私的中国滞在記   朧月夜 【電脳書簡】 人民元換算
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2004年07月18日(日)
  中国的トイレ事情


2週間ぶりの更新です。
このペースだと 書き終える前に次の出張が待ってるかも
次行くのは10月なんですけどね。


中国といえば やっぱりトイレでしょう(笑)

うちの会社が初めて中国に工場持ったときに(7年くらい前)
行った人の話

「トイレが最悪  
 だって個室の仕切もなく 周りを板で囲って 溝掘っただけだよ」


水道の水が蛇口から飲めて 紙がある水洗トイレがあるのは日本くらいでしょうか。


まぁ今はそんなこともなく ホテルのトイレはウォシュレットではなかったのですが
洋式でお水が出ました。

しかし
ホテルから一歩外に出れば別世界が待ってるわけでして
食事をした海鮮料理店のトイレは

個室に紙が置いてないのです。
私は知らなかったのでバッグからティッシュ取り出して事なきを得たのですが
手ぶらで行けばとんでもないことに(笑)
で たっぷりと放尿して 気が付けば水を流すレバーが見あたらないのです。


だいたいトイレに行くときはせっぱ詰まってるわけで(機内事情編参照
個室に紙が置いてあるのか 水洗レバーがどれかなんて考える余裕もないので

ええ 旅の恥は書き捨てとかで言いますので
このまま帰っちゃおうかと思いましたら
水道管のところにボタンがあってそれを押したらなんとかお水が流れてきました。


ただし

水道管の切れ目から少しですが シャワーのごとくお水が降って来たおまけ付きで。

話が前後しますが ここの個室に入ろうとドアを開けたら
なんか抵抗があったのです。
カギは「空き」になってるのですが
押しても返ってくるのです。

先客のご婦人がカギかけずに用足しをしていたのです。

ちゃんとカギかけてくれよーーー


と 無事放尿してお水も流して手を洗っていたら
ありました。
そこに 紙がたんまりと。

みんな 個室に入る前にカラカラと紙をちぎって行くのです。


そこそこ豪華な海鮮料理でこの調子ですから
地元民がいくお店のトイレはどんなんでしょうね(笑)


あと 私が行った工場のトイレ
今はちゃんとお水が流れていますが


稼働する前はやっぱり 仕切もない垂れ流しトイレで
最悪だったそうです。
工場建設の第一歩はトイレ整備だそうです。


でも 便器も粗末な便器で「キンカクシ」ってのがなくて
足を置く台と便器の下の部分だけがありました。

それから情けない(って言って良いのかな)
女性のナニ入れは大きめなゴミ箱なんですが
みなさんそのまま捨てるんですよ。

普通、丸めてティッシュにくるんで捨てますよね。
そうじゃなくて 丸めることもなくそのままポイなんです。

見たくなかったので比較的汚れていないソレが入ったトイレに入っていたのですが
1週間の滞在で一度も片づけられることもなく
そのままでした。

でもまぁ 用足しができるトイレがあるだけマシなんでしょうか。


10月に行く新しい工場はまだトイレもなくて垂れ流し状態だそうで
それまでにできていなかったら 紙おむつ持参で行かなきゃなんて冗談言ってますけど
冗談が現実にならないことを祈っています。


参考←クリック
ハゲドー(笑)
私が遭遇したトイレはまだマシな方だったんですね。



2004年07月04日(日)
  中国的汽車事情・道路事情

汽車=自動車のことです。

5年くらい前は どの企業も「中国」の「ち」もなくて
その頃の中国のイメージって人民服に自転車

それが ここ1〜2年の間に西洋色に染まってきて
都市部は摩天楼のような輝きを持ち
高層ビルが建ち並び 整備された道路を
汽車が颯爽と駆け抜けていく

そんな映像を何度も目にしていました。


けれど 実際に私の目で見た道路は
確かに広いです。
4車線、5車線はあります。

ですが、秩序がない。
道交法って最近できたのか分からないけれど
4車線あっても 自分の好きな車線を走ります。
遅いクルマも速いクルマも バスもトラックもみんな我が道を行きます。
流れを読んだり 譲り合うことはしません。

自分の好きな車線を走るのですから
割り込みなんて当たり前。
ホーンを鳴らしまくって 0.5台分の隙間があれば割り込みます。

それだけでなく
そこに「摩托車」(バイク)も混じっています。
はい、もちろん 二人乗り・三人乗りも普通に走ってます。

一番端の車線には自転車も健在
とんでもない量の荷物を積んで
クルマとタメ張って走ってます。

でですね
街の中心部になると これに「歩行者」が参戦。
信号なんてあってないようなもの。

車道の真ん中で 横断途中の歩行者がクルマの流れが切れるのを待ってます。
クルマも上手に避けて通っていきます。
青信号で横断歩道渡っていてもクルマは平気で突っ込んできます。
みーんな自分中心に動いてます。

ようは、5年くらい前までのイメージ(だだっ広い 車線のない道路を自転車がひしめき合って通っていた)で
自転車がクルマに変わっただけ じゃないかって思いました。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-

