そうすればよかったんだ。
消えたかったのなら。
泣いて
泣いて
泣かれて
泣いて
泣いて
泣き疲れて眠るまで
泣いて。
零した涙から身体ごと全部
泡の様に消えてしまえればいいのに。
そう思う事すら・・・もう・・・飽きた。
次に飽きるのはきっと・・・
キミと僕はまるで太陽とお月様。
キミと一緒にいると僕はそこにいても見えなくなる。
余りのキミの明るさに。
キミが地上にバイバイをしてやっと僕が現れる。
頼りなさげにぼんやりとした光を放って。
僕は太陽を取り戻そうと必死に夜の闇を駆け抜ける。
周りでお星様達が励ましてくれているのも見えずに。
キミがいないと僕は一人で輝く事さえ出来ないから。
夜の闇を照らす事すら出来ないから。
東から西へ、わき目もふらずに駆け抜けると
キミは東から地上にオハヨウを言う。
こうやって僕等は一生おいかけっこをするのかもしれない。
どうしたらキミに辿り着けるかなんて
考える方がバカなんだろうか。
澄んだ青空。
所々に忘れ去られたような白い雲。
春を予感させる暖かな日差し。
そんな景色に散華する雪の華。
こんな日は雪兎が嫁入りするんだよ、と
懐かしい声が頭中に響いた。
もう二度と聞く事は出来ない、懐かしい声が。
2002年02月20日(水) |
この大空に 翼を広げ。 |
飛んでゆけるものならば。
何気なく翳した手をすり抜ける風が
君へと続いているものならば。
小さな祈りを托しましょう。
君がシアワセでありますようにと。
『僕はここにいる 君をずっと見てる』
そのコトバは一瞬変わらないものを錯覚させる。
この世に変わらないものなんて無いのに。
錯覚が誤解を生まないうちに。
小さな祈りを托した風と共に
果ててしまいましょう。
この大空に 翼を広げるかのように
強く、儚く、『キミ』という名の『夢』を抱いて。
『フツウ』ってなぁに?
「『フツウ』ってね、世間一般に聞いて
多数、または平均的な事を言うと思うよ。」
『フツウ』に学校へ行ったり
『フツウ』に恋愛したり
『フツウ』に結婚したり
『フツウ』に子供産んだり
『フツウ』に孫に囲まれて死んだりする。
『フツウ』がイチバン。
『ソレ』がシアワセ。
でもどれを取ってみても
一つも同じモノなんてないじゃない。
ねぇ、『フツウ』ってなんだとおもう?
2002年02月18日(月) |
偶然という名の必然。 |
君と僕が出会ったのは
君が僕に何かを与え
僕が君に何かを与える為に
この混沌の世に生れ落ちたから。
『偶然』は余りにも人知の見解を超え
突発的に事が起こるので
『ヒト』が仕方なくそう呼んでいるだけ。
そう、君と僕は
『偶然』という名の『必然』に導かれ
出会うべくして出会ったんだ。
今も君は僕を変え続けている。
僕は君をいい方に変えられているだろうか。
願わくば君が
僕の『何か』で
・・・いい方に変わっていけますように。
2002年02月17日(日) |
コトバだけじゃダメ。 |
例え心と心が繋がっていたって。
どんなに心を動かすコトバを吐いたって。
君の事を一番近くに感じていたいのはホント。
僕のココロの一番奥。
敏感な所に触れて欲しいよ。
次から次に溢れてくる蜜を
ぐっちゃぐちゃに混ぜ合わせちゃって。
二人一つになれたらいいね。
どろんどろんに溶ける位に。
激しく突いて?
奥の奥まで。
裸の瞳で 僕を暴いて。
こんな時欲しいのはあっさりしたモノだよネ。
あっさりした食事。
あっさりした飲み物。
あっさりした生活リズム。
あっさりした時間。
そろそろあっさりも食べ飽きた。
次欲しいのは君からの、こってりした愛の告白。
・・・なんちゃって・・・ネ。
前進あるのみ。
後ろにある道を引き返す事は出来ないから。
前進あるのみ。
例え高い壁が前を遮っていたとしても。
前進あるのみ。
わざわざ乗り越える必要なんて無いデショ。
前進あるのみ。
今まで無駄に培ってきたずるっこ能力でサ。
前進あるのみ。
壁に穴開けちゃえばいいジャン。
前進あるのみ。
前だけそうやって見据えながらサ。
前進あるのみ。
開けられた穴から崩れる壁の音を後ろに残して。
前進あるのみ。
にやって満足げに笑ってサ。
そう、今はただ。
前進あるのみなのだ。
君が僕を想うキモチ。
僕が君を想うキモチ。
カタチは違うけど、きっと同じモノなんだ。
それに気付いて、心が空に開放される。
今僕は『シアワセ』なんだろうな。
今君は『シアワセ』なのかな。
優しく微笑む僕が今君に見えればいいのに。
・・・シアワセは隠せない、誰の目にも。
いつか僕にパートナーが出来て。
相手を心から愛して。
相手も同じ重さで愛してくれて。
とっても居心地がいい時間が永遠に等しく続くと思って。
二人でずーっとじゃれあっていたとして。
もし僕が君を残して病んでしまったとしたら。
君は僕が死んだ後、どうするんだろう?
