ちょっとどころか、ものすごく寒い、ベルリンです。 なんてこった。 この気温差・・・というか、季節感の無さ、気圧の違い、体力あるはずの若者である私ですら辛いのだから、お年寄りは大変だわ、と思う今日この頃。
さて、附属の合唱団の件で、幼なじみの一つ年下の女の子と電話しました。 幼なじみ・・・とはいっても、お互い本当に小さいときに、よく遊んでいた子で。 中学校でも一緒だったんだけど、幼い頃に一緒にいたイメージが大きすぎて、今でも名前を聞いてパッと目に浮かぶのは、3歳か4歳ぐらいのかわいい笑顔だったりするんですが。
彼女、私から見るとかなり波乱万丈な人生を歩んでいるのですが、そんなことを微塵も感じさせない明るさを持っていて、感じがいいのです。すごく。 なんか、久しぶりに電話で話して、実感した。 本当に、気持ちのいい娘だわ。 笑い声が、いいんだ。すごく。 こっちまで、元気になってしまった。
ピアノが弾けるとかさー、勉強が出来るとかさー、関係ないな、人生。 ふと、そう思ってしまったよ。
そんな彼女、もうすぐ結婚するそうで・・・。 「よかったねー、いいねー。」と言うと、「いやいや、ごくごく普通の人生を送ってます、皆と違って、もう社会に出て5年も経つし。」(同年代の友人たちは大学院に行ったりとかして、ようやく最近仕事を始める人が多いとか。私もそうだけどさ。)なんて言ってました。 私が富山に帰ると言うと、「じゃあ、私、ピアノ習いに行こうかな。」だって。 冗談じゃなくて、本当にやりそうなところが、いいんだよな。 そういう、地に足の着いた上での積極性も、私が彼女を好きな理由の一つなのだ。
私より歳は一つ下だけど、ある意味、人生の先輩だな。 おめでとう。本当に。 富山に帰って、会えるのが楽しみだ。
・・・しかし、最近、まわりで結婚が多いなぁ。 友人関係だけで、もう5件、親戚関係でも2件・・・。 おいおいおい。 そんなお年頃ですか。
行ってきましたよ、アバド!! ああ、久しぶり。
なんつうか、やっぱり、彼は、色気があるんですよ。 イタリア〜ンなんですよ。 出てくる音が、柔らかく、色彩に富んでいて。 いたるところに、花が浮かぶ感じなんですよ。 まるで、ラトルの、テンポノリノリ超特急の頭脳音楽への反逆?と思うほどの、ゆっくり丁寧で、間延びするギリギリのライン、一音一音を慈しみ、和音の変わり目を楽しむ、なんていうか、マニアックな演奏。 演奏してるほうも、聴いているほうも、気が抜けず、結構疲れる演奏会ではあったけど。
団員さんたちも、だんだんラトル色に染まってきているようで、久しぶりのあのアバドの、ラトルと反対方向の抑制に、演奏後、かなりお疲れの様子でした。 なんていうか、アバドは、今のベルリンフィルに足りなくなってきている「色」を、徹底的に取り戻しにきた、っていう感じでしょうか。 ラトルの方向性と、アバドの方向性・・・。 今のベルリンフィルが向かう所、そして、失ったもの。 そんなものが、こんなに顕著にわかるなんて。 アバド、やっぱり、すごいなぁ。
ラトルとは、まったく別のタイプなんですよ。 アバドからラトルへ・・・っていう、この時代の変わり目を目の当たりに出来た幸運に感謝。
週末、友人の家やベルリンの大学などに通って、練習三昧でした。 暑くて、暑くて、大変!!なベルリン。 明日からは、また少し寒くなるようです・・・。
2005年05月27日(金) |
このライプツィヒ滞在。 |
水曜。 学校で一日中練習。 前日の発表会での演奏が頭からはなれず、なんとなく悶々とした一日。
