忙しかった、忙しかった、忙しかったぞー!!!
人と会いすぎでございました。 あっという間に、人と会う約束で埋まっていく4月後半のスケジュール手帳。
春の空気のせいか 若葉の鮮やかな緑のせいか まぶしい青空のせいか
人と、会いたくなる季節なのですね。
5,6人でのパーティーが多かった最近。 ちょっと口をつぐむと「おとなしくない?」と言われてしまうほど、よく話し、よく笑ったわ。 話題の中心に居たがる性格が災いし、常にパワー全開で、大笑いしていたような気がする。ものすごく、テンションが高かった。そりゃ、疲れますな、ええ。 ここ最近の飲み会は、私が友人同士を紹介するという、仲介的役回りが多かったから、余計に頑張っちゃってたのもあり。 皆大体同じ世界の住民なので(音楽関係が多かった)、すごくラクに、元気に、呼吸できてしまい、調子にのったせいもあり。
こうやって、人とたくさん会い、ネットから離れ、人と人との間にいると、自分がいかに、「人付き合い」というものを欲していたのかよくわかる。 やっぱり、本来の私は、家に篭って練習に励むタイプじゃないんだろうなー。 ピアノを弾いて音楽に浸るのも楽しいけれど、人と会うのって楽しいもんなぁ。 やっぱり、私は、人の輪の中にいたい人間なんだよなー・・・。 だから、合唱ピアニストになりたいのさ。皆で音楽を共有できるなんて、楽しくて仕方がないだろうさ。
人間の資質ってのは、やっぱり、あるんだよな、と最近思う。 私の家に遊びに来て、うちのピアノを一目見るなり、ピアノの前に座り、弾き出す、止まらなくなる・・・なんていう、ある友人の姿を見ていると、こういう人が、いわゆる本物のピアニストなのだな、と実感する。 「ここの転調する和音がたまんないよね〜」なんていう会話で友人同士で盛り上がるような、そんな環境に昔から何年もいて、お遊びのようにシューマンだのショパンだのを楽譜も見ないでサラサラと何曲も弾く。 幼い頃からそういう環境にいた人間。クラシックのピアノ曲で育ってきた人間。 ああ、かなわないな、すげぇなー、と思う。 練習しなくちゃ、とか、人前でクラシックを弾くには暗譜が、完成度が・・・なんて言ってる私みたいな人間は、クラシックピアニストとして超一流にはなれないんだろうな、やっぱり。まあ、そこそこのところまでは行ったとしてもさ。 だって、ドイツに出てくるまで、日本でどんな曲を弾いてきたか、ほとんど覚えていないもん、私。音楽のこと、ほとんど知らなかったし、ピアノ曲だって、自分が弾いたことのある曲しか知らなかったし。大学でも、バレーボール部のマネージャーとかしてたんだもんなぁ。何やってたんだ、私(笑)。楽しかったけどさ。
ドイツに留学して、ぶっちゃけた話、私にとって一番良かったのは、日本にいたままでは会えなかったであろう、レベルの高い同世代の日本人演奏家たちと仲良くなれたことかもしれない。 そして、彼らにとっては、私のような、あまりクラシック世界の雰囲気に染まっていない、いろんなことに手を出してきた人間が、かえって面白く映るのだろう。 その私的に「本物のピアニスト」である友人は、私の交友関係や人付き合いの仕方を、うらやましい、と言う。私が彼女のピアノをすごい、と思うのと、多分同じように。 そういうもんなんだろうな。それが、資質ってものなんだな。
留学したい、と、ベルリンに新しくやってくる若い日本人が今年はわりと多く、彼女たちと会う機会も最近多いのだが。 私よりも数年若い彼女たちを見ていると、いろいろと感慨深い。 必死で先生探しをしている子、のんびりしていて受験も焦らず、ベルリンの生活をゆっくり始めている子、先生も学校ももうほぼ決まっていて余裕で楽しんでいる子・・・。いろんな生き方があるよなぁ、と思う。そして、人それぞれで、全部いい。(・・・って、「相田みつを」ですか、私は。) 最近、自分も含めて、心から自然にそう思えるようになってきている。これが、歳をとるってことなのかしら。 ガツガツと、コンクールに出て賞を取りたいとか思わなくなったもんなぁ・・・。
