退職まで残すところあと2日。 ムリだ。 どう考えてもムリだ。 新人さんが来ないために未だルーチンワークに終われ、残務整理にまで手が回らない。 さらに会議を突っ込む上司。
アホじゃありませんか?
ワケの分らないまま時間だけがガンガン過ぎる。 ムシャクシャしていたのでとりあえず食べる。
オイラは「ムシャクシャ」していると食べないクセがあるらしい。 食欲でストレスを紛らわせることができない。 逆に感情でお腹がいっぱいになって食欲が減退する。 なのでストレスが溜まってくると痩せる。 ので、痩せないように食べる術を学んだ。 ついこの間、だが。 そして、そんな時に食べるモンは美味くもなんともないのだが。
涼子ちゃん達が金曜の夜に「退社記念パーティー」をやってくれるそうな。 あの店こそアジト。 こっそり集まるにはもってこい。 そしてその後は某フェティッシュバーへ。 涼子ちゃん、ついにデビュー。 もう二人カワイイ女のコもデビュー。
すげー。 またしても女だらけ。
でもビアンじゃない。 バイでもない。
夕方、早目に病院へ行き、その後髪の毛を切りに新宿へ向かう。 どうも都合が悪くてここ2回ほどしくじっていた。
久しぶりのマネージャー。 オイラの髪をもう20年も切り続けている。 またコンテストで賞をとったらしい。 美容業界の様々な賞をもう20年以上も取り続けている。 さすが、コンテスト荒し。 まだ欲しいのか(笑)。
昔二人で出たショーの話で盛り上がる。
「トシとるはずだよねぇ。」
店の前を過ぎる車のライトが少し多すぎると思ったのはおそらく二人とも。
久しぶりの美容院のシャンプー台。 髪の毛を洗ってもらう時の眠たくなる、アノ感じ。
シャンプーして、カットして。 ブローされながら雑誌に目を落とす。
春なので。 少し軽く。
顔をあげると顎の細くなった女がこちらを見ている。 丸の内線のホームで生温い風に吹かれたら ワイルドチェリーの熟れた唇が耳の奥で溶け出して止まらなくなった。
2002年05月29日(水) |
さよならセビアン、こんにちわアルファ・イン |
昨晩少し眠れたせいか、いくらか体がラク。 今日は今の会社で最後の会議。
少しお腹が空いていたけど、今日のお昼は貿易センタービルの39階で 優雅に頂ける事になっていたので、ドトールを横目に通り過ぎる。
最近どういうワケだか朝同じ電車に乗り合わせるヤツがいるなぁ、と思っていたのだが、 今日、渋谷の駅を降りてしばらく行ったところですぐ斜め前を歩くヤツを見かけた。
みょーだ。 オイラは毎日同じ時間の電車に乗るワケではない。 それどころかバラバラである。
みょーではないか?
とりあえず。 ビルの入り口で缶コーヒーを買ってからエレベーターに乗る。 資料は既に出来上がっているのでのんびりとメールチェック。 既に会社を辞めた気分で仕事なんぞする気はないのでアチコチのサイトもチェック。 返事を書いていないメールが結構たまっていることを発見。 決定。 「今日のお仕事=メールにレス!」
昼前、そろそろ出発という段になって電話が飛び込んでくる。 ムリです。 既に修正不可能です。 しかもキレた上司は制御不能。
「んなモン、やってられるか!行くぞ!」
ええ、もちろん大賛成。 優雅なお昼ご飯目指してれっつごー。
いつもの通りをいつものようにタクシーは走る。 けれど今日は途中で右折。 アマンドのリングシューはいつもより甘く囁き、目の端をセビアンのマネキンがかすめる。
東京タワーの下を通り、増上寺の前から貿易センタービルの前に出る。 久しぶりに間近で見た東京タワー。 オイラはこれがあまりスキくない。 何故だか分らない。 けれどスキくない。
帰り道のタクシーでふと、車が飯倉の交差点を通っていることに気付く。 そういえばSMホテルはこの辺の横道を入っていったっけなぁ、と。
備え付けの縄は使わないように。
「にやり」
会社に戻ってからは朝の計画通り、メール三昧。 仕事なんてしやしない。
時間ギリギリになって病院へ向かう。 1階のエレベーターホールに降りたところで行き交う人に目をやり、はたと気付く。
朝、会った男だ。
どうなっている?
