2005年03月27日(日) |
友人宅よりとりあえず報告。 |
友人宅より書き込んでいます。
私のパソコン、主電源が入らず、うんともすんとも言わない状態です。 修理に出そうにも、イースターでどこもかしこもお休み。 多分、直るまでに数週間かかるだろうから、その間は友人宅やネットカフェに通わなくてはメールも見ることが出来ません。 ネットカフェからだと、日本語が書けないし。
ということで、最近行ったコンサートの感想を一言ずつだけ。
マーラー8番、千人の交響曲、インバル指揮BSO。 もっと広いホールで聞きたかった。 こういうものは、イベント色が強くて、音楽云々よりも、「やり遂げた感」のほうが強いのかも・・・。
バルトーク3番ピアノコンツェルト(内田光子)、マーラー9番、バレンボイム指揮シカゴ響。 内田光子がかなりよかった。細い体で、ムリせず何が出来るのかをわかりつくした感じ。音がキラキラしており、非常に音楽的。2楽章の出だしのピアニッシモには、あまりの美しさに鳥肌。一番いい席だったので、よけいに良かったのかも。 オケは、弦楽器があまり・・・。普段ベルリンフィルを聴いていると、やっぱり理想が高くなります・・・。
2005年03月25日(金) |
PC kowaremasita |
PC kosyou no tame sibaraku kousin dekimasen. Mail no henji mo osoku narimasu. gomennasai...
今日は、このサイトをよく見てくださっている、私の母よりちょっと上ぐらいの年代の方と、お食事を。 国際結婚されている方で。いろいろと参考になりましたー。 やっぱりねぇ、外国にずっと住んでいる人って、なんだか、独特のパワーがあるというか、何にも縛られていない自由な雰囲気があるというか。 お話の中に、「やっぱり、自分の子供がいる土地に住むのが一番なのかも」というくだりがあって。子供が独立してから自分はどこに住むかという話だったのだろうけれど、それと同時に、ご自分が昔、外国に住むのに抵抗がなかったのは、早くに両親が亡くなっていたせいもあるのかもしれない、というようなことをおっしゃっておりました。「まあ、若かったからですけどね」なんて、笑いながら。
なるほどなぁ。 ああ、家族、しかも、まだ子離れも親離れもできていないような甘ったれた家族が日本にいる私は、そりゃ、日本に魂を呼ばれる事だろうよ・・・(苦笑)。
あと、面白かったのは、国際結婚をするかどうかは、その時、老後を想像するかどうかだ、そうで。 「そんな若いときに、老後なんて、想像しないじゃないですか〜。」と華やかに笑う彼女の、その奔放でパワフルな笑顔は、非常に眩しかったでございます。 ま、負けてるかも、私・・・(笑)。
人生の酸いも甘いも味わってきた年代の方が、私のサイトを見てどんな気持ちを持っていらっしゃるものか。 きっと、日々ウダウダ言っている私の悩みも、「若くていいわねぇ」程度のものなんだろうな。 人生、まだまだこれから!!!頑張らなくちゃ。
あー、さて、明日はレッスンです。久しぶりのトーマス先生。どんなレッスンをしてくれるのやら。
最近、ものすごく天気がいい。 起きると、中庭から見える青空が、テカーッと晴れて、輝いていて
うっひょー、遊びに行きた〜い!!!