夜、歌の女性の卒業試験があり、ピアノ伴奏が巷で有名なエリック・シュナイダーとのことで、聴きに行く。 いやー、結構よかったよ。 試験とは思えないくらい、「聴かせる」演奏会でした。 歌の彼女は、まあ、まだ若いし、ちょっと未熟な面も多々あったけれど、もともと持っている声が良く、素質もあるんだろう、エリック・シュナイダーと競演して、見劣りはしなかったし(多分、彼の伴奏の仕方がうまいせいもある)、学生なのにすごいよな、と。 なによりも、この日のために、ものすごく練習してきたのが伝わる演奏でした。プライドが高そうだったから、かなり頑張ったんだろうな〜。 まあ、いかにも大事に育てられた、自信満々の美人お嬢様歌手といった風情で、人間的に共感はできなかったが(笑)、でも、いい刺激を受けました。私も頑張らなければ。
しかし、エリックってば、カッコいいのよ〜!! にっこりと笑って、歌の女性を立てる、その余裕といい、長い手足をもてあまし気味にしているところといい、なんていうか、素敵なオジサマなわけですよ。 しかも、むちゃくちゃ、ピアノ上手いし。 実は、一番前の席、指が一番良く見えるところで聴いていたんだけど(前日に自分が弾いたのと同じホールで、どう彼が演奏するのか、興味があったのだ)、あのピアニッシモが出しにくいピアノで、よくもまぁ、音が抜けずにあんな繊細な表現をするもんだ、と感心。 勉強になりました。ええ。
そんな演奏会のあと、泊めてくれている友人と、弾き合い会をしまして。 人に聴いてもらうのって、本当にいいね。 化けの皮がはがれる(笑)。 自分の下手加減に、もう、落ち込むというか、あきれるというか、 ちくしょー、でございます。
木曜。 朝6時半に起き、学校へ早朝練習に。 人が少ない学校は、いい部屋も確保できるし、静かで集中できるし、かなりポイント高い。 おかげさまで、前日ひどかったモーツァルトが、早朝から約3時間の練習で、一皮ムケました。
しかし、その後、まともに部屋が取れず(試験前で人がいっぱいなのだ)、仕方なく、先生のお昼休みの時間を狙って、レッスン室に突撃、いいレッスン用ピアノでまたしても1時間半ほど練習。 そして、続けてレッスン。 モーツァルト、褒められた褒められた(笑)。 「よく勉強してきた、すばらしい、私はものすごく嬉しい」など、先生、大喜びで、大げさなくらいの褒めコトバの連続。まあ、この先生は機嫌が良くなるといつもこうなので、言葉半分くらいに受け止めなければなりません。 (しかも、よく勉強してきた、といっても、本当に実質、目に見えて効果があったのは、当日朝の3時間の練習だけなんですけどね・・・。)
あと、ラヴェルの道化師をレッスンしてもらって、本日終了。 試験まで、レッスンはあと2回です。
まあ、朝早くから学校に行って、練習し、部屋が空くのを4,50分もじっと待って、レッスンして、また部屋待ちして、なんてのを繰り返してると、そりゃ疲れるものでして。 いつも自由〜に、自分の部屋で弾いてるんだからねぇ。 学校での練習は、集中力が増すだけに、かなり良いのだけど、いやいや、疲れます。
ということで、夜にあるはずのクラス内の小さな弾き合い会(私は時間があれば弾いてもいい、と言われていた)は、キャンセル。 先生も、「OK、OK、聴くのは疲れるからね、気をつけてお帰りなさい」なーんて、上機嫌で言ってくれちゃって。 わはは、モーツァルト効果だ。
ということで、非常に充実したライプツィヒ滞在でございました。 泊めてくれた友人に感謝。
さて。金曜。 ベルリンに帰ってきて、疲れがどっと出て、お寝坊。 ここで気を緩めずに、弾かなくちゃ!! と、自分を叱咤激励するも、電話がかかってきたり、なんだり、で、集中力は途切れがちな一日でした。 まあ、この週末、しっかりやります。
しかし、なんだねぇ。 いかにも、試験前、って、感じだねぇ・・・。
