ちょうちょうの気持ち
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2003年04月30日(水) 『石の歳月』

選挙ボケも直りつつある今日この頃。
猫の避妊手術4匹。
一度にやっていただけることになり、猫を確保しておくのが
大変であった・・・が、なんとかクリア。
そのうえチーズ作りの講習会。
めんどくさいけどチーズは外せないでしょうってことで参加。
途中前半2匹を迎えに行って、後半2匹の注射をしてもらい
家に帰ったら、冊子小包が来ていた。注文していた本が来るのは
ずっと先のはず・・・と思ったらなんと時田則雄せんせいのサイシン
歌集ではないですか!!

いーーやーーーん、私なんかがいただいて良いのでしょうか???

しかしもらったものはわたしのものである。
ちょっと中身を覗いて持っていこうかどうしようか迷ったけど置いて行く。
カバーは小麦畑に立つ時田則雄。かっこいい。


猫を引き取ってチーズをもらって帰宅。
はなちゃんを撤収に行くまで本をひらく。慌しいな。


  雨四日 断続的に降りつづき二本の腕をもてあましをり

フォントがでかい歌がときどきあってどきっとする。

農のうた。家族のうた。十勝のうた。ひきこまれる。


  やはらかき堆肥の匂ひにつつまれて十指新たな芽を吹いてゐる

  甜菜(ビート)煮る工場の巨き煙突が今日も噴きあぐ十勝の力

  菜を刻む妻の背中は春であるほつかりと丸い穴あいてゐる

  ロータリーハローの爪に砕かれて何もなかつたやうなる地表

  野良仕事二日残して雪となるゆきの白さに申すことなし

  事切れし父がものいふ いづこへも行かぬ戻らぬ 消えるのである






2003年04月18日(金) 参観日

今日は小学校の参観日。
見たのは”1年生を迎える会”でした。
ステージにかかっている看板が可愛かったわ〜(って、どこを見てるんだっ)
順番に自己紹介をしたんだけど、めぐ「好きなスポーツは野球です」だって。

   はつみみです。


そのあとPTAの総会があり(草太のときは1年生のときしか出なかった
と思う)最後にお楽しみの?学級懇談。
オットが今年役員をやるというので早々にひらやくいんをget。
低学年のほうが楽なので特に平の役員は争奪戦になるであろうと予想して
いたんだけど、出席者も少なかったし全然決まらなくて気まずい時間だけが
流れていった・・・けど、なんとか円満に決まりまちた。ほっ。
先生が「時間が押して・・・」と言うので時計を見たらピアノに遅れそうで、
ちょっと慌てたけれど、なんとかセーフ。

日曜日しか練習を見張れなかったので2人ともいまいち。
いつも忘れるワークだけはやっておりました。



2003年04月14日(月) やるきなし

お葬式。

私が死んだら誰に弔辞を読んでもらえるかなぁ〜。
早く死んだら短歌の同好会の年上の人に読んでもらえるけどな。
とか考えたりして。

天気も悪いし、気分がパッとしない。
なんとなーくビデオを2本見て今日が終わった。
『穴』とおカマのバレーボールの話。
面白かったけど。


2003年04月08日(火) 下心


そろそろ時効だよな。(藁

ある日見知らぬ人から1通のメールが来ました。

「どなたか知りませんがメールを下さってありがとう。
でも、本文がなにも書いてありませんでした。
良かったらまたメールをくれませんか?」

おそらくklezかなんかだろうと思い、添付があったら
開かないよう返信した。
そうしたらまたメールが来て

「ウィルスのことを教えてくださってありがとう。
これも何かの縁かもしれません、良かったらまたメールを
くれませんか?」

みたいなことが書いてあった。

そんな奇特なことを言うのは初心者と見た。しかも、
若い男かも!?
などと不埒なことを考え、本名など伏せたまま2、3度
メールのやりとりをした。
そのうち、彼が40代の子持ちであることがわかり、
それならこっちの年なんかばれてもいいか〜と思って
HPのURLをメールに書いた。