そんな気分になる。
早起き生活も、随分ダメダメになってきまして、ここ数日の起床は8時。 あまりにも外が気持ち良さそうでウズウズしながらも、ピアノの前に9時に座るようにだけはしている。 でも、でも、 ピアノの部屋は午前中の日当たりが最高で、もう、なんていうか、練習する気分になれないのよ〜。
ポカポカと陽が当たる所で、小説でも読んでいたい 近くの川に行って、鳥にパン屑でもやってこようか 最近発掘した、気持ちのいい散歩道に、今日も行こうか
そんなこんなで、集中力無しで、指だけは動かす私。 ダメねぇ。 ホントはそんな時、パッと外に出ちゃえばいいんだけど。 明日からはそうしよう。
でも、一緒に散歩に行ってくれる人がいないことを、寂しく思う。 一人でカメラ片手に散歩するのもいいけれど、友達と一緒の方が断然楽しいもん。 同居人が居た頃を懐かしく思ってしまう。
明日は、お昼にお食事の約束があるのだけど、最近「ささや」以外に行ってなくて、よいレストランが思いつかない。明日はささやは定休日なのだ。 そんなわけで、いろいろとネットで情報収集。意外と私ってここもあそこも行ってない・・・と、改めて思う。 ベルリンに住む人、だれか、私とレストランに行くの、つきあってくださいな(笑)。
とはいえ、いったんピアノに夢中になってしまうと、出かけるのが億劫になってしまう私。 まったく、自分勝手な女です。
今日は、実は約半年振りくらいに、ドイツ語のレッスンに行ってこようと思っていたのだが。というか、行ったのだが。 新しい先生、風邪がひどいらしく、ちょっとお話しただけで、おしまい。 「ごめんね、今日の分はお金要らないから・・・。」と。 空いた時間で、ドイツ語の学校の近くに住む友人宅に突撃しようと思ったのだけど、さすがにいきなりはダメかな、と諦めて帰宅。携帯のない不便を思い知る。 でも、その分、帰宅後の練習がはかどったので、よしとしよう。
2005年03月20日(日) |
久しぶりにエッセイを・・・。 |
今年になってからずっとエッセイを書いていないのには、理由がありまして まあ、それでも、思うところあって、ようやく、いろいろと書き始めたわけです。 結局今日は、まとまらなくて、UPするに至らなかったのだけど、一つ、書いているうちに発見したの!! これだけは、今日のうちに書きたい。
私、自分で、ドイツのことを好きになれない、なれないって思ってたけど、本当は、そうじゃなくて、自分を出せなくて気持ち悪いだけなんだ。 もしかして、私、ドイツのこと、すごく好きなのかもしれない!!!
なんだか、嬉しくて、つい、脈絡もなく書いてしまいました。えへ。
自分の考えている事を文章にするのって、本当に、すごい、いいことだ。 ずっと、モヤモヤしていたものが、なんか、ようやく、見えてきた、整理できてきた、うわーい。
ここ数ヶ月で、激変している私のモノの考え方、モノの見方。 文章にし始めたら、えらい量になりそうです。少なくとも、エッセイ、ニ、三個分にはなるなぁ・・・。ようやく構成が見えてきて、嬉しい。 ということで、推敲の時間がかなりかかると思いますが、近いうちにお披露目できるといいな、と思っています。
とかいいながら、自分の考えている事を、ここまで事細かに人に公開していいものか?と、自問する気持ちも。 隠しているからいい、ってこともあるだろうからなぁ。 あけっぴろげに書きすぎると、色気がないかも(笑)。なんて。
ま、自分の記録のために、自己満足でこのサイトやってるんだから、いいか。
しかし・・・練習しろよ、自分・・・。レッスン開始は近いぞ。
2005年03月19日(土) |
週末はパーティーを。 |
久しぶりの、ホームパーティー。 いやいや、楽しかったでございます。 手作り豆腐で麻婆豆腐。美味かった〜。(自宅なのに、お客さんに料理させる私。我が家の基本(笑)。料理上手な友人が多いんだもん。私は側で喋りながら洗い物担当に徹するのだ。) 人に作ってもらうのも久しぶりなら、人と一緒にキッチンに立つのも久しぶり、ビール飲みながら、つまみながら、料理するのも久しぶり。 いいねぇ。 飲みながら、思いつきでポンポン品数を増やしていくので、段取りが悪いったらなかったけど、それすらも楽しかったわ〜。
