ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2002年02月25日(月) ジュラシックパーク・3

監督:ジョー・ジョンストン
出演:サム・ニール
    ティア・レオーニ
    ウィリアム・H・メイシー、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
コスタリカ沖に浮かぶ島「サイトB」そこは見捨てられたジュラシック・パークだ。
立ち入り禁止区域にも関わらず恐竜を見ようと島に接近してパラセイルをしていた少年がサイトBに不時着、我が子を探し出すために少年の両親に騙された古生物学者グラント博士はまたしてもサイトBに降り立つ事になるのだった・・・


【感想】
内容なんてあったもんじゃない恐竜好きにはよだれもん映画よね(笑)
「演出が」「脚本が」とかそーいう事を口にするのもおかしな映画よ。
だってムリムリだろーが何だろーがとりあえずジュラシック・パークへGO!なんだもん。

ぴよは1作目は映画館で見て、2作目と今回はレンタル。
なんだか凄く傲慢とも思えるんだけど、ジュラシック・パークについての説明って何にも劇中にないのよね。この映画見てる人はジュラシック・パークについての諸々の事情は判ってて当然っていう話の進め方なのが凄い!(笑)
1作目、2作目と続けて見たヤツだけが3作目を見る資格を持ってる!みたいな(爆)
いや・・・これはこれで助かったんだけど。
一から説明されても「んな事ぁ〜判ってるってば!」ってやっぱり言っちゃうと思うし。

逆にほとんどの説明を端折って上映時間を90分に抑えた部分はこの映画の潔くていい所だとぴよは評価したいねぇ〜!何の主義・主張もないただの娯楽映画なのに妙に名画ぶってダラダラされたら本当につまんなくなっちゃうもんね。

今回の目玉はスピノサウルス(めちゃ怖い!)空飛ぶプテラノドン、それからある意味この映画の主役?ラプトルってところかな。
プテラノドンはよく出来てたなぁー!CG技術って日進月歩ねーってこの映画見ると思うわ。

一応恐竜出して暴れさせるだけじゃマズイだろーってんで、今回の話の柱になってるのが「親子の絆」ってヤツなんだけど・・・ま、安心して見ていられる内容で。
要するに何のひねりもなければ驚きの展開もなく、正に「寅さん状態」の大団円。

何もかも判り切ってる映画なのにどーして見ちゃったんでしょー!?

だって、恐竜が動いてるの見るとワクワクするじゃん?(^-^;
ホントにただそれだけなんだけど、でも見ちゃうんだよね。
・・・ぴよは精神年齢低すぎるのかっ!?





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2002年02月24日(日) ユージュアル・サスペクツ

監督:ブライアン・シンガー
出演:ガブリエル・バーン
   ケヴィン・スペイシー
   スティーヴン・ボールドウィン、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
カルフォルニアのサン・ペドロ埠頭で船が炎上、コカイン取引現場からブツを盗もうとした組織との対立によるもので27人の犠牲者と大量の麻薬、そして9100万ドルという大金が姿を消した。
唯一無傷の生存者ヴァーバル・キントを関税特別捜査官クイヤンは執拗に尋問する。
キントを問い詰める内に自分達は「カイザー・ソゼ」という伝説の大物ギャングに操られてした事だと話始める。
誰もその姿を見た事がないと言われるカイザー・ソゼ。一体彼は何者なのか?キントに激しい詰問は続くのだが・・・


【感想】
かなり前の映画なのね。1996年作よ。
しかもオスカー取ってたりして。やだわぁ〜・・全然知らなかったしぃ(苦笑)
てな訳で、レンタル屋さんで何となく借りて見てみたんだけど・・・

うん。こーいう映画ぴよのツボです!(のっけから飛ばしてます。笑)
全くケビン・スペイシー上手いよっ!うま過ぎっ!!
話の展開はほとんどがケビン・スペイシー演じるヴァーバル・キントの語りで進んで行くんだけど、まずクライマックス・シーンから入ってその後の尋問のやりとりで過去からさかのぼっていく趣向。
これって今では割りとありがちな展開なんだけど、この映画がさきがけなんだってさ。