汽車(クルマ)ですが
中国にも車検制度はあるのですが
名前のみ。
リコール制度も今秋からです。

とんでもないクルマが走っています。
ボンネットのないクルマが走ってます。

一度 白タクに乗ったんですけど
ドアを閉めた後 ドアの内張がベリって剥がれてしまったのを
私 忘れません。

普通のタクシーにも乗りました。
山口百恵さんの歌が中国語で流れてました。

バスは1元バスと3元バスがありまして
1元だとクーラーがないから窓全開
満員のようでした。

クルマが一般的でないので(普通の人にはまだ買えない)
バスは24時間営業です。
でも 夜間でも室内真っ暗で明かりはないのです。


トラックの荷台に人が乗るのも普通のことのようですが
ある朝 追い抜きざまに見た幌付きトラックの荷台から見えたものは・・・・・






横たわった人間の足でした。
ズボン履いてない生の足。
複数あったような気がして

いったい あの足は何だったんでしょう。。。。



2004年07月02日(金)
  中国的酒店事情

 


空港に着くと大量のお迎えの群衆が
スケッチブックにピックアップの人の名前を書いて立ってます。
空港から一歩出れば 南国の蒸し暑い空気が私を包みます。


ホテルのお迎えのマイクロバスがいて
重たいスーツケースも持っていただいて
バスに乗りました。


目指すは 某酒店。
中国では ホテルのことを「酒店」と言います。

ココは某企業も定宿にしてる☆5つ酒店なんですが
部屋に入って驚いたのは
ドアークローザーが付いてないのです。
部屋のドアは一度閉めたらあまり開閉しないのですが
バスルームのドアを閉めるたびに「バタン」と大きな音がしてビックリでした。

日本のホテルじゃ安全のためにも静かに閉まるんですけどね。


しかも 洋式トイレなんですが
ヲシュレットじゃないんです。
久々にヲシュレットじゃないトイレで生活していました。

また 防音もできてなくて
隣室のオヤジのくしゃみまで聞こえてくるんです。
モーニングコールの電話もしっかりと聞こえてきます。
これじゃ H行為は無理だなって思いました(笑)


あとですね
朝食ブッフェなんですけど
 
日本だったらレストランに入るとすぐにスタッフが近づいてきて
席に案内してくれますが
一切そんなことはありません。


勝手に入って 好きな場所に座って 勝手に食べる

そんな感じなんです。
しかも メニューで欠品があったらそれっきりで
少し遅れていくと残り物ばっかり(笑)

日本のホテルだったら
欠品のないように 残り少なくなったら足していきますが
そういうのなかったんですよね。

しかも スタッフは邪魔なほどウロウロしてるのですが
お客の方を向いていない。
誰かがするだろう。
って他人本位な考え方は 古い中国の考え方なんでしょう。


コーヒーを入れてもらうのにも ウロウロしてるスタッフに頼んで初めて入れるんです。
日本じゃ勝手に寄ってきてコーヒーかジュース入れてくれるんですけどね。

とにかく 自分中心っていうのでしょうか
ゲストが言わない限り何もしないって感じでした。

さらに「日本語の分かるスタッフがいます」
ってことでしたが
日本語はおろか英語の話せるスタッフもほとんどいなくて

日本語を話せるスタッフが来るまで
20分くらい待たされました。
「サービスを売る」という仕事が今までなかったから
仕方ないのかもしれませんね。


サービスなんてお金かけなくても売り物になるありがたい商品なんですけどね。


でもしっかりと「サービス料15%」は取られてました(笑)



2004年07月01日(木)
  中国的機内事情

今日は 飛行機でのお話。

昨日の日記に書きました。
「ビジネスは優先的に搭乗できる」って
VIPラウンジで飲んだビールがまだ残っていたのか
オレンジジュースのせいか
もよおしてきました。

ガマンしていたのですが
ビール飲む人だったら分かると思うんですが

膀胱がパンパンになってきました。


しかしまだ陸の上。
シートベルトを締め
エマージェンシーの説明ビデオが流れてくるけど
私の下半身のほうがもっとエマージェンシーなのだ。。。。


ようやく飛行機が動き出す。
上昇して安定するまでにはまだほど遠い。
滑走路まで行っても
離陸待ちが2機。


しばらく待って
ようやく離陸。
景色を見る余裕なんてない。
ああ 早く昇りつめておくれ。。。。。。


もうちょっとのガマンだよ MY膀胱。


ピンコーン
シートベルトサインが消えた。
さぁトイレ行こ。

てなことできません。
よっぽどガマンしていたみたいじゃないの(事実だけど)

私と同じ思いをしたひとなのか
早速トイレの扉を開けるオヤジひとり。
オヤジが出たら私も続こうとベルトを外し待機。
うげっ トイレの前に人待ちが・・・・

待つこと数分
ようやく私の番
今までに味わったことのない快感とともに
大放出でした。


何ごともなかったように席に戻ると
機内食の案内が
フィッシュ・ビーフ・チキンで私が選んだのはフィッシュ
隣席がビーフ指定したんだけど
すき焼きだったからフィッシュにしたんだけど
イマイチでした。

持参した雑誌を読んでるうちに中国到着のアナウンスが。

空から見る中国は緑が多くて やっぱり広かった。
着陸して飛行機が止まりサンダルに履き替える
履き替える
履き替える

履き替え・・・


サンダルが入らない
足がむくんでる。
みんな降りる用意してジャケットとか着てるのに
私まだ片足スリッパ。
サンダルのベルトが切れるほど引っ張って
足の肉をサンダルに押し込んでやっと履けました。
足の感覚がないまま よろよろとタラップを降りました。

もう 転げ落ちるかと思うくらいビビりました。


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