しかし、少人数で飲むのって、いいですな。 基本的に私はサシ飲みが大好きなんだけど(大人数も好きだけど)、最近特に歳を取ってきたのか、こういう、ちんまりしたパーティーがしっくりと身体に馴染む。 3人、多くて4人までかなー。一番、相手をよく知るのにいい人数かと。
そして、料理の出来る男って最高ー!! やっぱり、男は、こうでなくちゃいけませんや。
さてさて。お片付けしなくちゃな。
携帯紛失のため、友人達の連絡先がわからず、不便この上ない。 随分前にベルリンにいて、日本で私のソロコンサートを聴きに来てくれたりもした、とある楽器職人の友人が、またベルリンに来ているとの事。 せっかくなので、人を集めようと思ったのだけど、電話番号がわからない。なんてことだ。 使えない私。 こんなことなら、ちゃんとメモっておけばよかった。
最近、会うのはもっぱら元同居人の涼ちゃん、あとはピアノに専念、という日々を送っていたので、「人と会う」と考えた途端、なんだか世界が恐ろしい勢いで、開けてきた感じ。戸惑ってしまうくらいだ。 自分の専念するべきことに熱中するのも楽しいし、生活リズムを崩さないようにしたり(まだ、早起き生活は続いているのだ!!奇跡的!!)、どうせだから健康的な食生活にこだわってみたり、そういった一人遊びが、なんだかとても楽しかったんだけど。
食生活といえば、長い間開くことのなかった、昔の同居人が置いていった「マクロビオティック食事法」という上下巻の本を読み出してみている。 思考に偏りがあるのは否めないけれど、なかなか興味深い。 例えば・・・肉ってヤツは、牛や豚を殺した瞬間から、どんどん腐っていっていて、人間が食べた後も体内での消化に時間がかかるから、身体の中でもさらに腐敗し続けるのだ、毒素を出すのだ、とか 牛乳は、牛の子供のために理想的な栄養バランスであって、人間のためにはバランスが良くない、飲み続けると牛のような体型になっていく・・・とか。 カルシウムとか、ビタミンとか、そういう必要な栄養素は、海藻類や豆類などで充分取れるはずなのだそうだ。 目からウロコ。 ていうか、そんなこと言い出したら、非常に寂しい食生活になっちゃうわ、と思いつつも、なかなか、面白いなぁ・・・と、思ったりして。
というわけで、最近、乾燥ワカメやら冷凍納豆やら粉末豆腐やらを買い込んでおります。 ま、それも、外食によく行くようになれば、忘れてしまうんでしょうけどね。
2005年03月17日(木) |
今さらながら、な話。 |
集中できる日と出来ない日との、違いはなんなのだろうか。
なんか今日は、集中力がないなぁ。と思う日ってのはあるもので。 でも、「今日はノラないから、やーめーた」なんてことも言ってられない。 で、どうすれば、音楽に集中できるのか、試行錯誤。 練習ってヤツは、細かいテクニック面の練習ももちろんだけど、なんつうか、「集中力」を自分の好きな時に、好きなように発揮できるかどうか練習する場でもあるんだな。
で、今日は、試しに、大好きな合唱曲の伴奏を弾きながら、歌ってみたりした。 これは、いい。 ノリノリになってしまって、その後、ソロの曲も、かなり耳が開いた状態で練習できた。 なるほど。 やっぱり、「好きなもの」の力は大きい。 いつも弾いている曲ばかりじゃなくて、気分転換に自分の好きな曲をサラサラ弾くのは、かなりテンションアップに効果あり。
こうやって、毎日少しずつ、自分のモチベーションをコントロールしていけるようになるといいと思う。 それが、本番、舞台の上での自己コントロールに繋がるのだろう。
・・・いまさらながら、ですけど。
昨日から、二日連続で、自転車に乗っている。 「ドイツ語のお勉強」のために、元・同居人、涼ちゃんの家に通っているからだ。 決して、「お勉強」を名目に、遊びに行ってるわけではなく、本当に、ちゃんと、お勉強している。 まだ、続いているのだ。頑張ってるのだ。 お昼の、ピアノを弾けない時間帯に、パッと行って、チャッと勉強して、パッと帰るのだ。自転車で。片道15分ぐらい、必死にペダルを漕いで。 おかげさまで、えらく健康生活だ。 夜には、ちゃんと眠くなって、朝には、すっきり目が覚める。 やっぱり、適度な運動は、必要なのだ。