ケビンの淡々とした語り口から徐々にカイザー・ソゼという大物ギャングとの関わりから自分達が追い詰められて行く様子が明らかにされていくんだけど、物凄く緻密にトラップが張られているのよね。
これって脚本勝ちなんだなぁ〜・・うん。上手い見せ方してるわぁ。

脇を固める俳優も個性的で上手い。
個人的には「トラフィック」でぴよのハートを鷲掴みした(笑)ベニチオ・デル・トロに肩入れしたい所なんだけど・・まだこの映画では青いわね(^-^;

さて。ここまで大絶賛させて頂いたこの映画ですが・・・
☆が4つなのはそれなりに理由があるんですわね。

そう。ぴよはかーなーりー早い段階でオチの予想が着いてしまったのだ(爆)
映画の展開考えるともうこれしかない!ってわかっちゃう。
こーいう映画の見方ってひねくれてて自分でも悲しくなっちゃうんだけど、どーもサスペンス物ってオチを探しちゃうクセが付いちゃってよくないわぁ〜

でも最後の最後でオチに持って行く展開の見せ方はすごく面白かった!
オチが読めたとしてもこの映画は面白い!
久々に楽しめるサスペンス物見れたなぁ〜ってね。満足♪満足♪





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2002年02月23日(土) ロード・オブ・ザ・リング

監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド
    イアン・マッケラン
    ビリー・ボイド、他
オススメ度:☆☆☆☆☆


【あらすじ】
遥か昔、冥王サウロンによって作られた邪悪で世界に滅びをもたらす指輪。時を経て、美しい自然に恵まれた小さな村に住むホビット族のフロドが養父からその指輪預けられた。
サウロンは指輪を取り戻すべくフロド達を襲う。もしサウロンの手に指輪が渡ってしまったら世界は冥王サウロンの手に落ちてしまう・・・
邪悪な指輪を封印する為には、この指輪が作られたという火山の噴火口に指輪を投げ捨てなければならないと知り、フロドは指輪を封印する為に仲間達と共に遥か遠い火山へ冒険の旅に出る・・・


【感想】
3月2日に封切りなんですけどね、一足先に「先行上映」で見ちゃいました♪
だってすっごい見たかったんだもーん!

なにしろ今年度アカデミー賞最多13部門ノミネートですからねー。
13部門ってすごいですよ!・・ってノミネートされただけでまだ受賞したって訳じゃないんだけどさ(笑)

それにしても、のっけからすんごい迫力!映像が・・映像が・・映像がぁぁぁぁ〜!
・・これ、CG駆使してるのは判ってんだけど、それにしてもどーやって撮影したんだろ!?
とにかく人間技とは思えない迫力の映像なのですっ!!
この映画はビデオやDVDじゃなくて映画館で見て欲しいねぇ〜
やっぱスクリーンでこの迫力は味わって欲しいわぁ。

さて、内容ですが・・↑上のあらすじに書いたとーり(こらこら)
もちろんエピソードは盛り沢山で、しかも一つ一つがかなり丁寧に描かれてます。
ビビるシーンあり、泣けるシーンあり・・「ハリポタ」がお子様向けファンタジーなのに対し、この「ロード・オブ・ザ・リング」は完全に大人をターゲットにしたファンタジーアドベンチャー。

ただ・・ぴよはまたしても原作読まずに見に行ったのね。(^-^;
この映画はたぶん原作読んでから見た方が断然面白いし思い入れも強くなると思うんだ。

ラストの〆がね・・・これ、賛否両論になるんだろーなぁ〜。
もちろん3部作の第一作目だって判って見に行ってるんだけど、それにしてもまるで「続きは来週のこの時間をお楽しみにぃ〜♪」的な終わり方(笑)
をいをい・・・続きは1年以上待たなきゃいけないんだろ?(^_^;)
もうちょっとすっきり一話完結状態で締めくくってもいいんじゃないのぉ?・・と思う人も多いんじゃないだろーか?