ライプツィヒの学校で、発表会がありまして。 クライスレリアーナ。
なんつうか、ミスが多すぎて、自分としてはかなり不満な出来でした。 なんで、こう、ステージでは緊張するかねぇ。 自分で自分にムカつきます。
聴いていた人は、結構、誉めてはくれたけれど。 でも、もっと、ちゃんと弾けるのにー!!と思うと、悔しい。 先生も、「悪くはなかったが、もっと出来るはずだろう」と、不満げ。 くそ〜。 やっぱり、何度も人前で弾くのは大切だわ。
まあ、あと一ヶ月弱、試験までの課題がわかったってことで、よしとします。
友人宅より書き込みでした。
この土日、知り合いの先生に、ベルリンの学校の練習室を特別に確保してもらって、まるでベルリンの学生のように、学校で練習していました。
やっぱり、家での練習よりも、なんとなく、本気度がアップするというか 余計なものがないから、集中できるというか 非常によく練習したこの週末でした。疲れた。
土曜には、友人のクラス発表会での演奏を聴きに行き。 想像以上に熱くて緊張感のある彼女の演奏に、ちょっとビックリ。 普段、おっとり安定感のある人なので、そのギャップが面白かったでございます。
うーん、私も、演奏している姿は、意外性に富んだものなのかもしれんな。 あんな小さいのに頑張っちゃってる!!みたいな(笑)。
その演奏会のあとご飯を食べに行き、そして帰宅中、なんだか、ワタクシ、お腹をくだしましてね。 友人と一緒に地下鉄の中で「うぉっ、ビックウェーブが・・・!!」と呻きながら、苦痛に耐えておりました。 駅に着いたとたんに、耐え切れずにサンダルを蹴散らして、どこかの茂みに駆け込む姿・・・を想像して、友人たちは大爆笑。まったく、素晴らしい友達でございます。 ・・・大丈夫でしたけど。ちゃんと、家まで、持ちこたえました。
しかし、こんな話題・・・お食事中の方、ごめんなさいな・・・。
2005年05月19日(木) |
レッスンもあとわずか |
水曜は、友人宅にピアノを使わせてもらいに行き、そのままご飯をご馳走になって帰宅。 ありがとよ、M。
木曜、レッスンでございました。 次の火曜日に、学校でピアノ科の発表会があり、そこで弾くので、クライスレリアーナを再度レッスンしてもらいまして。 しかし、よくよく考えたら、ソロの試験まで、レッスン、あと2回!?!? 入試とかあるから、一週間学校休みだし・・・試験前だからって、レッスン回数を増やす先生ではないからな〜・・・2回か。2回か・・・。 ・・・ま、なんとかなるだろ(笑)。
しかし、うちのトーマス先生とも、あと数回のレッスンを残すのみなのねー。 長いようであっという間の3年間。 最近ようやく、お互いの事がわかってきているというのに、なかなか寂しいものがあるわ。
レッスンでも、向こうの言いたいことが、よーくよーくわかるようになってきたのって、この半年くらいだもんなぁ。 あの、印象の冷たい、怖い先生と、よく3年間もやってきたわ、そして、よく、レッスンで満足そうな顔をさせることができるようになってきたわ、と自画自賛。 はぁ・・・。あと少しだねぇ・・・。
またしてもOB合唱団の話で恐縮なんだけどさ。
こう、同世代の友人たちの電話番号を調べ、合唱団の連絡をまわすために、ドイツから国際電話をかけるわけです。
皆、働いてるんだよな〜・・・。
家に帰るのが夜中の1時半、次の日の朝は6時出勤の人とか 日本時間の22時ぐらいに4人に電話して、2人はまだ仕事中・・・。 なんてこった、日本。
こうやって、皆、働いてるのに、こんな優雅にピアノなんて一日中弾いて(それはそれで大変ではあるのだが)、いいのか、私。 って思うのと、 よかった、こういう人生で。ありがとう、お父さんお母さん。 って思うのと、 半々な複雑な気持ち。