病院は珍しくガラガラで、すぐに順番がきた。
先生、お腹すきませんか? すきましたねぇ。晩御飯どーするんですか? ウチは今日、夫がカレー作ってくれてるんです。 いいなぁぁ。何カレーです? 夫はいろんなモノ入れるんですよ。らっきょうにサトイモ・・・・ それって美味しいんですか? いえ。トンでもない目に遭いました。先生は? 昔彼女がバナナカレーを作ってくれました。 美味しかったですか? 不味かったです。でも言えなかった。
「・・・・・バナナはあまり向いてないんじゃないか?」 「あら、でもテレビでやってたのよ。」
それはおそらくアチラのバナナでしょう。 コチラの店先でよく見かける黄色いバナナじゃないハズです。
キライなはずなのに、青くライトアップされた東京タワーがちらつく。
ごめんね。 ごめんね。 ごめんねベビー。
パーティーは来週になったよ。
2002年05月27日(月) |
オナニーを語るくちびる |
先週末は呑んだり遊んだり女の子三昧。 金曜が銀シャリ・ガール、土曜はベビーやキュート達、 そして日曜にはフェティッシュバーでよく会う女の子が我が家に遊びにきた。 やっぱりね。 こうやって「今から行ってもいーい?」ってノリで、ぷらっ、と来てもらえると嬉しい。
オイラの知り合いの女の子たちは皆もりもり食べる。 皆一生懸命食べる。 毎度毎度感心する。 ふと、時々彼女たちの口元を見ながら「性欲とどれくらい比例してるのかなぁ。」 などと想像してみることがある。
面白いのでイロイロ食べさせる。 呑んでても食べててもノビノビと口元を動かすのがはに〜、 食べ物を口に入れた時、口元がプニプニとユニークに動くのはベビー、 食べていても食べていなくても、ひたすら開いたり閉じたりを忙しく繰り返すのは涼子ちゃん、 もくもくもく・・・、と寡黙な口元は最近名乗りをあげたラブリーキュート。
日曜日の彼女は思わずその口に何かを入れたくなるような。 そんな口元。
「オイラがそのコに何を食べさせたいか。」を基準に料理を作るので 彼女たちはとりあえず出されたものを食べないわけにいかず、 結果、好き嫌いが減っていく、というパターンが多いらしい。 しかも一人暮らししているのに料理は苦手、というコが多いので ウチで料理(というより酒の肴)を覚えて帰るというパターンも結構あるらしい。 いいことだ。
「料理が上手い女はアタマがいい。」って言われてるしね。 ガンバレ、らぶり〜達。
土曜日の夜に久しぶりに行ったフェティッシュバー。 らぶり〜達を送り出したあと、オイラは店の常連さん達と一緒に ダラダラと縄で遊びながら呑んでいた。 明け方、「もう一杯呑んで行きなよぉ。」の甘え声に誘われて まったりと最後の一杯を呑んでいたら、いつの間にか女のコが膝の上にいた。
華奢な肩。 少し吊りあがり気味の細い目。
知らないコだ。
「アタシね。声でオナニーするの。」
アタシに向かって唐突に音を漏らし出したその口元は店の灯りのせいか、 あるいはそれまで目の前で繰り広げられていた痴態に陽炎めいていたせいか。
卑猥に歪んで見えた。
少し膝の上が重くなったので。 眠りが浅くなったので。
カウンターに目をやったらオイラの隣で呑んでいた筈の某店員が 野卑た笑いをこちらに向けていた。 睨みつけようと目を凝らしたとたん「ぐにゃり」と。
ヤツの顔が歪んだ渦に巻き込まれていった。
朝から仕事する気はなく。 金曜日はいつもそう。 週末をどう過ごそう、ばかりが気になる。
仕事は山をひとつ越えた。 ヒマじゃないのにヒマな気になり、更にイイ気になって新しい日記サイトに登録する。 アレコレやっているうちにあっという間に5時頃。 はた、と今日の仕事に目が行く。 昨日までかかりっきりになっていた作業があったため 手付かず状態で放置されているそれら。
ええ、すみません。 放置はきらいです。
早目に片づけなくちゃいけない仕事だったのに、絶対今日中には終わらない。 だったら遊んでるんじゃなかった。
分ってて遊んでたくせに。
どうやら。 新しい人は見つかる気配なく、イヤンなことに部長は引き止め作戦に切り替えたらしい。 ムリです。 もう来ません。 来週末に思いっきりハジけて皆さんとはオサラバです。
夜、時間ギリギリまで作業した後病院に寄る。 いつも通りのリハビリの後、夫に連絡をすると「これから焼肉食いに行く」。
下北沢の駅で待ち合わせ。 サロン常連のカワイイ女の子も待ち合わせ。 3人で晩御飯。
隣のテーブルでは明らかに「コイツ、カモられてるだろ」みたいな男が 若い女の子2人を相手に酔っ払っていた。 そのうち女の子の一人が「イッキ!イッキ!」の掛け声・手拍子。
アンタ。 若そうに見えるけど、何年生まれだね?