ら。


その後彼からの返信はありません。

自分はおっさんでも、こっちがおばさんだったらだめかよー。

ふん。

だ。

ネタにしちゃったもんねーだ。


2003年04月07日(月) ぴかぴかの。

いっちねんせいだ。

めぐりん。

めぐはかわいいなぁーと思う、今日この頃。

大きな声で返事も出来て、ひとあんしん。
やんちゃで目立ちたがりやさんの多いクラスだけど、
それなりのポジションでひょうひょうとやってくれればいいよ。

きのう、オットが長年のカンでこれは死ぬ、と言っていた牛が
自分で立てるようになった。
やっぱり単純な腰抜けだったのかな。
長引かずに良かった。
このままばたばたと何頭も倒れていきそうなイヤな予感が
していたけど、ちょっと方向転換してくれたかな。ほっ。
羊水が多くなる病気の疑いがあって、陣痛促進剤みたいなもの
を打ったので今夜中には分娩しそうだ。

めぐ本日も自転車の特訓。
両膝をすりむいてしまった。
自転車乗りへの道はやはり険しいな。

今夜は夜更かししてひっさびさの名前つけ。
名前シールの出現で作業はかなり楽になった。
ちまちま貼るのもまた楽しからずや。
算数セットは微妙に進化しており、教科書は退化している。
絵本だよ、絵本。


2003年04月05日(土) もうすぐ

月曜日はめぐの入学式。
きのうやっと机を買って(しかしまだ置き場所を確保していない!)
今日は自転車と名札を買ってきた。
自転車、新車よぅー、草太のより高かったりして。
しかし、めぐってばまだ補助輪なしでは乗れないのであった。
自転車が痛むから古いので練習したほうが良いよって
言われた。
めぐはふらふらしながらとりあえず押して歩くことだけは
出来るようになった。

自転車乗りの道は険しい。

小学校の名札なんかすっかり忘れていた。
とりあえず買っては来たけどやっぱり入学式にはしていかないでおこっと。
だって、校章が重いし、安全ピン太いし
スーツに穴が開いちゃうんだもん。
オークションで売れなくなってしまう。
草太もほとんどしていかなかったし。
一応、フエルトを台にして、服には小さいピンで留めようとか
いろいろ考えたんだけどね。
スーツはやばいでしょやっぱ。


それから今日、JA共済から文房具セットをもらったんだけど、女の子用だった。
あてにしていたのにー。
筆入れとか買いに行かなくちゃならなくなった。
一応電話したけど、簡単に取り替えてもらえるものではなさそうだ。
はなちゃんが生まれたときにもらったアルバムは男の子用で
そのときも電話したら、「男の子も女の子もブルーです」って
言われだんだけど、ほんとかなぁって実は今でもちょっと疑っている。


2003年04月04日(金) アンラクシ

わたし、ここんちの牛舎で生まれて。
まあ、それなりにやってきたつもりよ。
だけど、わたしにはここんちの牛床はちょいと狭くって。
若いうちは良かったけど、最近あちこちぶつけるようになって。
こないだ赤ちゃんを生んだばっかりなのに
なんでだか
ぜんぜん、立てなくなってしまった。
足が痛くて。

おかあさんがバケツでお水をくれた。
わたしはおかあさんが何を思ってるかしりたくて
知りたくて知りたくて
一生懸命おかあさんの目を見つづけた。
「わたしはどうなるの?わたしをどうするつもり?」

今朝も
おかあさんはお水をくれて
タオルで顔をふいてくれた。


そして。
いつも痛いことをする人が来て
痛い注射をされて
それからもう1本注射をされた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・