音楽の奥深さを知り、それを美しく思う、自分が音楽と一緒に生きていけて幸せだと思う。 留学して、音楽の素晴らしさをを知ることができて、本当によかった。 それでOKだな、と、思う。 日本にいたら、こんなに奥深い世界は知らないままだったと思うもん。
孤高のソロピアニストは、性格的に無理。ていうか、そんな自分が想像できない。どこかに無理があるんだよな。今まで一生懸命にその姿を想像してそれに向かってやってきたけど、イメージとしてうまく像を結ばないものに、最初からなれるわけがないんだわ。 ピアノも、クラシックのピアノ曲も、とてつもなく好きだけど。でも、人前で、拍手をしてもらいたいがために弾いているわけじゃないもの。 私には私の道がある。早く帰って合唱ピアノをやりたい。人と一緒に音楽を分かち合いたい。 劣等感とか、挫折とか、そういうネガティブな感情とは全く関係なく、素直に、喜びを持って、肯定的にそう思う。
あらー、なんだか、日記のつもりがエッセイみたいになっちゃったわ。 久しぶりに予定のない日なので、久しぶりにちゃんとパソコンに向かったら(今うちに泊まっている新人Yちゃんのパソコン借用中)、長くなっちゃった。前半と後半の文体が全く違う・・・ま、ご愛嬌ということで。
人と会うのも必要だけど、こうやって落ち着いて一人で文章を書く時間も、私には必要なんだな、やっぱり。
演奏会日記も書かなくちゃ。溜まってるわ、たくさん。 あ、それと、富大附属中学のOB合唱団のサイト、もう書いちゃいます。まだ堀江先生からの言葉はいただいてないんだけど。附属の方、登録してください!! 富山大学教育学部附属中学校OB合唱団
久しぶりに、予定のない夜。 本当にここしばらく、なんていうか、社交的過ぎました。人と会い過ぎ。 楽しかったけど、さすがにこんなに毎晩続くと疲れますな。歳かね・・・。
この日記をサボっている間、ドイツに来て初めて停電を経験したり、友人の素敵なピアノの演奏に大きな刺激を受けたり、友人の引越し先で干乾びたネズミに遭遇したり(それまでその部屋に住んでいた日本人男性の掃除の仕方に、かなり問題あり!!ここで告発だ、ちくしょ。女4人で大掃除するはめになりましたわよ。ショックな光景に遭遇するたびに精神的に打撃が大きく、掃除後は皆、疲れ果てました。)、新しくドイツに来た2歳下の友人がずっと泊まっていたり、ルプーを聴きにいったり、関西人のノリに大笑いしたり、親愛なる隣人(友人の)に焼肉を食べさせてもらったり、レッスンが楽しくて音楽の神様に感謝したり、友人の誕生日をお祝いしたり、そこでピアノと戯れる友人にまた影響を受けたり、ティラミスを作ったり、昔お世話になった先生のお家にお邪魔したり・・・まあ、とにかく、忙しかったですわ。
で、その間、ほぼ行動を共にした女4人。ベルリン女子部(笑)、今年の初めに結成したきりだったんだけど、ここにきて活動が非常に活発になってきましたな。 ちなみに、かなりイイ女がそろっております、我が部。部長の私が保障しましょう・・・なんてね。 やっぱり、女友達はいいねぇ。楽しいですわ。
こうやって、気持ちよい、風通しのいい友人関係が出来上がるのは、大抵その土地を離れるちょっと前であることが多かったりする。不思議なことに。 いい関係を築けるようになるまで、数年はかかるってことなのかもなぁ。 愛知の大学のときもそうだったもんな、考えてみると。
しかし、まあ、そろそろ、腰を落ち着けなくちゃ。 明日はレッスンだ・・・恐ろしい・・・。 そして、5月になったら、また日本から友人がやってくるのだ。残り少ないベルリン生活、えらく充実したものになりそうでございます。
ここしばらく、相当忙しく過ごしておりまして、パソコンに触る暇がありません!!