彼女はご飯を食べる。 焼肉屋にきてご飯を食べる。 焼肉をおかずにご飯をおかわりする。 一杯、あんど小。 ご飯一杯にして、後は冷麺とかクッパ食べたらいいのに、と言ったら 「銀シャリがスキなんだもの」と言う。 フランス料理店でバイトしているという彼氏に奢らせたくなる。
お腹一杯になってお店を出る。 隣はビデオ屋のアダルト専門フロア。 広めのフロアいっぱいにアダルトビデオが並んでいるらしい。 気になったので店の前にしゃがみ込み、曇りガラスの間から店内を覗き込む。 男の人の足が見える。 しばらく見ていたのだが、その足は動かずにこちらを向いている。 最初は気付かなかったのだが、ややしばらくしてから気がついた。 ソイツは店内からアタシの様子を見ていたらしい。
ああ、恥ずかしい。
恥ずかしいといえば。 羞恥プレイというのはこういうやり方はしないなぁ、と。 やらせるならビデオ屋の中まで入らせて、コレコレコーイウビデオを選んで来い、 みたいにするのだろう。 そしてそれに色々とオプション・プレイがついたりもするわけだ。 店の表でしゃがみ込んで中の様子を覗き込んで来い、などという命令は どちらかというとアホくさい。 よく分らないけれど、「羞恥」の種類が違うのだ。 でも今度やってみよう、と家までの帰り道につらつらと思う。
帰ってきてから軽く酒盛り。
ビデオを見ながらアレコレ。
土曜日はらぶり〜達とお出かけする。
2002年05月23日(木) |
意識が螺旋を描いて下方に向かっていく。 |
またしても。 ここのところ体調が悪い。 歩いているとフラフラする。 いつ倒れるか、いつ階段から転げ落ちるか、けれどもう「どうにでもなれ」とも思う。
デスクで作業していてもクラクラしているのがわかる。 あまり続くと吐き気がしてくる。 目から入った文字は記憶されず、眼球はただ活字を追う機械と化す。
よっこらしょ、と肘で支える。
コーヒーを淹れにポットのところまで行き、カップにお湯を注いでデスクに戻る時、 「ああ、これは近いうちにカップを取り落とすな」、と思う。
陽気のせいだろうか。 それともここのところ、らぶり〜達と遊んでいないせいだろうか。 欲求不満がたまっているのか。 体の中で渦巻いて挙句、体までもが渦に取り込まれてしまっているのか。
ふぅーる・・・ふぅーる・・・、と気が遠くなるたびに脳の裏のほうで 風のまくような軽いけれど重たい何かが唸る。
なんだ。脳腫瘍にでもなってみるか。 と思う。 更に、いや、白血病の方が悲劇のナンチャラっぽくていいかも、などと不謹慎なことも考える。
罰当たりめ。 こういうヤツに限って長生きする。
コーヒーを啜りながらガラにもなく「保険でも入ってみるか」などと。 ちらり。
会社の帰りに病院に寄る。 ソフトボールを握りつぶすリハビリ。 指先の感覚はまだない。 アタシの右手の人差し指は少し捻れて物を掴む。 隙間から間違いなく何かが零れ落ちている。
拾おうとは思わない。
帰宅したらすでに11時になっていた。
意識が螺旋を描いて下方に向かっていく。
それは果たして昼間の眩暈の延長なのか。 それは果たして眠りの淵への助走なのか。
アタシを眠らせる彼女たち。 アタシを眠らせることができる彼女たち。 アタシを待ち受ける彼らたち。 アタシを夢の中でだけ待ち受けることができる彼らたち。
アタシの男たちは夢の中でだけしか生きられないのだろうか。
2002年05月21日(火) |
あの夏、キミは生きていたかったのだろうか。 |
今日は午後から病院。 土曜日寝過ごしてしまって薬を取りに行けなかったので。 やらなければならない仕事は目鼻がつきそうな。 けれどイヤンな上司が手伝ってくれと言う。
やなこった。
個人ブースに篭っていると襲撃されるので立ったり座ったり。 それでなくても忙しい。 けれどしようがない。 隙は見せない。
忙しいけれどメールのチェック。 メッセンジャーでラブリーベビーとすれ違う。
週末は写真家T氏の展示会に行ってこよう。
表はいい天気。 普段は乗らないJRに揺られる。 陽が差し込んでいる車内。 いい感じ。
昔。 平日真昼間の駅のホームというところにはこれほど人がいただろうか。 あれはいつ。
錦糸町に到着。 北口を出たところで「原爆展」なるものをやっていた。
足が止まる。
アタシの誕生日。 8月の6日。 小さな頃、そしてまだアタシが親と一緒に暮らしていた頃、 母はアタシを呼びつけてテレビの前に正座させ、 原爆投下時刻に合わせて鳴るサイレンを合図に黙祷させたものだった。
戦争の中を生きた母は何を思っていたのだろう。 そして目の前の写真の中にいる彼らは何を思っていたのだろう。
