人というものが面倒になることがある。
何しろ面倒くさい。
まず、自分が人間であることすら面倒で鬱陶しくなる。
かなりのストレスである。
これが随分前から続いている。
一人でいるのが特段に好きなワケではない。 大勢で集まってワイワイやるのは好きである。 それに、どちらかと言えば寂しがりだとも思う。
寂しがりだと自分で思っているだけなのであろうか。
知り合いと新宿で食事をし、池袋のフェティッシュバーに行った帰り、 まっすぐには帰宅せず、久しぶりにお気に入りのバーへ顔を出した。
うすぼんやりと人の声を聞きながら、 昔呑んだテキーラバックが酷く懐かしくなったのはやはり 「戻りたい」気持ちがあるからなのだろうか。
一体全体
どこへ戻ると言うのだ。
2006年11月13日(月) |
蒼い月と白黒熊、そして紅い華の咲く。 |
昨晩は関西の知り合いに呼ばれてSM愛好家のオフ会へ。
オフ会というよりはイベントに近いものだったか。
にしても、総勢120人が岡山から大阪からアチラからコチラから 集まるのだから大所帯である。
私は普段、バーで知り合って折角アレコレ話し込んでも、 酔いが醒めるのと一緒に相手の顔も名前も忘れてしまう。
その結果、 私 「はじめまして」 相手「この間一緒に呑んだじゃないですか?」 というパターンが非常に多い(汗)。
或いはHPを知っている人から一方的に知られていることもある。
今回は少しでも人の顔を覚えるべく、そして過去の記憶を掘り起こすべく 受付も手伝わせてもらったのだが、これがどうして、 覚えない覚えない、全く思い出せない。
いい加減、トシのせいだ、と認めた方が良いのであろう。
落とされた照明の中、あちらこちらで話に花が咲き、 狂った記憶が螺旋を描いて下方へ向かう頃、 縄が美しく這い、鞭が空を泳ぐのを見た。
お疲れ様の二次会。
SM関係のオフでは毎度毎度のことなのだけれども、 新宿の裏通りを、何とも形容しがたい一団のウロウロする。
怪しい。妖しい。アヤシイ。
デッカイ荷物を持っているところを見ると、お上りさんですか? でも手ぶらの人もいますよ? 夏みたいな格好している人もいれば 和服のオッサンもいるみたいですよ?
「呑ませろ。」の勢いで雪崩れ込んだ居酒屋。 捻じ込んだ、のでしょうか。 よく入れてくれましたね。
語る語る、変態が語るマジメな話、 そして一本鞭の乱れ飛ぶ居酒屋。 「この居酒屋、天井低いよ!」のアリエナイ注文。
「熱いお茶用の湯飲み茶碗頂けますか」のアリエル注文に対する 居酒屋側の対抗策は、 「そちらのビールグラスでどうぞっ!!!」
アレだったんでしょうか。
鞭を振り回したのがそんなに気に入らなかったんでしょうか。
とてもフレンドリーだった白黒熊おじさま。 優しく笑いながら色々お話して下さった紅おじさま。 相変わらずM女さんを周りに侍らせている、 久しぶりに会った蒼い月おじさま。
皆様、またいずれ。
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