しかし、昨日は、お勉強の後に、ついつい誘惑に負けて、あるDVDを涼ちゃんと一緒に見てしまったのでした。 なんと、今まで、あえて、避け続けてきた、「冬ソナ」。 2人で、「ぎょえ〜!!気持ち悪〜っっ!!」「寒い〜〜!!」などと、大騒ぎしながら見てしまった。 さすがにしばらくすると飽きてきて、「もういいね・・・。」と(笑)。 どうも、いわゆる「ヨン様」が、奥様方が昔トキメいていた、”憧れの先輩”とかに、いそうなタイプであることは、なんとなくわかった。 でも、やっぱり、私には、どうも受け付けぬ。「もう、わかったわかった」みたいな感じ。わかりやすい展開、想像通りのリアクション、あのドラマは、私としては、早送りしてあらすじだけでいいかもなぁ・・・。
で、昨日、そうやって、遊んでしまったので、今日は、ホントにパッと帰って、非常によく練習しましたわ。 自転車に乗って、身体を動かしているからか、なんだかやたらとテンションが高い。
集中力が続く日は、なぜか、自分の手がやたらと大きく見えてしまう。実際は変わらないのに、おかしな錯覚だ。
日曜日、久しぶりに、ある友人と飲みに行きました。 いやー、もう、本当に、私もお酒、弱くなったもんだ。 最近あまり飲んでいないせいでしょうが、昔は、いくら飲んでも、しっかりしてたのに、昨日なんて、帰り際はもう眠くて眠くて(時差ぼけのせいもあり)、タクシーの中の事は覚えていないほどの酔っ払いぶりですわよ。 ま、なんだかんだと、飲んだもんなー。ビール一杯飲んだあと、焼酎ロックで5、6杯?・・・まあ、そんなにすごい量でもないか。
ああ、もう、若くないんだな〜。 ガンガン飲んで、醜態さらして、それでも笑って許してもらえるのも、若いうちだけだったのね、と、二十歳そこそこの頃を懐かしく思い出したりして。 ・・・ホント、あの頃はひどかった・・・。
しかも、月曜、二日酔いが。 ていうか、空腹で飲んだのがまずかったらしく、胃が荒れているのが手に取るように分かるのよ。 しかも、またしても男性の方には申し訳ないけど、生理前で腰が痛いったらない。動けねぇ・・・。悲惨な状態でした。 ああ、もう、若くないんだな〜・・・(苦笑)。
しかし、そんな体調で苦しんでいるというのに、世の中は春ですわ。 今日はお天気が良くて、ポカポカ陽気。 身体が楽になってから、買い物に行くと、安価スーパー・プルスでは、自転車用品が今週の目玉商品として山積み。 自転車用の取り付け防水カバンだの、空気入れだの、ヘルメットだの、ああ、もう、春なのよ、自転車で町に繰り出す季節なのよ!! ピクニック用品も、たくさんあって、ウキウキ。 長い冬を抜けて、これからが、一番良い季節だわー。 楽しみだ〜。
イースターのための、カラフルな卵とか、ウサギのチョコとかも華やかに売られていて、ああ、復活祭ってのは、春を迎えるためのお祭りでもあるのね、と、思わずドイツ記念に卵型の飾りを買ってしまいそうになって、慌てて自制した私でありました。
この一週間、すんごく、身体にいい生活をしている気がする。 早起きは三文の得。 ホント。
朝、6時ぐらいに目が覚める。 シャワーを浴びて、ゆっくりと手間をかけて朝食を準備し(しかも、最近は必ず、他のメニューがなんであろうと、酢の物を添えている・・・なんて健康的!)、ネットサーフィンしながら、ゆーっくりと朝ご飯を食べても、まだ8時ぐらい。 9時からの練習は、おかげさまで、えらく、はかどる。 この習慣が保てられればいいなぁ。 ・・・ということで、今夜多分23時近くからタヘレスで始まる美術の友人のパフォーマンスには、顔を出せません・・・眠くて仕方なくなるだろうし。ごめんね、また、次の機会に。
今年に入ってずっと、ピアノに気持ちが向かっていかなかった状態を打破するために、何か刺激が必要だ、と切望していた。 イタリアにレッスンを受けに行こうかな、とか、いろいろ考えていたのだけど、今回、録音することを前提に練習しだしたのが、かなり良い感じ。 まさか、レッスンとか講習会とかからじゃなくて、サイトを通して、こんな刺激がもらえるなんて、思ってなかったな。
「聴きたい」と言ってくれる人がいるのは、こんなにも、心強い。