果たして「生きたいと思っていたに違いない」とは 無知なアタシの考えることだからなのか。 コメントとしてつけられた活字が訴えるものは何なのか。 「写真の中の彼は『殺してくれ』と叫んでいた」と。
それは誰の叫びですか。 それを訊くことは罪ではないのですか。 その声を聞くことは出来ないけれど。 そしてあなたを助けることも出来ないけれど。
時間のせいなのでしょうか。
昭和20年の8月6日 昭和21年の8月6日 昭和22年の8月6日 昭和23年の8月6日 昭和24年の8月6日 昭和25年の8月6日 昭和・・・
彼らと、そしてアタシを除く8月6日生まれの彼らは例えば今日、どんな空を見ていたのか。
暖かな風が優しく吹く、こんなに天気のよい日に。 なぜ彼らはここにいない。
薬を受け取り、渋谷にとって返して指の治療をしたあと いつもの道を歩いて家に向かう。
明かりを点けて部屋に入ったら写真家T氏の作品が目に入った。
お洒落な箱の中に収まっているほぼ全裸の彼女が柔らかくこちらを見ていた。
2002年05月20日(月) |
お酒が入るとキケンな状態に・・・ |
週末、呑んだくれている時は日記など書かない。 書いている余裕などない。 呑む前は支度に励み、呑んでいる最中に書かないのは当然として、 殆ど毎回オールで呑んでいるものだから、明け方眠りにつき、 体調が復活するのはともかく、しっかと意識を取り戻すのは翌夕であったりする。 である。 だ。
この週末もどうやらヤラカシてしまったらしい。 サイトを見てくれている人はご存知だろうが、 4月から我が家をSALONと銘打ち、溜まり場として提供している。 週末にヒマなヤツや呑みたいヤツが「ふらっ」と来て呑んでいるんだな。 たまにイベントまがいなモンもやったりする。 で、先週末はそこで「日本酒パーティー」なるものをやったのだが、 これがアイタタタッ!であった。
当日の肴は以前バイトで腕を磨いた某氏Aがさばいた鯵・鰯・飛魚の刺し身、 そろそろ「SALONのお料理番」と呼んでもよろしかろうというくらい 我が家の台所の面倒を見てくれている某氏Bの料理、 そして初参加某氏Cの持参した鰹のたたき、etc.etc.... 日本酒が進まないワケがないのである。 ヤバいのである。 アタシ的には。 加えて、ここしばらく日本酒から遠ざかっていたので弱くもなっていたのだろう。 あっという間に落ちました。 酒盛り始まってから2時間ちょいで既に、記憶は酒とともに闇の彼方へ状態。 しかも今回はキレーーーーーーーーーーイに記憶がありません。 フツーは断片的に思い出せたり、「ああ、そんな話したような気も」ってなことが あって然りだと思うんですが、まるっきり思い出せない。 まるでナイフか何かで切り落としたように、スコーンッ、と記憶が欠落している。
で、こういう時って、普段は手綱を締めて大人しくさせてあるクセが 「今こそ暴れる時だ!」くらいの勢いで出てきちゃうんですな。 理性は本性と闘う以前に酒で潰されちゃった、みたいな(笑)。 どうやらまたしても噛みグセが出たらしいです。 女の子に迫った挙げ句叱られたらしいです。 剥かれた女の子を舐めたそうです。 そして電話魔と化したそうです。 夜中の2時、3時だったそうです。
またですか(がっくり)。 っていうか、それらの乱交をしていたのは アタシの仮面を被った別の人格だったんではないでしょうか?(をい)
自分でね。 イヤンになっちゃいますね。 絶対、知り合いなくすって。 っていうか、皆どうして懲りずに「また呑もうね」って言ってくれるんですか?(笑)
もうね。 みなさん、とても心が広いに違いない。 あるいは、そんな恐ろしい思いをしても尚見たい何かをアタシがヤラカシているか。 どっちかでしょう。
みなさん、一体何を見たんですか!? 記憶のないコッチは何言われても「ああ、そんなことまでヤっちゃったんだ・・・」 って信じますから。今なら。 ちょっと耳打ちしてみ。何ヤラカシたか。 いあ、知りたくないけど(笑)。 そして何をしたのか分からないけど、そんなことしたのはアタシじゃない、って 思いたいですね。ええ。 それはきっとアタシじゃない。 アタシじゃない、アタシじゃない、アタシじゃない・・・・(ぐーーるぐーーる)。
今回のことから得た教訓。 「ゆっくりのんびり日本酒5合」。
日本酒はね。 一晩ゆーーーーっくりかけて5合まで。 ピッチが早くてもイケナイし、それ以上量を増やしてもイケナイし。
たまにはね。
自戒。
あ、でも日本酒以外はフツーに呑むし。
だいたい、酔う時は相手選んでるつもりだしなぁ。 むぅん。
それ考えたら・・・・・・・ねぇ。
そうか。 まぁいいか。
ん?