友人の引越しで、とにかくバタバタしておりまして。 まあ、ともかく、なんだかんだと人の世話をしたり、お互いに助け合ったりしていると、人間関係が活性化されて、非常にいいですな。
なんだか今更、ベルリン生活が楽しくて仕方ありません(苦笑)。
怒涛のように過ぎていく日々 しかも、最近一緒にいる友人達は、かなり優秀なピアニスト達なので、音楽面にも良い影響がたくさん!! こんなにバタバタしているにも関わらず、刺激を与え合って、ピアノにも集中できてしまうなんて・・・・超楽しい!!
ということで、日記更新はご無沙汰しておりますが、元気にやってます。 落ち着いたら、また・・・。
木曜、レッスンにて。 トーマス教授は、この間のポゴレリッチは、お気に召さなかったらしい(苦笑)。まあ、ライプツィヒとベルリンとでは演奏も違っていただろうけど(ライプツィヒは日曜、ベルリンは月曜でした)。 でも、あのテンポの揺れとかは、彼の持ち味だし、そう覚悟して聞けば別にいいと思うんだけどなァ・・・。ていうか、好きじゃなかったのか、先生・・・。
さて、レッスン、聴講生として、なんか若いヨーロッパ人の男の子が来ていて(多分ドイツ人)、先生ったら、もう大張り切り。 またかよ〜。 ま、レッスン内容は格段に良くなるのでいいのですが、なんつうか、私との会話より聴講生の視線を気にしているような上の空具合で、笑ってしまう。 わかりやすくて、いいんですけどね。まあ。
ああー、しかし、学校でグランドピアノを使って練習していると時間がたつのがあっという間。 えらく充実した一日でした。
帰りの電車の中で、日本語を勉強していると言うドイツ人と知り合いになり。 正しい日本語を話すのって難しい・・・。
金曜は、ベルリンに来たばかりの知り合いが泊まりに来ました。 住む家がまだちゃんと定まっていないらしく・・・。私も来たばかりの頃は大変だったし不安だったなぁ・・・と、もう4年も前のことを懐かしく振り返ってみたりして。
2005年04月12日(火) |
友人宅通いも最終日。 |
友人のお宅を貸してもらっていたおかげで、ここ数日生活にメリハリが。 朝起きて、すぐにお弁当を作り、紅茶を水筒に入れて、自転車で出発。
しかも最終日の今日は、夕方帰ってくる友人への置き土産(?)にするつもりで、野菜カレーの材料を持ち込み。 リュックの中にブロッコリーやらズッキーニやらナスやら、隠し味の、自家製トマトソース(コレが最近の自信作)やらを楽譜と一緒に詰め込んで、まるでピクニック。
やっぱりねぇ、良いグランドピアノは、いいのですよ。 しかも昨日のポゴレリッチに影響されて、広く天井の高い部屋でピアノから出てくる響きを味わってると、もう楽しくて楽しくて。 自分の家で、古いグランドピアノと新しいアップライトとを弾いているのとは違うのよね〜。 まあ、贅沢な、というか欲張りな話なんだけどさ。
ありがとう、友人よ。
で、直接ドイツ語のレッスンに行き、その後友人達とギリシャ料理を食べに。お肉も海老も意外なほど美味しくて、デザートもボリュームあって、ギリシャのティーとか飲んで、それで一人13ユーロとかなんだから、安いよなー。久々の外食でしたわ。 満足。
2005年04月11日(月) |
ポゴレリッチ〜〜〜〜!! |
合唱指揮者の関屋晋さんが亡くなったのですね・・・。ご冥福をお祈りいたします。
さて、ポゴレリッチのコンサートに行ってきました。 すごい。泣いてしまった。 2年ほど前にも彼のソロコンサートは聴きに行き、その独特の世界観にビックリしたものだけど、今回はそれ以上に、響きの美しさ、ハーモニー感に、ただただ屈服・・・。 音楽の真髄というか。 いわゆる「お手本」からは程遠いけれど、彼の魂に一番近い、そんな音楽。 耳を澄ませて、和声の移り変わりを味わい、ピアノの響きをいつくしみ・・・。 多彩なタッチ、強靭なテクニック、いや、もうそんなことはどうでもよく とにかく、音楽の神様が降りてきてました。