ぴよは、先が楽しみだなぁ〜♪と素直に思えたんだけど・・・
あ。こういう書き方ってダメか?
まるで先が楽しみにならないヤツはひねくれ者って言ってるみたい?(笑)





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2002年02月10日(日) 地獄の黙示録・特別完全版

監督:フランシス・F・コッポラ
出演:マーティン・シーン
    マーロン・ブランド
   ロバート・デュバル、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
ベトナム戦争下のサイゴン、米軍大尉ウィラードに下された極秘指令は軍に背き密林の奥深くで現地民に信望され王国を築くカーク大佐の暗殺だった。
輝かしい経歴を投げ捨てて軍に背いたカーク大佐に疑問を抱きつつ、ウィラードは川をさかのぼりながら戦場の狂気と欺瞞にみちた世界を見つめ、カークに近付いていく


【感想】
子供の頃に1回見てる映画なんだけど、全然内容覚えてなかったのねー。
で、今回は20年前の公開当時にカットされていた部分を53分挿入しての豪華版!

ベトナム戦争下のアメリカ軍を通して人間の不条理、混沌、狂気、欺瞞、ありとあらゆる「戦争の膿」「人間の膿」をさらけ出している。
いわゆる戦争映画にありがちな『愛と勇気』とか『男の友情とロマン』みたいな、みんなが喜びそうなお題目は皆無。
ただただひたすら戦争がもたらす人間の狂気を混沌とした中に表現されている。

サーフィンがしたいからという理由で村を襲い、ナパーム弾で森を焼き払い、大量殺戮をした後で、今自分達が襲撃した事で傷ついたベトナム人を病院に搬送して手当てをしてやるアメリカ兵達。
自分達が傷つけたベトナム人を「怪我を負っている人を手当てするのは人道だ」と平気で正義ぶる矛盾と欺瞞。
これを「狂気」と言わずして何と呼ぼうか。

・・・アメリカがこの映画に非協力的だったのもうなずける内容だわよ。

ま、ネタがベトナム戦争なだけにアメリカ軍にとってあまり気持ちのいい内容じゃーないだろうけど、事をアメリカ軍に限定しないで見たい内容。
戦争って人を狂わせる。心を蝕む。
そういう事を知ってもらいたい、そして考えてもらいたい・・・淡々としているにも関わらず目をそらせない、引き込まれる映画。
是非、戦争未体験の世代のみなさんに見てもらいたい映画ね!

ただねー。
ウィラードが王国に着いてからの展開っつーか、カーク大佐の狂気がぴよには判らなかったのね(^_^;)
彼の作った王国の意義は?彼は何がしたかった?
そしてウィラードは?カーク大佐と心がシンクロしてた?彼から何か感じ取っていた?
・・・わかりませーん!
そしてラストの終わり方も何だかしっくり来ませーん!(苦笑)

正に・・・混沌とし過ぎ!


大人になってから見ても、ぴよにはやっぱり難しい映画だったなぁー






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2002年02月02日(土) オーシャンズ11

監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー
   ブラッド・ピット
   ジュリア・ロバーツ、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
保釈されたスゴ腕泥棒オーシャンはラスベガス随一の、ミサイル基地をもしのぐ警備の大金庫からの大金強奪を計画。相棒ラスティと共に「その道のプロ」達を集めてラスベガスに乗り込む・・・