忙しいんだかヒマなんだか分らない。 とりあえずイヤンなヤツとは付き合いたくないので。 そして早く縁を切りたいので。 ソイツの仕事から片付ける。 顔を合わせるのもイヤンなので。 メールで送りつけてイジョーオワリ。
指が一本足りない生活にも慣れてきた。 慣れてきたので時々ぶつける。
デスクの引き出しを開けるとき。 コピー機のふたを閉じるとき。 エレベーターのボタンを押すとき。 自動改札に定期券を差し込むとき。
「イタッ!」
とは言うけれど。 冷え切ってしびれているような。 感覚は殆んどなく。 指先にキミが触れてもきっと分らない。
先生。 治るんでしょうか?
早く帰りたいのに集中できない。 だらだらと時間ばかりをやり過ごす。 あと1日頑張れば。
ふぁいとぉ。
淹れたコーヒーはあっという間に冷め。 冷めた想いは誰のものだったのかも分らず。
むかしむかし あるところに花子さんがおりました 静かに暮らしておりました 機を織っておりました カタトン カタトン カタトントン そのまま朽ちていきました
果実はいつか熟れるもの 熟れた果実は堕ちるもの そのまま踏まれて踏み潰されて 手足も瞳も唇も グチャグチャになって溶けたなら
蝋のように。 塗りたくってあげる、アナタに。
踏み潰されに行くから。
もう少し。
2002年05月13日(月) |
イイオトコが好きです。イイオンナも好きです。 |
このところ某サイトのチャットにハマっている。 「ハマっている」というより、もう日課になりつつある。 オイラが行くのだからもちろんソノテのチャットだ。 そしてもちろん、イイオトコを探しに行っているのである。
が、どういうわけだかアプローチしてくるのは圧倒的にM男が多い。 なんで? いあ、M男はイイオトコじゃない、と不平を言っているのではない。 オイラにはご主人様がいる。 SMのパートナーには事足りているのである。 「決まったご主人様がいますから。」と断ると大抵は引っ込むんだが、 中には「俺にもキミのSさせて。」などとタワケタことを言う輩もいる。 まぁヨシとしよう。 おそらくそいつはSMってモンを良く知らないのだ。 ぐっ、と堪えて相手をしていると、「SMやってみたいから相手して。」 などと言い出すヤツもいる。
ブァッカモン。 オイラを実験台にする気か。
大体、ヤルことばっか考えて普通の会話ができないヤツに限って、 写真を見ると「え?(汗)」ってなルックスだったりする。
ま何しろ。 面食いなので。 有無を言わさずゴメンしてちょ。
で、どういうわけだか最近、女のコからのアプローチが増えている。 なんでよ??? いあ、女のコは駄目と言っているのではない。 ご存知の通り、オイラは女のコ大好きである。
でもねぇ。
酒呑みに行くのは付き合うけどさ。 フェティッシュバーに連れてって一緒に遊ぶのも付き合うけどさ。 気に入りゃぁそのまま我が家にお持ち帰りもしちゃうけどさ。 聞いてみたら、既にホテルまで予約しちゃってた、ってのは・・・・・・。
をいをい、って感じでしょ。 まさに。
女のコ好きです。 ハートの面倒は見ます。 が。 スンマセン。 体の面倒は見れまっせん。
ああ、でもそれくらい欲しがってもらえてるってのは 相手が男でも女でも関係なく幸せなんだろうなぁ、と。
どーよ? 欲しい?