日本に帰ったら、ああいう、せわしない、音楽を愛でる余裕もないような生活が、普通に待っているのかと思うと、なんだか、ね。 「忙しくてさ〜、歌なんて歌ってられないわー。」 というセリフを聞くと、ああ、なんつうか、せつないっつうか、じゃあ私のやってることは何?みたいな。
もし、私が、何かのハプニングで、ピアノをやめざるをえなくなって、他の仕事に就いたとしても、音楽を聴いて感動したり、合唱に参加したり、そういう気持ちだけは、常に持っていたいものだよな。 ルプーのシューマンのCDを聴きながらこれを書いている今、しみじみ、そう思うわけです。
しかし、まあ、久しぶりに聞く同級生の声。 あいつ、あんなにカッコいい声だっけ、とか こんなに話してて楽しい人だっけ、とか 逆に、なんかギクシャク?とか なんで関西弁になってるんだ、あんた、とか なんか、この人、カッコいい生活してるな、とか えええー、もう結婚するのー!?!?とか。
人生いろいろだな。 同じ中学校出身の、全然別の世界にいる、古い友人たち。 彼らと連絡が取れるだけでも、合唱団を作ってよかったと思う。
いやー、OB合唱団、すごいことになってます。 http://f-chorus.mpage.jp やっぱりね、若いってすごいわ。 下の学年、まだ大学生とかそういう世代の勢いって、すごいのよ。
ある後輩からは、「上の年代の方が極めて少ないし、団員の方も少ないですね。正直、心配しています。−中略−OB・OGの方が忙しいのは分かりますが、どうにか合唱団の主旨を理解していただき、入団していただきたいものですね。」 なんていう、熱いメールが来るわ、 私たちの世代の連絡が取れない、って言ったら、「名簿さえ送ってくれれば私が先輩たちの実家にハガキを出しますから!!」くらいの勢いだし・・・。 実際、若い世代は、同学年のOBの誰に連絡が回ったのか、登録しないのは、サイトの存在を知っていてあえてしないのか、それとも知らないのか、そこまで、ちゃんとチェックして「布教」してくれているらしい。
なんつうか、言いだしっぺの私のほうが、押されるくらいの勢いで、嬉しい限りだわー!! これだけ、盛り上がってくれると、こっちも同世代に強気でプッシュできるもんな。
ほら、同世代って、もう、ほとんど働いているわけでしょう。 そこへ、中学時代の合唱の思い出を振りかざして、「さあ一緒に歌いましょう」なんて言っても、現実問題、厳しかったりするわけで。 その辺は、よくわかっているから、私も同世代の友人たちに無理強いは出来ず、どうも弱腰になってしまっていたのだが。
若いって、いいねぇ。 すごいわ。
しかし、ここ数年のPCや携帯の普及って、ホントにめまぐるしかったんだな。 連絡先がわからないOBたちと何とか渡りをつけられないものかと、6,7年前にやったOB会の、当時の資料を引っ張り出してきたはいいものの(実家からFAXで送ってもらったのだ)、もう、全く使えないのよ。 だって、たいてい固定電話の番号しか書いてないし、携帯の番号があっても、070とかから始まってたりさ。 メアドなんて、書いている人ほとんどいないし。 使えねぇ・・・。
便利な時代になったものですな。 若い世代の連絡網がしっかりしているのは、このメールの普及によるところが大きいかと。
そんなこんなで・・・・あれ。私、ベルリンで何やってるんでしょうねぇ・・・。
ピアノも、しっかりやってます。 日曜は、ベルリンの学校の一部屋を使わせてもらうことが出来て、久しぶりにグランドピアノで思う存分練習でき、クタクタでございました。 あと一ヶ月、集中集中!!!!!!!
