモとか、
吉井武道館のライブ音源とか・・・
なんと二枚組予定』!
『痺れ死ぬ内容にするつもり』
『太っ腹にも程がある内容です』

ご本人仰っているが、レアにも程があるわ!
これを目にした瞬間、
「凄いーー!」と声に出たけれど、
これって抽選で一体何名様に当たるものなのだろう?
一番最初に「ビルマニア」初回盤に連動・抽選特典応募券封入と
知らされた時、6月開始予定のアルバムツアー前の
限定LIVEご招待だったら良いな、とか、
以前やったみたいなバックステージご招待、
あるいは限定グッズプレゼントとか、そういうものを
想像していた。
こんなにレアな音源が特典に出るなどとは、思ってもみなかった。
「限定LIVEご招待」も「バックステージご招待」も
レア物・私物プレゼントも、もし私が当たらないとしても、
羨ましいとは思うだろうけれども、
物質的&状況的に限度があるものだから
諦めもつくと思う。
けれど、こんなファンなら喉から手が出る程のレアな音源は、
諦めるのは滅茶苦茶辛いだろうな。
全員にプレゼントして欲しいとは言えない。
だから連動特典として「完全受注生産CD申込権利」とかにして
購入させて欲しい。
或いは、iTunesやネット配信で購入出来るようにして欲しい。
吉井さんは、ハードスケジュールの中、
ファンの為に選曲を頑張ってくれているのにねえ。
どんどん「欲望」が膨らんじゃって、
モバBBSにも色んな声が殺到して戸惑ってらっしゃるかもしれないねえ。
申し訳ないなとも思うけれど、ファンの気持は、抑え切れないのよ。
ミドリカワ書房の「誰よりもあなたを」というPVを思い浮かべた。
可愛い女の子が男の子に恋をして、
“誰よりもあなたを愛してるの、あなたのことみんな知ってるの”と
明るい曲調でPVもカラッと可愛いんだけども、
実はストーカーっていう怖〜い歌なのだ。
「誰よりもあなたを」という言葉は、本当は物凄く恐ろしい言葉なのだと思う。
「追憶のマーメイド」にも
“「ねえ、あたしは誰よりもあなたを愛してる」と
僕より残酷な歌を歌う”
というフレーズがあったね。

“ああ それでもなお 生命(いのち)かけて
 誰よりも誰よりも 君を愛す
 あなたがなければ 生きてはゆけない
 あなたがあるから 明日も生きられる
 ああ いく歳月  変わることなく
 誰よりも誰よりも 君を愛す”
「誰よりも 君を愛す」
作詞:川内康範、作曲:吉田正、唄:松尾和子・和田弘とマヒナスターズ
「生命かけて」と誓う程ギリギリな、そういう言葉だ。
あなたのことなら何だって知っていたい。
あなたのことをより深く理解したい。
誰よりも早くより深く。
「執愛」に堕ちてしまう。
私は、踏み留まれているだろうか。





SNOW - 2009年01月23日(金)

12月28日武道館で、吉井和哉は、
『永遠に続く 人間の出逢いと別れを・・・』と言って
この曲を歌い出した。

吉井和哉は、“君との願い”を“ひらひら はらはら”降り積もる“雪”にたとえる。
“銀色に輝いて”
“雪が口に入るからね”
歌詞も曲調も堪らない程切なく、どこか懐かしさも覚えて、
忘れられない曲に為った。
雪は、確かに冷たいのだけれど、音も何もかも消し去ってしまうような、
全てを包み込むような、そういう力もある。
この歌の主人公は、(「CUT」を読むまでは、吉井和哉自身だと思っていたが、
新アルバム「VOLT」は、フィクションだということなので)
前世の記憶を持ったまま輪廻転生を繰り返しているのかな。
転生する毎に記憶がリセットされて仕舞う最愛の人と本当に結ばれる為に。
だから“今度はもっと急いで 君を探すからね”なのだろうか。
最初、ロマンティックの極みだと思った。
けれど、ロマンティックという言葉では、捉え切れないと気付いた。
切なさの“涯(はて)”にある世界だと感じた。
私の大好きなTHE YELLOW MONKEYの「遥かな世界」や
「エデンの夜に」とは、また違った世界だ。
人の魂が還るところは何処だろうね。
永遠の幸せなどというものを私は、信じていないけれど、
出来るものなら、愛する人の傍で最期の眠りに就きたいと私は、願う。