2002年05月12日(日) |
ホルマリンに浮かぶ愛 |
この間、某フェティッシュバーのカウンターで呑んでいたらこんな風に言われた。
「麗香さんをホルマリン漬にして飾っておきたい。」
真面目な顔で話し続ける彼は果たして自分で気付いているのだろうか。
それは一歩間違えば猟奇的な。 そして狂気の沙汰。
けれど愛なのかどうかはオイラにも分らない。 ただ楽しんでいるのか。 けれどその方が危険なのだろう。
他に客はなく。 ぼそっ、とくぐもる声で。 まるで頼みごとでもしているかのように。
逃げ道はなく。
瞬間、心臓の裏あたりが冷えた。
2002年05月09日(木) |
コンドームが頭の中をよぎる。 |
どうも最近、電車に乗っている時の記憶がない。 朝のラッシュを自覚したのは久しぶり。 けれど薄ぼんやり。
遅刻かと思って行ったのにそれほどでもなく。 途中のコンビニを覗いてみる。 だらだらと急いで。
朝ごはんを買ってから出社するのだろう。 出社前のコンビニは結構混んでいる。 バランス栄養食の前にも2〜3人。 アタシはクラッカーが食べたい。
と、思う。
人を掻き分けるにはパワーが足りないので他の棚を見て時間を潰す。 ぶらぶらと雑貨の棚を見る。 ここは空いている。 少しだらしなく立つ。
ふと。 これはコンドーム。 陽の光の下で見ると奇妙に見える。
なんでよ?
クラッカーを手に取り、コンドームに後ろ髪を引かれながらコンビニを出る。 ガード下のデリランチの彼女がカワイイ。
コンドームが頭の中をよぎる。
そういえば、昨夜夫とSEXする予定だったらしい。 疲れていたのでパス。 今日はネットの知り合いが呑み会をやっている。 病院に行くのでパス。
隣のブースの子をちゃんと見たのは今日になってから。 ボーイッシュな。 けれどかったるそうに歩く。 人当たりの良さそうな。 少しとっつきにくい。
コンドームが頭の中をよぎる。
そういえばここ数日、お酒を呑んでいない。
一体何の関係があると言うのだ。
2002年05月08日(水) |
それがアタシの性癖です |
なんだか久しぶりに電車に乗った気がする。
少しの曇天。 迷った末に傘を置いていく。 少し明るいし。 吹く風も昨日より暖かい。
改装された会社はロボットを飼っている。 機械的に電話をとる。 機械的にキーを打つ。
イタミがあるので私は人間?
お昼は久しぶりに会社で摂る。 タイカレーを突付きながらこんな話が出た。
「趣味って何?」
趣味の種類の話ではなく、趣味そのものの話。
巨人ファンの彼はハッピ姿で応援している彼に勝てないので巨人が趣味なのではない。
そうではない。 彼にとって巨人は趣味の一物ではなくマニアになる対象物なのである。 ハッピ姿で応援するマニア以外のその他大勢があまりに大勢なため、 それを趣味と呼ぶには大勢に埋もれすぎてしまうのである。 なので彼は巨人が趣味であるとは言えないと言う。
「オマエがSM趣味だっていうのは分るけどなぁ。」
会社のリフレッシュルームでそーゆー話を大声でするのは、 いくらアタシでも抵抗あります。
それでも。 アタシは敢えてそれを性癖と言う。 趣味ではなく。 話はきっと逸れるので、このまま気にせず先にいく。
オイラはこう言った。 趣味というものに関しては、知識の深さと、それを趣味だと言う人の人数が 比例しているのではないか、と。
昼休みが終わり、30分後、オイラのブースに来て、彼は尚もこう言う。
「SMが趣味です、っていうのは分るし、ナンパするのが趣味です、とか、 テレクラ遊びが趣味です、っていうのは、 それなりの知識やノウハウを持っているのだろうから分る。 けれど、SEXするのが趣味です、というのがいたら分らない。 大抵の人が好きだろうし、大抵の人が一定レベルの知識を持っているだろう。 じゃぁ回数をこなせるかと言ったらそれにはムリがある。 それともその場合、テクニックが関係してくるのか? 果たしてそれはただのスキモノではないのか? 趣味として成り立つのか?」
咄嗟に「SEX趣味はオッケーじゃないですか?」と答えたら、 リサーチしてレポート5枚にまとめろ、と言う。 コマッタ人だ。
あなた。 どーゆー上司ですか?
2時間後、もう出来たか、とせっつきに来る。
マジだったんですか。 一体何のための リサーチなんですか!?
