ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

音色 - 2003年05月28日(水)

この前弾いたのは一体いつだったのか忘れるくらい久し振りにギターに触った。
絃が錆びていたから全部張り替えて、音を合わせて、譜面を拡げて。
この前右手の親指の爪が割れて、この際だからと両手とも短く切って仕舞っていたから、
指の腹で弾く。左手が言う事を利かない。情けない程に音が出ない。
ダウランドの「Robin」という楽譜を見つけたから弾こうとするけれど、
曲になっていなかった。
父の形見のギターなのに、長い間ハードケースに入れたままでゴメンなさい。
良い音を出してあげられなくてゴメンなさい。
ギターに申し訳ないと思った。運指と練習曲をやってようやく「Robin」を弾き通した
時には2時間が過ぎていた。
毎日ぼぉーっとPCの画面を眺めている暇があったら、これからはギターを弾こう。
左手の指先が赤くなって痛い。ここが硬くなって、右手の爪も綺麗に丈夫に伸ばして
昔みたいにギター弾きの指になりたいと思った。
ギターは大好きな亡き父の思い出を連れて来る。
父の晩年は、病気の治療に使われた強い薬の所為で、大切な両手の腱を傷めて
満足にギターを弾く事が出来なかった。
それでもこのギターをいつもとても大切に手入れしていた。
センスも才能もないと思い知らされてギターを触るのも嫌だった時代があったけれど
やっぱり自分で音を奏でる事の出来るギターは素晴らしいと思う。
このギターが本来持っている音色をちゃんと出せるように頑張ろう。

“ベッドでギターばっか弾いて 夜明けとともに眠ってた”
「ならず者アイムソーリー」の曲が浮かんで来る。
ヒーセはこの前のツアーでギターも弾いたんだってね。
ロビンは?エマさんは今ギターを弾いているのだろうか?
あなた達がギターを弾いてる姿を見たい。




背中のネジをフルに回そう - 2003年05月21日(水)

今日5月21日はTHE YELLOW MONKEYがシングル「Romantist Taste」でデヴューした日だ。
11年。早いなあ。デヴュー当時の映像を見るともうあまりの変わり様に
笑って仕舞う。でもこの「Romantist Taste」ってこうして改めて聴くと
本当にキラキラと艶やかでエロティカルな面もあって、THE YELLOW MONKEYの
デヴュー曲にふさわしかったのだと思わされる。
この曲を聴いていたら、ここ何日かの自分の心の葛藤が馬鹿馬鹿しくなった。
ま〜た余計な事をあれこれ考えて、仕舞いにはどんどん汚れた考えに身を染めさえしてた。
恥ずかしい。せめて心だけは綺麗にって願っていたのに。
公式ページのBBSで話題になっていたアニーの座右の銘『人を嫌うと嫌われる』、
吉井和哉のジョン・レノンから影響を受けたという『ちゃんと人を愛さなくては...』
という言葉を見て、ガツンと一発殴られた。
本当にそうだね。『愛』はちゃんと育てなくちゃな。余計なモノはいらない。
“背中のネジをフルに回して”前を向こうな。




風は強いけど - 2003年05月15日(木)

今日5月15日はHEESEY WITH DUDESツアー最終日であると同時に
THE YELLOW MONKEYの「峠」が生まれた記念すべき日だ。
日大キャンパスでゲリラライブを行なったその夜に、一発録りで「峠」を作った、
この日は特別な日である。
「峠」を聴いていると、この曲の詞と音の生み出す世界に取り込まれて仕舞うようで、
THE YELLOW MONKEYというバンドそのものの姿が生々しく迫って来るようで、
胸が熱くなる。苦しくて切なくて、でもこんなに魂を揺すぶられる曲はない。

HEESEY は『アルバム一枚、ツアー一回で
終わる気なんか無い。またみんなの前に現れる!』と力強く宣言したそうだ。

HEESEYのこのバンドに掛ける意地と熱意が感じられてとても頼もしい。
と同時に、HEESEYにとってのTHE YELLOW MONKEY が遠い存在に為りそうで怖い。
私は今回のHEESEY WITH DUDESツアーには参加出来なかった。
夏のイベントの後にも活動を続け、秋とかにツアーをやる事になったとしても
私は参加する事はないだろう。そうたとえ吉井和哉のソロ活動が始まったとしても、
活動が東京やその他大都市で行なわれる限り、私にはかなり無理がある。
それは仕方のない事だし、自分で選んだ生き方だからそれでいい。
でも、そういう人間がホームページを運営する事にもどかしさ、もっと言えば引け目さえ感じていた。

けれど、今ようやく思うのは、THE YELLOW MONKEYを好きだと言う気持ちは
何ら恥ずかしく思う事は無いんじゃないのか、という事だ。
年齢、境遇で「気持ち」の価値が変わるんだろうか。そんな事は無い筈だ。
気持ちを文字に残しておこうと思う。色んな人の気持ちも聞いてみたい。
だから今日5月15日という大事な日に、私はホームページを新装開店した。
私はとても不器用な人間だから、真っ直ぐちゃんとした道を通っては行けないだろう。
きっと色んな石につまづいたり転んだり、どこかにぶつかったり。
でも、歩き続けようと思う。蹲ったままの時は此処もお留守になっている時だろうから、
その時はどうぞ喝を入れて下さい。お願いします。







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