【感想】
前評判がスゴイのよね・・・まあこのキャストなら当たり前っちゃー当たり前なんだけど。
てな訳で封切り初日に頑張って見に行っちゃったりして♪

正直言うけど、キャストが良過ぎるのよね・・・
余りに豪華な俳優揃えちゃって、各々の見せ場が希薄になっちゃってもったいない!!
オイシイ料理も重なると味が相殺されちゃって有り難味がなくなるっつーか(笑)
特にジュリア・ロバーツはどーしてこの映画の出演をOKしたのか全然わかんない!
彼女の魅力が全く出てないっつーか、他の誰がやってもいい役だったと思うのよね。
「オスカー女優のアンタがどーしてこんな魅力のないちょい役で出ちゃう訳!?」ってツッコミ入れたくなる。

あと話の流れっつーか、テンポがイマイチな気がするのよ・・・。
メンバー集めるトコロはエピソードを交えつつも淡々と、でも強奪シーンになったらめくるめくスピード感!・・・こーいうのを期待してたんだけど、一番の見せ場の強奪シーンもキャラのエピソードをコマメに入れ過ぎちゃって(まぁ、これだけの俳優集めてるんだから何がしか見せ場作ってやんないとマズいって気持ちはわからなくもない)どーも失速気味。
これはぴよ的にはかなり痛い減点ですなぁ。
強奪シーンだけを比べればニコラス・ケイジ主演の「60セカンズ」の方がぴよはよかった。
つーか、この話ってかなり「60セカンズ」とイメージが被る感じしたわ。

脚本もちょっとご都合主義に走り過ぎてるっつーか、オチが途中で見えるのが痛い。
決して面白くない訳じゃないんだけど(どちらかと言えば面白い映画の方に入ると思う)これだけのキャスト集めて監督はスティーブン・ソダーバーグなだけにどうしても厳しい目で見ちゃうんだな。

このキャスト(特にジョージ・クルーニーのシブさはステキだ♪)見る為に映画館に足運ぶのは○
でも期待し過ぎて行くと「あれれれぇ?」って事になりかねないかなぁ〜!?




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2002年02月01日(金) シュレック

監督:アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン
出演:シュレック(マイク・マイヤーズ)
   フィオナ(キャメロン・ディアス)
   ドンキー(エディ・マーフィー)、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
姿は醜いが心優しい怪物シュレックは人々がその姿に恐れおののくのに辟易して、一人孤独に森の奥深い沼の中で暮らしていた。ところがある日、近くの領主に追放されたおとぎ話の主人公達が大挙して自分の沼と棲家にやって来た。
シュレックはなりゆきで相棒になったロバのドンキーと共に領主の元へ赴き、静かな沼を取り戻すために領主の出した条件「ドラゴンが守る城にとらわれたお姫様を助け出す」為に冒険の旅に出る・・・


【感想】
正にディズニー映画の真骨頂!って感じのファンタジー映画。
系統としては「美女と野獣」にユーモア&ギャグ+って感じかな?

まず素晴らしいCG技術に圧倒される!
キャラクターの表情、服の動きから水一滴のしずくまで実にキレイに滑らかに、そして美しく表現されていて見ていて気持ちがいい♪
それから個々のキャラクターが実に魅力的!
特にぴよが特筆したいと思うのは・・・
こういうお姫様モノのファンタジーって何故かお姫様自体のキャラの印象がすっごく薄いと
常々思ってたんだけど・・・この「シュレック」は違う!
お姫様が実に生き生きしている!!

ユーモア担当はロバのドンキー。声がエディ・マーフィーっていうのもハマリ役
・・っていうか、これって最初からエディに声を担当してもらう事を前提に作ったキャラ?って感じ。
ま、ちょっとしゃべり過ぎてうざったい感もなきにしも有らず(苦笑)
でもこの映画のテンポとスピード感をこの「ドンキー」というキャラが上手に仕切っていると思う。

オチ自体はかなり予想が着くんだけど(笑)でもやっぱり面白い!
CG見るだけでも価値ある(っつーか、逆に言うとそれしか見る価値がない!?)映画って最近多いけど、CG+内容もキャラクターもいいアニメ映画って何だか久し振りに見たよーな気がするなぁ。うん。





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