午前中の練習を終えたら、ドイツ語の勉強。 元・同居人のRちゃんと一緒に、お互いの家を交代に訪問しての勉強なんだけど、やっぱり、一人でコツコツやろうと思うよりも、誰かと一緒にするほうが効果的だし長く続きそう。 一緒に何かが出来る友達の存在に感謝。
先日、ドイツ人の友人とチャットしていて(彼は日本語も話せるのだが、あえてドイツ語でチャット)、4月後半の週末にデュッセルドルフ近郊の彼の住む街へ遊びに行く話が出た。 ドイツにいるのも、あと5ヵ月半。いろいろ足を伸ばしておこうと、画策中(笑)。
2005年03月10日(木) |
演奏録音のアップの件 |
随分前から、何人かの方に、私自身の演奏の録音をアップして欲しい、というありがたいお願いがありまして。 アップの方法をわざわざメールで送ってくださる方や掲示板に書いてくださる方までいらして、こりゃなんとか早く・・と思っていろいろと模索してみたのですが、やっぱり、もう少し待っていただこう、と思っています。
というのも、はっきり言ってしまえば、既存のMDの中にいい録音がないのです。クラシックを演奏している方ならわかると思いますが、自分の演奏って、後で聴くと嫌なもので(笑)。 ステージでの演奏を録音したものは、そのときの皆の評価がかなり良かったり、自分でも上手くいったと思っていても、後で聴いてみるとアラがたくさんあるものだし、練習のときにちょこちょこ録音しているものは途切れていたり緊張感が足りなかったり。情けない事に。 一回聴いて、「けっこういいじゃん」と思っても、2回目に聴くと、やっぱり許せなかったり(笑)。 いいと思って、PCでサイト用に圧縮したとたんに、なんかヘタに聴こえたりですね(笑)。
しかも、おっちょこちょいな私は、大切な場面でMDを忘れたり操作を間違ったりで録音を残してないことが多いということが発覚。これほどそれを後悔するとは思いませんでした。 自分の過去の演奏を聴くのはあまり好きじゃないんだけど、でも、残しておくことも必要だなー、と実感。
せっかくアップするのなら、自分で納得いくものでないと、と思うし。 このサイトは性格上、耳の肥えた方も結構見てくださっているし、ウェブに載せるにはあまり長い曲は向かないし、途中で切るのも、せっかくのライブ演奏の雰囲気がなくなっちゃうし、難しい箇所の前で切ったのがバレバレかも(笑)とか思ってですね。 なかなか、難しいぞ、と。
で、こうなったらサイトのために録音しなおそうかと思っておりまして。 舞台の上で一瞬でなくなるものではなく、残るものですしねぇ。 これから音楽でやっていこうと思っている身としては、ヘタなものを残すわけにいかないので。 録音に耐える演奏を、意識的にするのは、ものすごくいい勉強になると思うし、いい機会を与えていただいたと思って、ちょっと録音のための曲選びと練習をこの際させてもらおうかと。 私は今まで、「ミスなんて気にせず、のびやかに弾くのが一番」という意識をずっと持っていまして、そのおかげで、コンクールなんかでは減点の対象となるミスに対して、結構鈍感だったのですね。ここ半年ほど、それを非常に反省しまして、意識改革をし、完成度の高いものを作ろうと努力はしてきているのですが。
長くて5分、MD録音ではなくて、ちゃんとした録音ソフトとなるべくいいマイクを使い、短いけどキャラが出る曲、そして、ミスのない演奏。 まあ、ウェブに載せる際には圧縮せざるをえないので、音質の点で妥協しなくてはならないし、結局、ナマの臨場感はなくなるけれど、既存のMDからの演奏を載せるよりは、なんぼかマシだろうと・・・。
ということで、もう少しお時間をいただく事になりそうです。 いろいろアドヴァイスをくださった方には非常に申し訳ないのですが・・・。 よろしくお願いします。
そんなこんなで、こういう事を友人に相談してみたり、なんだりで、今日は練習してない時間は誰かと常に電話している状態でした。 お昼には、もう悪あがきに近いけれど、ドイツ語の勉強を一緒にしよう、と、元・同居人のRちゃんが家に来ていましたし。 この「悪あがきドイツ語勉強」、学校が始まるまで、毎日頑張るつもり。
「ささや」まで、初めて自転車で行ってみたんです。 これがさ。大変だった〜!!