なんだか久しぶりに集中してピアノを弾いたら、ここしばらくのサボリ癖が顕著に表れていて、笑ってしまう。
昨日レッスンに持っていったエチュードとスカルラッティはいいとしても、クライスレリアーナとモーツァルト、細かい部分が適当になっていて、やばいやばい。 こりゃ、大変だ。 24日には、クラス発表会もあるというのに。
しかも、和声に再度目覚めているこの頃、細かくアナリーゼを始めると、時間がたつのがあっという間。 やばいなぁ。やばいですよ。 ・・・ま、楽しくやってるから、いいんですが。
面白いのよー、和声って、わかってくると。 楽譜の色合い、立体感が、ぜんぜん違う。 どの音が転調のきっかけなのかとか、どんな進行なのかとか、そういうのを感覚だけじゃなくて理論として頭で知った上で弾くと、なんか、違うんだよ、やっぱ。 特に、シューマンみたいな、古典チックなくせに入り組んだ曲ってのは。
これを、考え込まずに、パッと出来るようになるといいんだけどな。 つまり、作曲の基本ですわ。 そしたら、暗譜なんて簡単になるんだろうな、これから先。
しかし、和声の勉強、一応、一通りは大学時代にやったはずなのになぁ。全く覚えていない、というか、4声体の禁止項目ばかり覚えて、肝心のアナリーゼをあんまりやった記憶がない。なんか、大雑把なアナリーゼだったよなぁ、授業でやったのって。 和声の授業、相当つまんなかったもんなぁ。 全然楽しくなかったもん。ありゃ、教え方が悪かったんだな(と人のせいにする)。 しかし本当に、何にも身についてなかったんだわー、私。 あの頃、この面白さに気がついていれば、今頃・・・なんて思っても遅いが。
卒業試験日が、決まりました。ようやく。 6月16日と、7月11日の2回。
ああ、あと5週間です。籠もります。 ちょいと本気で頑張ります。 遊んだ分、取り返さないと。
レッスン帰りの電車の中で、和声のお勉強。 昔やったこと、かなり、忘れてるわー。ショック。 ちくしょ。頑張ります。
居候が帰国。 空港までお見送り。
ここしばらく、遊びすぎて、人と会いすぎて、食べ過ぎて、 疲れきって、ボーっとしたまま、独りの家に戻り、 ふと気がつくと、 家が汚い。
あああ。居候がいたのに(いや、いたから?)、お掃除すら出来なかった私の余裕のなさったら。 ずっと外食ばかりで、あんまり料理も作ってあげなかったしなー。 ごめんなー、ひっぱりまわしちゃって。居候さん。 独りになって、ようやく、自分のいたらなさに気がつくのだ。 そんなもんなのだ。
夜、久々にフィルハーモニーに、室内楽を聴きに行ってきました。 疲れた体を押して行ったので、かなりキツかったが。 しかも明日はレッスンなのに。頑張ったぞ、私。
さて、演奏会、管楽器中心。 パユ、マイヤーのそれぞれのソロとか、この間私も弾いたプーランクのファゴットとオーボエのトリオとか、ベートーベンとか。 なにはともあれ、ピアノのブロンフマン、どうも好きになれんなぁ、で終始してしまった。 プロコのフルートソナタが頭から離れない・・・。
知る人ぞ知る、安永徹・市野あゆみ両氏と、夕食を「ささや」にてご一緒してしまいました。
楽しかったー。まったく気取らないお二人の人柄と、話の面白さ。 「遠慮しないで食べてください、そして、お返しはしなくていいから、かわりにもっと若い人に同じようにしてあげてください」というセリフに、いやー、参りました。(本当に遠慮なく食べてしまった。) 「企画が面白ければ、ノーギャラで弾きますよ」とか。いやいや、とんでもない、という感じですが。 素晴らしいよなー。
しかし、今日は、なんだか、贅沢&優雅な一日でございまして。 お昼にも、昔、日本人がよく集まっていたイタリアンレストランのオーナーさんのご自宅にお邪魔して、素晴らしい昼食をご馳走になってしまったのだ。 シュパーゲル(白アスパラ)が、あれほど美味しいとは思わなかった、と、今更気がついたくらい、美味しかった〜。 最高級のワインとともに(昼間から飲むなよ、って話ですが)、超・幸せなひとときでございました。 ありがとう、Aさん!!