しかし!!前半、ずーーーーっと、どこかから、なにか電子機器のピッピッピって言う音が、鳴り続けていまして。 もう、誰!!! 自分が出していた音とは気がついていなかったのか、またはホールの音響関係で問題があったのか・・・とにかく、耳障りもいいところ。 集中力が必要なポゴレリッチの演奏だからこそ、イライラも募る募る。 あんなピッピッピッピ言ってる状態で、よく集中して弾けるものだ。もう、それだけで尊敬だわ。 全く、それさえなければ・・・。まあ、そのおかげか、後半、静かになってからの演奏、かえって素晴らしかったけれど。
しかし、ラフマニはズルイ。あれは、泣くだろ。あれは。
なんだか、髪も短くなって、カッコよいポゴレリッチでした。 私のピアノの先生であるトーマスは、ポゴレリッチのこと大好きなんだよねー。 もう2年半、彼の下で学んでいると、彼の目指す音楽というものが、ポゴレリッチを通じて見えてくるのだから面白い。 なるほど、こういうタッチね〜、と、実感しておりました。
堪能しています、主のいない他人のお家。うへへ。
我が家よりも、かなり広く、日当たりがよく、心地よい〜〜〜。 ピアノを弾き、パソコンを使わせてもらい、「読んでいいよ」と言われたダ・ヴィンチ・コードを休憩しながら読み・・・(ていうか、面白くて止まらない。練習しに来ているのだ!!と身を引き締めて、お持ち帰りのためカバンの中に。)
あああ、クセになってしまいそう・・・。 ありがとう、我が友人よ。
さて、今日はそろそろ帰るか。 お弁当持参で、明日も使わせていただきます!!
この週末から数日、旅行に行く友人(ピアノ科)の家を使わせてもらうことになりました。 つまり、パソコンとグランドピアノが使い放題。うきゃー!!
とはいえ、まあ、人のお宅ですし 人のパソコンですし 「なんなら・・・住んでもいいよ」(寝泊りOK!?)なんていうありがたいお申し出も、いや、そこまでは、ええ、ねぇ。
ということで、この数日は、日記も更新できそうです。 ありがたや ありがたや
しかし、しばらく日記を書いてないと、なんだか調子が狂うなぁ。 何書こうかなー。
あ、携帯、手に入れました!! とはいえ、古い壊れかけの物を友人よりいただいたので、画面の上半分、液晶が消えている・・・。SMSも、最初の方がかすれて読めないので、ま、とりあえず、電話掛けるだけ、ということで。 もう数ヶ月のドイツ生活、なんとか節約生活で乗り切ってやるぞー!!
主のいない友人宅は、なんだかドキドキします。 えへへへ。 ・・・もちろん、ちゃんと我が家には毎日寝に帰ります。もちろん。
こんなにパソコンに時間を使っていたのか!! ・・・と、びっくりするほど、パソコンのない生活は時間があり・・・。 なんつうか、ゆとり、余裕ができる。
料理好きな友人の影響で、私も和定食のご飯を毎回作ってみたり、自転車で出かけたり(これはネットカフェに行ったりするからだけど)、なんだか非常に健康的に日が過ぎていきます。 パソコンがないのも、結構いいもんだな。
土曜、F.P.ツィマーマンの、プロコとブリテンのコンツェルトを聴きに行ってきました。 特にブリテンでの集中力には脱帽。高音の、今にも途切れそうなピアニッシモは、さすがでした。
友人宅からなので、このへんで。
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