私が通った中学校は、家から自転車で40〜50分かかる所にあったので、毎日その道のりを自転車通学していた身としては、ちょっとぐらい遠くても大丈夫さ、と自信があったんだけど。 ああ、もう若くないのね・・・。
いきなり40分も、いや、往復1時間半以上も(しかも帰りに道に迷ってしまって遠回りを・・・わはは)こぎ続ければ、そりゃ、疲れますよ。 しかも、我がチャリ、ご近所の買い物に使うにはちょうど良いのだけど、遠出には向かない事が発覚。 なんかねー。進まないのよ。一生懸命こいでもこいでも。 またパンクしてんのかな、実は。と疑いたくなるくらい、ノロイのです。 何度、他の自転車に追い抜かれた事か。 しかも、「ささや」までの道のりは、坂がありまして。 もう、必死に、「立ちこぎ」ですわ。
ベルリンの自転車のルールというのは、日本とは違いましてね。 日本では、自転車は歩行者と同じような扱いですが(本当は違うのだけど一般的に)、ドイツでは自転車は、自動車と同じなのです。 歩道とは別に、「自転車道」ってものがありまして、多くの場合、歩道の一部が色分けされて、石畳ではなく、滑らかな道になっているのです。 そこを通るわけだけど、狭い道や旧東の地区には、この「自転車道」がないところが多い。 で、どこを走るかというと、車道なんですね。 ベルリンに来た頃は、車と一緒になって走っているチャリを見て「うっわー、危ね〜」と思ってたんだけど、実際自転車を使ってみると、とてもじゃないがでこぼこの石畳の歩道は走りにくいし、実際、違法なんだそうな。
で、車道を、自動車と一緒に走るわけですが、車と一緒なので、つまり逆走は出来ないのです。日本と逆の、右側通行ですな。 なので、自転車の場合、わざわざ反対側に渡らなくてはならない場合もあるわけです。けっこうめんどくさい。
旧東地区なんて、路面電車が走っているので、それと追いかけっこしながら必死でペダルを漕がなくちゃいけない事も多々あるのです。 いやいや、漕いでも漕いでも進まない我がチャリだと地獄ですよ。 想像以上につらかったわ〜。 こんなに周囲の車の動きに気を使いながら、神経使って、必死に自転車を漕いだのは初めてかもしれない・・・。 とてもじゃないが、ゆっくり楽しみながら自転車でお散歩・・・なんて雰囲気にはならなかったわ。
でも、楽しいのは、歩行者の反応なんですね。 自動車と一緒に必死で走っていると、交差点なんかでは歩行者が、私たち自転車隊の邪魔にならないように、ちゃんと避けてくれるのですよ。 しかも、私みたいな小さい東洋人が一人で頑張ってると、ニコッと笑って、どいてくれたりして。 これは、日本では味わえない感覚。 ああ、ドイツ人優しいじゃん〜、そして、自転車も「くるま」だったんだ〜、と、実感。
そんなこんなで、午後、帰宅してからは疲れ果て、友人と電話した後に、死んだように眠ってしまったのでした。時差ぼけのせいもあるが。
「時間の使い方」を考える
ONとOFFを使い分けることが出来るのは、仕事をし始めてからだと思っていた。 でも、ある人が言っていた。 仕事をちゃんとしようと思ったら、OFFなんて、ほぼ、ないに等しいのだ、と。 ON・OFFを切り替えているような人は、仕事では上にいけない、ずっと仕事のことを考えているようじゃないと、いい仕事はできない、と。 なるほど。 確かに、「要領良く」ON・OFF切り替えるのもいいが、器用貧乏になってしまうのかもしれない。 結局、ON・OFFなんて思っている時点で、仕事が好きじゃないってことなのかもしれんな、と、ちょっと反省する。