この街の緑は キレイだね♪ - 2009年01月22日(木)

この街の緑は キレイだね♪
『皆さんの沢山の出会いを読ませていただき
言葉では表現できない気持ちになりました。

忘れていたことも沢山思い出しました。

皆さんの大事な人生の側に
吉井和哉をおいていただき幸せです。』



最近ホントに涙もろく為っちゃっているので、
今日のこの吉井和哉のコメントには、
泣かされて仕舞った。
緑色の葉っぱを茂らせたこんもりとした
背の低い木と、葉を全部落として枝だけに為った
ひょろっと細長い木、そして背後のビルに囲まれた
空が映し出された画像がUPされていた。
“この街の緑は キレイだね
 そばには いつもいた

 空見合った 空見合った
 心で話したくて”

このメロディーを口ずさんでいた。
私の人生の中で決して短くはない時間を
吉井和哉の作り出した音楽達と共に
歩んで来たのだなあ。

あなたと同じ時代に生きて、
あなたの音楽に出会えて、
あなたという人を知れて、
私の人生は、より豊かなものになりました。
あなたのファンになれて幸せです。
ありがとうございます!




太陽が燃えている - 2009年01月21日(水)

昨夜の吉井和哉からのアンケート
「皆さんが吉井和哉を知ったのはいつで、
どう思いましたか?」
モバイルに書きこんで来たのは、
『「太陽が燃えている」PVが出逢いでした。
力強く爽やかそうに見えて、でも
それだけじゃ済ませられないひたむきさ&
切なさに心奪われました!
最後の場面がオフィーリアとしか見えず、
こんなに危ない人は唯一無二と確信しちゃって
現在に至ります。』。
頑張って短く纏めたけれど、
こんなのじゃ全然言い足りないので、
ここで補足しちゃおう。
スペースシャワーTVの音楽番組で流れた
あのPVは、正に衝撃だった。
緑の庭の中でくねくねと歌う赤いシャツの長身の男!
“あざやかな恋をして”
文字通り、鮮やかさが際立っていた。
“太陽が燃えている ギラギラと燃えている”という
シンプルでストレートな言葉だけれど
“胸の真ん中を刺激する 熱い思いに包まれて”、
“世界の果てに花束を”
愛することの力の強さ、生きる喜び、熱い血潮、
エネルギーの輝きを感じさせてくれる。
“生まれ変わってもまた会おう 同じ場所でまた会おう”
永遠の愛を願う祈りの歌だと思う。
この歌が私のTHE YELLOW MONKEYラヴァーになる
原点の歌なのだ。宝物だ!
PVラストの場面の画像を載せて置こう。
まず




オフィーリアでしょ?(笑)





ROCKIN’ON JAPANとCUT - 2009年01月20日(火)

まず12月25日大阪城ホール・ライブレポート&
シングル「ビルマニア」インタヴュー掲載の
ROCKIN’ON JAPAN2月号を読んだ。
見開きページで、赤い照明を浴び少し首を傾げながら
ギターを奏でている吉井和哉のエロ格好良さに痺れた。
この汗に濡れた前髪の乱れ具合、
伏せられた瞼の妖しい色味と翳、
口元と首筋に刻まれた幾つかのライン、
フレットを押さえる左手と弦を弾く右手指の艶めかしさ!
続いてハンドマイクを持つ右手指、そして肘に添えられた左手指の
色っぽさ、この何とも言えない目の力!
井上貴子さんが臨場感溢れる大阪城ホールライブレポを
書いて下さっている。物凄く共感出来るレポだ。
けれど、この何枚かのMICTH IKEDA氏撮影のフォトが
雄弁にこのLIVEの凄さを物語っていると感じた。
JAPAN次号掲載予定の山崎洋一郎氏による
新アルバム「VOLT」インタヴューから、シングル「ビルマニア」
のみ抜粋掲載されている。
『吉井和哉のロックシングルを作りたかった』という言葉が
印象的だった。
吉井和哉にとって山崎氏いうところの『ギラついた部分、メタリックな』
モノを表現すると、こうなるのか!?と。
『2曲目から全く別物になる』というのが非常に興味深い。
アルバムへの期待がはち切れそうだ。
《CUT2月号》
黄緑色蛍光カラーのパーカー姿の吉井和哉は、
今まで見た事が無いくらい男くさく精悍な顔つきだった。
眼尻に指を当てて吊り目がちに見えている写真も
煙草を持つ手を頬に添えてこちらを見遣る写真も
ドキッとする程、格好イイ。
インタヴュー内容もとても落ち着いた力強いものだった。
『匂いで曲を聴かせることができる歳になっていた』という
言葉が印象的だった。
匂いか。「ビルマニア」の匂いを私は、感じ取れているのかな。
『「Hummingbird〜」」までは自伝みたいなところがあった。
(ドキュメンタリーだった。)
「VOLT」は結構小説っぽい。人のために書いてる曲が多い。』
これが衝撃だった。
吉井和哉は、これまでずっと自分自身を曝け出して歌って来た、
そうでなくては歌えない人だと思っていたので、
「VOLT」がフィクションという事にとても驚いた。
“生まれ変わる”という宣言を、吉井和哉は、
これまでも何度もして来たけれど今度は、
本当に新しい地点へ行っていたのだねえ。