あれこれやっている間に夕方。 新しい個人ブースにいると時間がわからない。 四方を壁に囲まれ、ブロックのような、一つの部品になった気がする。
病院二日目。 ぐるぐるの指はぐるぐるのまま。
なぜか意識に霞のかかっている気がする。
なぜかすべてが遠い昔だった気がする。
2002年05月07日(火) |
痛いトコロ、痛いココロ。温かいトコロ、温かいココロ。 |
また今年もGW。 やっちゃいましたね。 呑んで寝て、呑んで寝て・・・・・・(エンドレス)。 それでも昨日・一昨日は休日満喫。 グッドな一夜にグッドな一日でした。
明けて今日。 昨日までのあれは夢だったのか。
いつの。
冷たい雨の中体がだるい。 ごめん。ちょっとムリだ。 1時間遅刻。
何とか起きたけれどまだムリだ。 タクシーで出勤。
個人ブースに個人用の書棚。 社内のレイアウトが少し変わり、自分のものが全て真新しくなっても 何も嬉しくなかった。
少しずつ何かを失っている。
自分の荷物をダンボール箱から真新しいデスクに入れ替える。 どうせね。 後1ヶ月もいないのにね。
どうも朝から気分が悪い。 昼過ぎには熱っぽくなってくる。
どうしよう。 急ぎの仕事はまだ先が見えない。 この間のキャットファイトで彼女に噛み付かれた右の人差し指が痛む。
オカシイ。 ヤスミタイ。 キモチワルイ。 ヨコニナリタイ。
はた、と気付く。 何だ、そのせいか。
とっとと退社して久しぶりにアンパンマン先生の病院の戸を叩く。 ここも連休中に引越して、真新しい場所に真新しい設備。
久しぶり。 指先を痛めたんだけど。診てもらえる?
ほぉ。何かに挟まれましたか。
いえ。噛まれました。
へぇ。犬にでも噛まれましたか。
いえ。人間です。
あら。赤ちゃんですか。
いえ。大人です。
はは。ふざけてたんですか。
いえ。本気です。
どういうことですか。
取っ組み合いのケンカです。
アナタはね。どーしていっつもそーなんですか。
先に手ェ出すのは私だし。だから痛い思いもするんです。
「骨折してないだけメッケモンだね。腱が少し切れちゃってるから。 放っておくとそのまま曲がらなくなるしね。一週間くらい毎日通ってみて。」
人差し指に副木のようなものをあてられ、包帯グルグル状態で病院から出てくる。
帰りもタクシーに乗る。 細かい雨の車体を叩く音が、まるで纏わりついた蜘蛛の巣のようで相変わらずキモチワルイ。
眩暈がするのは一体何のせいなのか。 私はこの前、いつ何を食べただろうか。
お腹が空いている気がして、夫に長葱たっぷりのインスタントラーメンを作ってもらう。
箸が持てずに苦労する。
不自由にシャワーを浴びてパソコンに向かう。 カタリ、コトリ、と4本が慣れないキーを打つ。 BBSにレス。 邪魔になった人差し指は使われることがなく。 替わりに中指が日記を書いている。
人差し指は使えない。 余計なものは背負えない。 言葉を生まない指は意味が無い。
キリオトシテモイイデスカ?
「何を?」
メールのチェックをする。 ごく近いところから返事が来ていた。
問うてもいいですか。 答えを聞かなくてもいいですか。
あなたは私を許してくれますか?
「何を?」
2002年05月03日(金) |
キャットファイトと三角関係 |
連休前に呑みに行こうーー、ってことで。 某氏と行きつけの店へ呑みに行ったのだな。 そこまではヨシ。 その後某フェティッシュバーへ繰り出し。 まあそこまでもヨシ。 が。 その後がヨロシクなかった。
らぶりーはに〜が泥酔どろどろ状態で店に乱入。 オイラはワケワカンナイのが一番キライ。 というか、キレる。 あっという間にキレる。 酔っていても呑む時のマナーは守れ、と思うし、 ヤラかすにしてもギリギリの理性は持っていろよ、と思う。 なので、ワケワカンナイ場合、そして相手がマナーも理性も ワカンナクなっている場合、有無を言わさずキレる。 木曜日も案の定早かったです。 はに〜がカウンター上の物を床にぶちまけて壊したとこまでは持ちこたえましたが、 その次ワケワカンナイことを言い始めたとこでキレました。
いあ、足は出しません。 ヒールが食い込みますから。 グーも踏みとどまりました。 女のコの顔とお腹に疵はつけません。 大事ですから。 それでも取っ組み合いになりました。 キャットファイトです。 でもマジです(笑)。
某店員がすっ飛んできて、二人ともお店の外へつまみ出されましたね。 まぁヨイ経験でしょう。