ピアニストなんて、それこそ、ONもOFFもない日々だ。 時間と場所さえ許せば、いつでも練習、だもの。 この、「時間と場所さえ許せば」って所を上手く使って、うまく時間を使えるようになるといいのだが。
時差ぼけで、早起きしてしまうこの頃。 この、朝のピアノを弾けない時間を、どう使うか。 パソコンにばかり向かってちゃ、ダメなんでしょうけどね。
朝、Skypeで、日本とドイツで3人会話を。笑った笑った。 こうやって、交際費ならぬ、交際時間を持つのは、必要だな。 たとえ、それがパソコンに向かってするものであっても・・・。
時差ぼけで、えらいこっちゃです。 まだ朝の4時半だよ〜。目が覚めてしまった。
今回の日本帰国は、お土産関係が、ツイテなかった。 というか、ただのおっちょこちょいなんですが 帰国するときも、ドイツに戻ってくるときも、あらかじめ買っていた要冷蔵のお土産を出発時にトランクに入れるのを忘れ、冷蔵庫の中に置きっぱなしにしてきてしまったのです。
ベルリンに戻ってきて、大量のパルメザンチーズの塊(賞味期限微妙に過ぎてる)を冷蔵庫の中で再確認したときの複雑な気持ち・・・。 しばらくはチーズ系のパスタが続きそうです。 賞味期限がちょっとぐらい過ぎていたって、平気さ、ええ、平気だとも。
そして、ベルリンの皆のために買ったホタルイカのミリン干やイカの黒作りも、東京の友人宅の冷蔵庫の中なんですねぇ・・・。 ごめん、皆・・・。 手ぶらで帰ってきた私を許してやってくれー。
さて、日曜は、一気に附属中学OB合唱団のためのサイトのアウトラインを作ってしまいました。 あとは、先生に依頼している部分と、細かいチェックのみ。
ベルリン寒いっすよー。 日曜の朝はマイナス5度だった。 まだまだ冬だねぇ・・・。
2005年03月05日(土) |
東京を経てベルリン。 |
東京2泊3日を経て、ベルリンに帰ってきました。 今回の東京滞在、ある友人と差しで飲む機会があり、いろいろと刺激を受けましたわ。 大勢で飲むのも良いけど、一対一も、いいよなぁ。
彼が言っていた中で印象的だったのが 「日本で仕事が出来そうだから早く帰りたい」よりも、「ドイツでも演奏の仕事は出来るんだけどあえて日本を選ぶ」ってスタンスの方がカッコいい、ということ。 ウダウダ、仕事したい、とかいうよりも先に、すればいいじゃん、ってことですな。
まあ、もともとドイツで演奏活動をすることなんて、微塵も考えていなかった私。 なんだか、新しい視野が開けたようでした。 働くのは帰ってから。今は勉強のとき。と思っていたから、人脈もたいして広げても来なかったけど、ちょっと伴奏の仕事とかが出来ないものか、視点を変えて人と接するのもいいかもしれない。 自分で自分を、どうせ富山でしか通用しない、と制限しすぎていたのかもしれないな。 ちょっと、気持ちだけでも前向きに考えていこうと思う。
東京では、よく食べたわ。 焼き鳥、ぜんざい、ラーメンに餃子、手作りツナサラダヘルシー丼、などなど。 おいしかった。
帰りの飛行機の中、ずっと映画を観てきたんだけど 「RAY」、オススメ。 レイ・チャールズの生涯の話。字幕ナシの英語だったので、全てを理解する事は出来なかったけど、いいねー、やっぱり音楽は。と。 クラシックだけじゃなくて、ジャンルにこだわらない音楽がしたいものだ。昔から言ってるけど。