黄緑色のパーカーについて・・・
非常に個人的なことだけれど、最近緑色の髪の少年という映画を見て
とても考えさせられたので、勝手にシンクロニティーを感じて仕舞った。





日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK - 2009年01月18日(日)

ハービー・山口氏が撮影したTHE YELLOW MONKEYが収録されている。
「SPARK」のあの白い衣装の四人だ。
『クールな表情の一枚』だ。
ハービー山口氏が仰るには、
『たぶん、この写真はバンド全員で写っているから、
温かい表情というより、むしろTHE YELLOW MONKEYの
引き締まったイメージを大事にして撮影したんだと思います。』
のだそうだ。
その時吉井和哉から『(ハービー山口氏の)ロンドンの写真集
「LONDON AFTER THE DREAM」を持っていると告げられて
嬉しく思われたのだとか。
収録されているフォトは、吉井和哉がちょっと眉根を寄せて腕を
組んじゃってたりして、メンバー四人ともホントに「ロッカー!」って
いう風情で格好イイ。
1970-99年までの時代を代表する102組のアーティストの中の一つに
選ばれて、こんなにも錚々たる面々と肩を並べて掲載されている事が
THE YELLOW MONKEYファンとして、とても誇らしく思う。
特に70年代のアーティスト達が半端なくオーラが際立っている。
それ以降の面々も負けていない。
正しく「ANGLE OF ROCK」だ!
ハービー山口氏の「LONDON AFTER THE DREAM」も入手した。
「DON'T TREAD ON MY SHOE LACES(僕の靴紐を踏まないで)」
「CLIMB」
「AFTER THE DREAM(夢のあとに)」とそれぞれに題された写真達が載せられている。
ロンドンの街角のあどけない少年少女たち、若者たち、
そして人生の黄昏を迎えた老人たち・・・。
私は、「AFTERNOON SILHOUETTE」というタイトルの写真に惹きつけられた。
穏やかに語り合いながら寄り添って散歩する老夫婦の姿。
長い人生を共に歩いて来たのだろうねえ。じーんと来て仕舞った。
この写真集を開ける前に観ていた「ビルマニア」PVが意識にあったのだと思う。
“生涯愛を捧げる誰かを見つけよう”
「青い鳥」って本当は、すぐ傍に居るものなのですね。




熱い こころ 燃える - 2009年01月16日(金)

今日16日は、姑の月命日なのでお寺様が供養して下さった。
お経の後に毎回色んなお話をして下さるのだけれど、
今回は、アンパンマンマーチの歌詞についてだった。
アンパンマンのマーチ
【作詞】やなせたかし
【作曲】三木たかし

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも

 なんのために 生まれて
 なにをして 生きるのか
 こたえられない なんて
 そんなのは いやだ!

 今を生きる ことで
 熱い こころ 燃える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため

 なにが君の しあわせ
 なにをして よろこぶ
 わからないまま おわる
 そんなのは いやだ!