家に帰ってきたら牛が1頭廃用になっていて、
(そこに違う牛が居た)
調子の悪かった牛が立てなくなっていた。
もうどうしようもないって。
悲しそうな顔をして座っているだけだった。
最後の1日は私がお水をあげた。
子牛のときみたいに私から少しも目をそらさずに
水を飲んだ。
そして最期のとき、私は牛舎に行かなかった。
あとで見に行ったら、
そのまんまの姿勢で死んでいた。
ほんとうに
アンラクな死だったのかな。
でも数年前ならこんな状態になったら生きたまま
死体のようにロープをかけてトラクターで引きずり出して
死体のようにユニックで吊り上げられて
死体と一緒に運ばれて行ったのだ。
だからそれよりはずっとずっと
いいんだ
って。思うしかない。


何年も前、そんな牛がいて
牛舎の前でぼろぼろ泣いた。
私も悲しかった。
牛を飼うということがとても罪深く思われた。


2003年04月02日(水) サクラ

朝、めぐはなとホテルの近くにある泉岳寺へ行ってみた。
ときどきぽつっと雨が落ちてきてちょっと寒い。
赤穂浪士のお墓はもちろん、首洗いの井戸とか血染めの石とか
大石主税が切腹した場所の梅の木(だったかな)とか、
ちょっとコワイモノもあった。
お墓の前でめぐがピースをして写真を撮ってくれて言ったけど
さすがにそれはちょっと。ねぇ。
お寺の前には赤穂浪士グッズのお店が並んでいる。
平日の朝だというのに参拝の人もぽつぽつだがやって来るし。
さすが〜。
でも、草太ったら忠臣蔵を知らなかった。
はずかしいやつめ。
今年の年末こそ家族揃って忠臣蔵だな。

はなはまたサクラの花を拾っている。
お寺の桜もきれい。
今年はいっぱい花見をしたなぁ〜。


散歩の後、そそくさと荷物をまとめ、ホテルを出る。
羽田までは乗り換えなしで楽らく。
空港のロビーで落ち合うことになっていた友人から遅れると
メールが来たので、搭乗手続きを済ませて、草太に荷物を預けて
めぐはなとお店を覗きに行く。しばらくぷらぷらしてたら友人
到着。わーい、なんと7年ぶりだって!そんなに経つとは・・・・
短い時間でいっぱいいっぱい話して別れた。
稚内行きの搭乗口はすごい奥のほうであせったけど無事飛行機に
乗りこんでやれやれ・・・・と思ったら、荷物が足りないではないか!!
しかも、昨日買った歌集やらなにやら。
草太を責めまくったけど冷静に考えてみればわたしもその袋のこと
すっかり忘れていたんだよねぇ〜。・゚・(ノД`)・゚・
きっと出てこない・・・しかし、金目のものはなにもなく、万人に
喜ばれそうな本でもないのでもしかしたら・・・と一縷の望みを抱きつつ
飛行機が地上に降りるのを待っていた。
そんなわたしの気持ちなど預かり知らないめぐはなは相変わらずだ。
飲み物を配りはじめると
「じゅーすくださぁぁぁぁぁい!」
とさけぶし、
「おもちゃくれないのぉー?」
とか言うし。
めぐは精密な?アイスの絵を書いてすっちーに褒められほくほくだし。
草太は太っているし。
・・・って関係ないか。

ま、そんなこんなで飛行機は無事北海道に到着。
空港にはオットが遅れることなく迎えに来てくれていた。
そしてわたしは遺失物センターに電話かけまくり。
かけてもかけてもつながらない。
何十回目かにやっと通じたと思ったら別の番号を言われ、かけ直したら
・・・・携帯の電池が切れてしまった。・゚・(ノД`)・゚・
ひどーーい。
もう、こんなふるい携帯はイヤだ。
そしてまたじりじりしながら家に着くのを待つ。

1時間と少しして我が家到着。

でんわでんわ。

・・・・にもつ、ありました。着払いで送ってくれるって。


わーーい。
懐かしの北海道、雪解けでなんか汚い色合いの北海道、そして
とってもカオスな我が家。

ただいま〜。

と、やっとこさ明るい気持ちになってお茶碗を洗い始めた私であった。



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