それと、日本で公開されているのかわからないけど「VERA DRAKE」もすごかった。 邦題がこのままかどうかわからないけれど、ヴェラという女性とその家族の物語。ゆっくりしたペースで話が進むんだけど、沈黙のままのワンカット、ワンシーンの重みがすごい。ズーン、とくる。 かなりヘビーな話ですが、素晴らしいです。
そんなこんなで着いたベルリン、道路のところどころが凍っていて寒いというのに、他の部分のアスファルトはカラカラに乾いている、というヨーロッパの寒さが、妙に懐かしく思えたのでした。
2005年03月01日(火) |
今年も2ヶ月過ぎて。 |
今年に入ってから、どうもピアノが上手くいかない。 テクニック的にどうとかこうとかいうんじゃなくて、どうも、モチベーションが上がらず、自分でもイライラする日が多いのだ。 去年、コンクールなどがあって頑張ってたし、気が抜けてるのかな、とも思っていたのだけど、いつまでたっても、なかなか戻らない。今回、日本に帰って気分転換を図っても、やっぱり去年のような浮き立つような練習の楽しさが戻ってこないのだ。
目標がまだ遠いせいかな、とも思っていた。 夏の卒業とその直前のコンクールに標準を定めているつもりなんだけど、もともと短期集中型の私。まだ時間があると、どこかで思っているから、気が緩んでいるのか、と。
でも、今日、ある友人と話していて、ハッと気がついた。 責任が伴ってないからなんだ、と。 最近、私の周りには、しっかりと自分の持つスキルを生かして、充実した仕事をしている人達が増えてきている。 仕事が楽しく、期待されるぶん頑張るし、それによって向上できる仕事を、生き生きとしている友人達。 もちろん、自分で稼げる、というその一点においてだけでも、うらやましい事に変わりない。それに加えて、やりがいのある仕事。 いつもいつも、いいなぁ。素敵だなぁ。と思いながら、彼らの話を聞く私。 そうやって、周りが変わっていっている今、自分で意識していなかったけれど、心のどこかで焦りが生まれてきているのかもしれない。だから、ピアノを弾いていても「こんなことやっていていいのか」みたいな負の心理が働くのか。
私が今やっているのは、いくら将来に繋がるとはいえ、コンクールだって卒業だって、自分だけのためであって、何かを期待されているわけでも、責任を負っているわけでもない。(もちろん応援してくださる人はたくさんいてくれるけれど) あああ、もう卒業なんてどうでもいいから、早くさっさと日本に帰ってきて、働き始めたいなぁ。 ・・・そう、やけっぱちで思ってしまう自分がいる。
世の中の、いわゆるお茶汲みをやらされているようなOLさんと同じ心理なのかしら。いや、それでも彼女達は、自分で稼いでいるわけだから、すごいですよ。
この、26才の働き盛りのワカモノが、フラフラしているなんて。 ピアノの仕事が出来るだけのスキルはあると思うのに、どこからも求められてない今の状態が、たまらなく嫌になる。 日本に帰って動き出せば、それなりに仕事は出来ると思うけれど、それを夏まで待たなくてはならないのが、もどかしくてならない。
夏までの、この半年が意味するものは何なのだろうか。 私の人生において、この半年は、どんな位置付けがされるのだろう。 このままじゃ、充実した半年にならないことは目に見えている。 なんとか、意識改革しなくては。
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