 忘れないで 夢を
 こぼさないで 涙
 だから 君は とぶんだ
 どこまでも

 そうだ おそれないで
 みんなのために
 愛と 勇気だけが ともだちさ
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため

 時は はやく すぎる
 光る 星は 消える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ どんな敵が あいてでも
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため

子供達が小さい頃からずっと慣れ親しんでいる歌だけれど
改めてこの歌詞を読むと、深いねえ。
「生きる意味とは?」って、鋭く問いかけられているようだ。
“今を生きる ことで
 熱い こころ 燃える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで ”

今を生きている幸せ感じて、微笑んで、生きて行きたいなあ♪
昨日の吉井和哉モバ公式で、数か月ぶりに「お茶菓子のような一言」が
更新された。
『君達の書き込みを見ているとオレは
一人一人の匂いを
結構嗅げてるような気がする』
『いいから嗅がせろよ!
なーんつってな』だそうだ。
私は、モバBBSへは滅多に書きこまないので
吉井さんには、匂いを感じ取って貰えていないだろうな。
もしもこの「RomantistTaste」を目にすることがあったとしたら
私の文章から、どのような香りがするだろう。
ひょっとして抹香臭い?(笑)
うちのお線香は、ずっと白檀なのですけども♪




「VOLT」3月18日発売決定! - 2009年01月12日(月)

新アルバム「VOLT」の詳細が発表された。
5th ALBUM 「VOLT」
2009.3.18 発売

◇初回限定盤【CD+DVD】 TOCT-26800 ¥3,900(tax in)
◇通常盤【CD】 TOCT-26801 ¥3,000(tax in)
◇アナログ盤(初回生産限定) TOJT-26800 ¥3,000(tax in)

<収録曲>
1. ビルマニア
2. フロリダ
3. ウォーキングマン
4. ノーパン
5. ヘヴンリー
6. 魔法使いジェニー
7. SNOW
8. ONE DAY
9. ルビー
10. またチャンダラ

◆初回限定盤DVD
「YOSHII BUDOKAN 2008」LIVE映像
「ビルマニア」VIDEO CLIP
「VOLT」SPECIAL INTERVIEW
 他、約60分収録予定

◆初回生産分のみ(初回限定盤、通常盤、アナログ盤共通)
1/28発売シングル「ビルマニア」連動・抽選特典応募券封入


吉井和哉が只今L.AでMIX中の映像が特典DVDになるのか!?
¥900プラスで「吉井武道館」や「ビルマニア」PV、
そして「VOLT」スペシャルインタヴューまで入れてくれちゃうなんて
素晴らしい。でもみんな合わせて60分てことなのだろうか?
「吉井武道館」映像がカットされちゃうのは淋しいね。
アナログ盤を出して下さるのが嬉しい。
手軽にCDで聴くのも便利だけれど、
アナログ盤を聴く時、本当にじっくり音に向き合える実感があるから。
それにしても曲名が凄い。
「ノーパン」「魔法使いジェニー」「またチャンダラ」
「SNOW」を聴いた時点で、こんな曲目が来るとは、
想像もつかなかった。
L.Aレコーディング中の吉井和哉の書き込みを目にして、
私は、今度のアルバムは、とても大人なアルバムになるのじゃないかと
思っていた。
『これまでになくエロい』『毒満載』などと吉井和哉がヒントを
出していたけれど、私は何故か「渋め」を予想していた。
きっと今度もまた、私の想像など遥かに超えた作品なのだろう。
楽しみ過ぎて3月まで待ち切れない。
仕方ないから今は、「ビルマニア」PV冒頭の
ピンクの「ビルマニア」タイトル文字が零れ落ちていく時に
現れる文字たちの意味を考える事にしようと思う。
コマ送りにしても、「ピポンメヒウゴ」「ヱムバイク」「詠曳」とか
チンプンカンプンなのだけれども(笑)
「ビルマニア」PVのメイキング映像を見たかったなあ。
「YOSHII LOVINSON」と「吉井和哉」のCLIPS集を出していただきたいです。
お願いします☆




「ビルマニア」PV! - 2009年01月07日(水)

