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■ 本/。
読むのがしんどいなと 感じる本を、あえて読む。 「愛されなかった時、どう生きるか。」 加藤諦三著 この人の本は、 私にとっては、ともかく、すごくしんどい。 私の、意識のかたすみに、 かすかにしか感じたことがないことを 大きく取り上げて書いてあるからだ。 なりふりかまわず、 これでもかっと言わんばかりに深まっていく。 でも、私の中に、 わずかではあるけれど、 確かに在るその感情の空間・・・。 私の半生は大変しあわせなことに、 これまでそのような部分での痛みに 直面せずに済んできたのだと思う。 出会っていたとしても、 いとも簡単に、やり過ごしてきたのかもしれない。 ともかく、 そのような思いに、囚われることはなかったのだから。 (大きく価値観が違うと、理解。) それがなにものなのか、を、少しでも客観的に知るには どうしたって読むしかない。 著者の自己洞察、自己開示、自己理解に尽きるこの本。 このように、考えつづける人のなかから 立派な心理学者が出るのかもしれない。 私は、自分の中に 「この感情に、つかまりたくはないが、 自分の中には、大いに欠損してるので、 理解し、補っておきたい。」 という欲があるのだと、感じている。
2002年05月15日(水)
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