食べすぎです。確実に太りました。 明日、居候が帰国します。 ようやく、日常が戻ってくるか・・・。
2005年05月09日(月) |
弦楽器のクラシック社会 |
私は、弦楽器との室内楽をほとんどやったことがない。 弦楽器の友人や、室内楽をたくさんやってきたピアノ科の友人たちと飲んでいると、だから時折、疎外感を感じることがある。
じゃあ、やればいいじゃないか、と思うかもしれないが、なぜだろう、昔から、なんとなく、理由もなく、弦楽器の世界を敬遠していた自分、ドイツに来てオケをたくさん聴き、弦楽器の美しさも十分わかっているはずなのに、なぜか一緒に演奏してみたいと思わない自分がいる。
弦楽器を弾く人というのは、幼い頃から英才教育を受けている人がわりと多い。管楽器や歌は、学校のブラスバンドや合唱部から始める人が多いのと対照的に。 なんとなく、やっぱり、お嬢や坊ちゃんが多かったりするのだわ、弦は。 だから、庶民な私は、感覚的にしっくりこない部分があるのかもしれない。音楽とは別の部分で。 もちろん、一人一人の人間を見れば、馬鹿なヤツもいれば(笑)超庶民派な人もいるから、要するに、今まで弦楽器の人とあまり付き合ってこなかったという、環境、慣れの問題でもあるのだけど。
そんな自分をわかっているから、無理に室内楽を始めようともしていないわけだが やっぱり、なんか、ちょっと、寂しくなったりもするのだよ、ええ。
歌や合唱が好きで、そのためなら、自分から率先して、喜んで動くことが出来るんだけど。 好きこそ物の上手なれ、ですな。
結局、音楽が好き、よりも、人間が好き、なんだろうね、私。 人間が好きだから、音楽が好き? よくわからないけど。
そんなこんなで、弦楽器の友人のコアな会話に多少引き気味の私。 オケや室内楽、聴くのは大好きなんだけどねぇ。その世界に足を踏み入れるのを躊躇するのは、自分に自信がないからでもあるのでしょう。クラシック人間社会にどっぷり漬かる覚悟・勇気、いや、その気がないからなぁ、結局。 これも、資質だし、無理してやらなくてもいいとは思うのだけど。 ちょっと、寂しくはあるのですよ、ええ。
日々、あっというまに過ぎていきます。
最近は、シューマンの和声に感動の連続。 理論的な和声学に弱い私、居候中の友人に手伝ってもらいつつ、細かくクライスレリアーナのアナリーゼ(楽曲分析)をしております。 この音に、この一音に、こんな意味があったのか〜 今更ながら、そんな感動の日々。 すごいなー、シューマン。
ささやに行ったり、最近引っ越した友人宅に棚を届けたり、なんだかんだと、5月もあっという間だわ。
5月1日、日本から友人が、パソコンを片手にやってきました。(ありがとうありがとう!!) ということで、ついに、パソコン生活復帰。
とはいえ、附属OB合唱団のサイト作業、新しいパソコンの設定など、いろいろやることがあって、日記まで手が回らず、今日まで延び延びになっていました。
昨日は、久しぶりに、我が家での美術系の友人たちとの飲み会。 結局全部で8人、かーなーり楽しかった。 天ぷら作ってー、ホタルイカご飯炊いてー、ここは日本ですか?
下の階の住民が、騒音に敏感なので、ホストである私としてはかなり気を使いました。 それがなけりゃー、もっと大笑いしてもっと騒げたのに。 我が家での飲み会は、そこがネックなんだよな。
さて。 ピアノします。
|