懐かしい音楽や場所、持ち物なんかを眺めては。
僕を思って一人涙を流すのだろうか。
そんな君に出来る事等一つも無い僕は。
彼方から君を見守りつづけるしかないのだろうか。
誰も知る事が出来ない答えを求めて、
僕等は二人で、彼方へと向かうんだろう。
その為に、二人は出会ったのだから。
続いていく。
何処までも何処までも。
この道は何処までも、アナタへと。
道の終りにいるアナタを、少しだけ想像したら。
頬を雫が伝って落ちた。
出発点に立ったままの私は
伝っては落ち、弾けて土へ還る雫を無視するように
アナタに背を向けて歩き始めた。
つい最近出会ったんだ。
それでも心の友達だった。
小さな小さな僕の友達。
でも。
小さな命は空に昇ってしまったんだ。
僕にさよならも言わないで。
どうして? どうして?
心の中が空っぽで、涙すら流せない。
今君は何処にいるの?
・・・空に昇った君はきっと雪を降らせるね。
小さな十字架を抱いた僕に、優しくベールを被せるように。
今は静かに、おやすみなさい。
君からめぃるがこなくてサ。
毎日毎日来てたのに。
その時は結構ウザがってた自分。
なのにぱたっと遣さなくなって。
気になるじゃんか。
気になるじゃんか。
気になるじゃんか。
もしかして押して押して引く作戦?
ならまんまと嵌ったかも。
あんなにダルかった君なのに。
やっぱり僕は好きなんだ。
我儘な僕を操れるのはこの世でたった、一人だけ。
自分の中に撹としてあるもの。
誰にも話した事の無いもの。
誰にも話した事の無いものだから、
誰にも是はわからない。
それは『夢』だったり『希望』だったり、
『トラウマ』だったり『罪』だったりするのかもしれない。
それにちゃんと面と向かえるようになったら。
いつかこっそり打ち明けようと思う。
二人とはいない、大切なアナタに。
その時は驚かないで聞いてやってね。
そして優しく言って欲しいの。
『これは二人だけの秘密だね。』
二人で共犯になれたら。
なんて素敵。
裂け目から蛆が涌いて。
消化した物をまわりにぶちまけて。
殆どの内臓を身体から出して。
血の海で溺れて。
髪の毛とかもずたずたに抜き去って。
両目もごっそり刳り抜いて。
脳味噌なんてぐちゃぐちゃにしちゃって。
私の全てがこの世に残らないように。
ただ一つ、割けた胸の奥。
肋骨が丸見えの、からっぽな肢体の中に。
心臓だけを残して。
私は笑顔で転がっていたいと、そう願った。
2002年02月07日(木) |
近くて遠い、それは。 |
『君とは距離がありすぎるから(笑)』
僕の口癖。
確かにあるよ?
地理的な距離が。
でも。
心的距離は無いと思ってた。
思ってたけど。
どうやっても君に近づけない。
近くて遠い、このキモチ。
もしかするとこれは。
僕が自身で作ってる・・・壁・・・なのかも。
どうすれば君に僕を曝け出せるのかな?
殻に閉じ篭ったまま、ない頭を必死に捻る僕だった。
弱くなっていく僕と君。
涙の数だけ。
強くなれたらいいのにね。
君も、僕も。
木々の蕾が芽吹き始める今。
爽やかな風が吹き抜ける。
今年もきっとサクラは。
綺麗な華をつけるんだろう。
さて、私は。
何色に咲こうかな?
好きだからサ。
どんな事でも聞いちゃうんだよね。
ダメだよ、無理な我儘言っちゃ。
どんな事でも叶えてあげたくなっちゃうじゃない。
でも君は言わないね。
無理な我儘は絶対言わない。
赦せるような可愛い我儘。
簡単に叶えられそうな小さい我儘。
だから僕は君を追いかける。
好きだから、叶えてあげたくなっちゃって。
君の我儘は中毒性をもっているのかも。
もっともっと、我儘な君でいて欲しいんだ。
君の毒は僕をずっと蝕み続けている。
『 -生きる為に戦うのか、戦う為に生きるのか- 』
生きる事が戦いなんだよ。
そっと思った。
お気に入りの君と。
お気に入りの君が。
僕を挟んで仲良くなる。
君達はとても楽しそう。
君達が笑うから僕も笑う。
でもほんとは。
ちっともおもしろくないんだよぅ。
お気に入りの君の一番は僕でいたいんだ。
お気に入りの君が僕の一番であるように。
これはすっごい我儘だから。
ずーっと秘密にしておくけれど。
やっぱり何かすっきりしない。
・・・やきもちなんて、何年ぶりにやいたかなぁ?
夜、寝られなくて。
君の事を考えた。
久々に胸が『ドキドキ』した。
布団の中で、ちっちゃくちっちゃくなりながら。
新しく生まれ出たこの『キモチ』。
ぎゅっと抱き締めて、眠りに落ちた。
『いい夢見ろよ』
君の言葉を反芻しながら。
|