「ビルマニア」PVが解禁された。
「LOVE COMMUNICATION」「JAM」に続いて
吉井和哉自ら作り上げたというPVを
ずっと楽しみに待っていたけれど、
本当に期待以上の素晴らしさだった。
お世辞じゃなく痺れた。
目のまわりを黒く塗った山田孝之に驚く。
「JAM」の時、吉井監督が少女に「黒い涙化粧」を
施していたけれど、今回も山田くんにメイクしてあげたのだろうか。
この山田孝之という人、とても良い表情をする。
目に力がある。色っぽい。
この目と最後らへんの少し歪めた唇にゾクりとした。
曲調は明るいし、歌詞も危ない事を歌っている訳ではないのに、
とてもエロティックに感じた。
印象的だったのは、○○○サウルス?の
恐竜の骨格標本だ。
T.Rex?
20th Century Boy?
ビルマニアは、
『これから都会で夢を掴もうとする学生、
新社会人、その反対に若い頃の自分の野望をもう一度思い出して、
また新しい夢を掴もうとする、
吉井と同世代の人々へ向けて作られた曲』
と紹介されていた。
このPVは、上空から映し出された都会のビル群の美しい夜景、
万華鏡のように煌めく素敵な映像達、若く艶やかな山田孝之、
バックバンドに扮して細身のシルエットでドラム、
ギター、ベースを弾き捲る吉井和哉・・・
どれもお洒落で今風なのに、何故かどこか懐かしさを覚えた。
(恐竜の)骸骨の手指へ伸ばされていく吉井和哉の白く細い指、
腕に刻まれたコバルトブルーのドラゴンのシーンが心に残った。
ダイヤモンドリングのラストシーンが鮮やかだった。
凄いPVだ!

山田孝之さん、出演ありがとう。
吉井監督おめでとう!


《追記》
映っている恐竜は、タルボサウルスとプロバクトロサウルスだそう。
静岡でのPV撮影というのは、
東海大学自然史博物館だったらしい。
1/8NHKハイビジョンで放送された「大冒険!恐竜王国」を見た。
一億五千万年続いた恐竜王国で、巨大恐竜達が、
たとえば超巨大スーパーサウルスが100〜200年もの寿命で地球上を闊歩していた時代、
我々の祖先である原始哺乳動物アデロバシレウス(ねずみみたいな大きさ)、
そしてその次のラオレスティスは、
恐竜の眠っている「夜の世界」で生き延びようとし始めた。
ツチ骨・キヌタ骨という哺乳類だけが持つ耳骨、
そしてその音を聴くことによって脳を進化させていった。
ラオレスティスは、わずか数年しか生きられなかったけれど、
恐竜時代に巨大スーパーサウルスが100〜200年も生きた間に、
数千万回にも及ぶ命の積み重ねをして、そして今日の
我々人類へと繋がって来たのだ。
最後の場面で現代のビル群の夜景が映し出されていて、
この「ビルマニア」PVともの凄く繋がっているように感じた。
“流れるままに 最後は絶対そうしよう”この「最後」という文字に、人の「最期」ということを連想する。
命を燃やして輝かせて、
“イイ瞬間”を、“イイ幻想”を感じたいっていう、願いの強さに
心震わせられる。
1/9NHKハイビジョン「大冒険!恐竜王国・後編」を見た。
恐竜時代中期、恐竜の中に羽毛で覆われた身体を持つものが登場し、
地球上を席巻した。
対する哺乳類は、身体が大きく恐竜を捕食するものも現れたが
やがて絶滅してしまう。
恐竜時代後期、栄華を誇ったのは、ティラノサウルスだ。
前足が短く歩行速度が遅いティラノサウルスは、どのように狩りをしていたのかが
明らかになった。ティラノサウルスは、群れをなして生活していたのだという。
ティラノサウルスの子供時代は、羽毛に覆われた姿だった。
機敏に動ける子供達がエサとなる動物を追い込み、大人のティラノサウルスが
強大なあごの力で獲物を仕留める。
最強の恐竜といわれるティラノサウルスが家族を持っていたという事が意外だった。
そして、人類の祖先である哺乳類がどう生き延びたかというと
地上に出現した「花」の力を得たからだった。
「ビルマニア」PVからは、離れるかもしれないけれど、
吉井和哉がTHE YELLOW MONKEY時代に最も強く深く「生」と「性」と「死」を
歌ったのが「球根・BLUB」だと私は思うので、
この番組の中で「花」というテーマが現れた時、とても感動した。
恐竜時代の終わり、哺乳類キモレスティスは、「胎盤」を獲得する。
生命を繋いでいく為に、生命のバトンをしっかりと受け渡していく為に。
「ビルマニア」PVは、都会のビル街の美しい夜景が映し出されているけれど、
恐竜の骨とそして最後の夜明けのダイヤモンドリングの所為だろうか、
私には、地球そのものの生命のバトンのように感じられた。






My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

溶けた砂
時の谷間