そして重い気持のまま昨日は詫びいれに行ってきました。 店の前でウロウロオロオロ。 いあ、コワイって。 緊張なんてモンじゃないって。 他の客いるとウヤムヤになっちゃうからね。 オイラはキチンと開店時間目指していきましたね。
某店員にはとっとと頭を下げ。 関係修復。 メデタシメデタシ。 後はボスだけ。 しかーーーーし! 待てど暮らせど来ない来ない。 前日から一睡もしていないオイラは睡魔に襲われ階段落ちの古傷が痛み、 オマケに偏頭痛まで始まり、ツライツライのまま何時間も過ぎ、 某店員に「ボスには伝えとくから。もう帰ってもいいよ。」とまで言われ。 でも頑張りましたね。 意地です。こーなっちゃうと。 つか、頭下げるのに自分が下げないでどうする、と思いますしね。 他人に代わってもらったってそんなんアータ、意味ないし、そもそも潔くないっしょ。 そりゃ「甘え」ってモンです。 「逃げ」ってモンです。 そんな無粋なマネ、オイラはいたしません。 ヤルこたヤリます。
なので。 ネバるネバる何時間もネバる。 8時頃から未明3時頃までいましたかね。 やっとこさボス登場。 いつもはヤラかした後も「まぁまぁ麗香さん!とりあえず呑みましょ!」のノリで 「スンマセンでした。んじゃ一杯奢るから!これでユルして!」で 済んじゃうんですけどね。 昨晩はツラくてノレなかったってのもありましてね。 重かったですねぇぇぇぇーーーーーーーーー。
そして復活することなく重いまま帰ってきてしまった・・・・・。 んでも出入り禁止までの道のりは甘いらしい(微)。
ま、ね。 ボスも、そういうのいつまでも引きずる人じゃぁないんで。 イイんでしょうが。 ソッチは。
問題はキャットファイトになっちまった原因ですわな。
2002年05月01日(水) |
SEXキライな人っていないでしょ? |
いい感じでSALONは続く。 呑み続けるよどこまでも。
けれど世の中カレンダー通りが殆んどのようで。 10連休のオイラは逆に置いてけぼりくってる気がする。
夫は出社。 ラブリーベビーは学校。 唯一らぶりーはに〜は例によって例のごとく会社を休んでいるらしいが。 呑みに行こうと誘ったら、誰ゾとデートするらしい。
許さん。 許してなるものか。 お仕置きだな(なんでよ?)。
昨晩の深酒にも関わらず今日は比較的早起き。 比較的、ね。 12時頃起きる。 病院に薬を取りに行く日。 そしていつものように出かける段になってから、ふと受付時間が気になる。 普段は土曜日に行っているから気にもしていないのだが、 確か水曜日って診察時間が違っていた気が・・・・・。 予感的中。 夕方4時から受付開始。
しょーがないので。 いあ、ネラっていたのだがお買い物に走ることにする。 何せ錦糸町は安い。 スカート2枚とTシャツ2枚。 しめて6千円ちょっと。 スカートの為にもう少しダイエットした方がいいかもしれない。
しかし春ですね。 これからどんどん薄着になってきますね。
楽しみです。
のーぶらとか(あぁん)。
先週、確か金曜日の昼だと思ったのだが、 カンタンに昼食を済ませようと入ったJR渋谷駅新南口前のドトールで 年明けの「階段落ち事件」の時にお世話になった病院の先生に会う。 というか、食器片づけようとしていたら後ろから大声で呼ばれた。
ビックリするから(その後、治療サボってるし)。 驚かさないように(っていうよりアセるから)。
もう階段からは落ちないけどね。
アレコレ話しているうちにHNを晒すに至り、 「このHNってソレっぽいですねぇ?もしかして???」 の結果、性癖をも明らかにすることになった。
楽しいことに、この先生全く動じない。 それどころか興味津々。 呑みに行こう、ということになった。 聞いてみたら包帯フェチ・・・・・・?らしい。 そのテのもので縛るのに興味があるそうな。
その日の夜遅く某フェティッシュバーで合流する予定だったのだが、 前の日記にも書いたように、当日のお店には女のコが足りず 縛られまくりのオイラは携帯に出ることが出来ず。
センセイゴメンナサイ。 もしかしてオシリペンペンの刑でしょうか。
ああでも「個人的に話がしたい」とおっしゃっていた その「個人的」ってーのがビミョーに気になります。 ビミョーに、ですが。
春だしねぇ。 新しい出会いないかねぇ、と仲間内でも話していたのだけれど。 どうやらこの後増えてきそうなのはネット以外での知り合い。 もしくはノンケの人との出会い。
いいや。
引き擦り込んでしまえ。
「世界に広がれ!SMの輪!」だし。
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