ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2001年12月29日(土) ギフト

監督:サム・ライミ
出演:ケイト・ブランシェット
   キアヌ・リーブス
   ジョヴァンニ・リビジー、他
オススメ度:☆☆

【あらすじ】
夫を事故で亡くし3人の息子を育てる未亡人アニーは生まれながらに持った霊能力を生かしてカード占いで細々と生計を立てている。
ある日町の有力者の娘が失踪し、彼女の行方についてアニーは不可思議な夢を見て警察に話をして捜索してもらうのだが、それはあまりに凄惨で衝撃的なものだった・・・


【感想】
映画館に見に行こうと思ってた内に公開が終わっちゃって、ようやくDVDで見たんだねー♪
予告編見て相当期待していた一作。

話の展開が・・・めちゃ淡々としてる(^_^;)
途中まで見てて「一体いつ衝撃的事件が起こるのよぅっ!」って地団駄踏みたくなっちゃうくらい地味で淡々と話が進む(笑)
それにしてもこの映画って確か「ホラー・ミステリ」だったと思うんだけど、全然ミステリでもサスペンスでもないんだなぁ。
だって、事件が起こって早々に犯人の予想が付いちゃったんだもん(爆)
一応トラップかけてるつもりなんだろーけど、それも余りにわざとらし過ぎて全然惑わされる要素がないんだな。
ホラーの部分は映像で見せると言うよりもむしろ心理的にぞぞーっと来る感じ。
これは悪くないと思ったんだけどなぁ。うん

キアヌ・リーブスってば前に見た「ザ・ウォッチャー」もそうだったけど悪役やるのが好きなのかぁ?(笑)
この映画でも相当イっちゃってるヤなヤツを演じてるんだわ。
(しかもこれが案外似合ってるから面白い)
でもねー、この役は別にキアヌじゃなくてもよかったんじゃないの?って気がするんだよね。
彼はこの映画の話題作りの為に呼ばれた「客寄せパンダ」なのかぁ?(苦笑)

ぴよ的にこの映画の唯一の救いは幼児虐待の精神的トラウマを持つバディ役のジョヴァンニ・リビジー。
彼の演技は秀逸だと思ったね。
正気と狂気ギリギリラインの彼の演技は本当に心を打つものがあったわ。

いや・・でもね。
この映画の一番気に入らない所は何と言ってもラストなのよ。
映画評論見ると、このラストが「泣かせ」入って一番のオイシイ部分って事になってるみたいだけど(笑)
それでなくても「霊能者ネタ」って『霊感で判っちゃった♪』って事にすれば何でもアリになっちゃうちょっと卑怯な部分あるじゃない?(^_^;)
そこへ持って来てクライマックスのオチを不可思議なファンタジーちっくにしちゃったら「卑怯ネタ」の二段落としになっちゃうじゃないのよぅ!(爆)
やっぱここは理屈の通る現実味のあるネタでオチを付けてもらいたかった。

久々に「やっちまったよぉ〜(ため息)」って映画だったわよ。
ふぅ〜・・・ちょっと厳し過ぎる評価かしらん?(^_^;)




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2001年12月26日(水) ペイ・フォワード 可能の王国

監督:ミミ・レダー
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント
   ケビン・スペイシー
   ヘレン・ハント、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
11歳の少年トレバーは、社会科の授業で「世界を変るために何ができるか」という課題が出されたことをきっかけに、あるアイディアを思いつく。
それが"ペイ・フォワード"親切を受けたらその厚意を他の人へ贈ってゆくことで善意の輪を広げてゆこうというものだった。
シンプルかつ奇想天外なこのアイディアは、いつしか彼の知らない場所で広がってゆく


【感想】
天才子役ハーレイ君の映画ね。
劇場公開中に見損ねてようやくDVDで見たんすわ(^_^;)

「善意の受け渡し」がもちろんこの映画の柱にはなってるんだけど、それにケビン・スペイシー演じるトレバーの担任教師とヘレン・ハント演じるトレバーの母親との恋愛ストーリーがうまく絡んでいる。
幼児虐待というトラウマを抱え、顔の醜いやけど痕にコンプレックスを持つ担任教師と、夫からの暴力に悩み疲れ果てたが母親がトレバーのお膳立てでお約束通り惹かれ合って行く様子は見ていて微笑ましくも感じちゃう。

この映画の中に出て来る様々な悪は正に現代社会の「膿」そのもの。
幼児虐待、ドメスティック・バイオレンス、親子の確執、貧困とそれに伴う犯罪、そして学校での執拗ないじめ等々・・・
それらの「膿」を「善意の受け渡し」によってまっとうな社会にする事が出来るのか?
ちょっと真面目に考えさせられる内容だったと思う。

それにしてもぴよが納得出来ないのは、結局あのラストはどーなの!?って事。
トレバー少年自身はアレで結果的に幸せだったの?
つーか、泣かせりゃいいでしょ!的オチってどーなのよっ!?(^_^;)
いや・・ぴよも何だかんだで泣いちゃったから文句言う筋合いないかもしんないけどさー(苦笑)
それにしても、あのオチはなんだかなぁ〜って気がちょっとしちゃう。

ま、この手の映画は泣かせたもん勝ちなんでしょうかね。




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2001年12月25日(火) スパイ・ゲーム

監督:トニー・スコット
出演:ロバート・レッドフォード
   ブラッド・ピット
   キャサリーン・マコーマック
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
消息を断っていたCIA情報員トムが中国当局に逮捕された。
24時間後にトムは処刑されるらしいが、CIA上層部がトムを見捨てると悟ったミュアーは自分の愛弟子トムを救出するべく動き出す。
この日でCIA退官だったミュアー、果たしてトムを救出出来るのか!?


【感想】
夢の競演だねぇ〜・・ロバート・レッドフォードとブラピだよ!
豪華過ぎるなぁ。うん、ホントに。ギャラいくらなんだろ?(笑)

で、ぴよは予告編見た時はミュアーがトムをいっぱしのスパイに育てて、トムがどんどん成長していくのが話のメインだとばっかり思ってたのね。
うぅ〜ん。ちょっと(つーか、だいぶ)違う(笑)
2人の絡みはあくまで過去の話の説明として語られるだけ(^_^;)
でも予想は裏切られたものの決してつまらない訳じゃない。
つーか、はっきり言って相当面白かった。

これはあくまでもロバート・レッドフォードの映画だね。
だってカッコいいんだもん♪(こらこら)
いわゆる「男の友情」「男のロマン」
そーいうちょっと昔っぽい(言い換えればイマドキ流行らない!?)ストイックなモノを思いっきり見せちゃおう!っていう映画。
これが悪くないんだ。いや、いいんだわ♪
ロバート・レッドフォードの渋みのある、それでいて説得力のある演技、
ブラピのちょっと地味に押さえた演技も好感が持てる。
これ、ブラピが「ダブル主演なんだから俺もっと目立たなきゃ!」って妙に張り切って頑張り過ぎてたらこの映画台無しになっちゃってたと思うもん。
そういう意味ではブラピがあまり目立たない所はよかった。
24時間以内に救出しなきゃいけない・・っていう現実的には絶対にムリムリな設定も何だかすんなり受け入れられちゃう凄みがあった。

まあ・・難癖付けちゃうと(こればっかりだわ。笑)
ブラピがあそこまで入れ込んで愛しちゃった女性がねぇ〜
はっきり言って全然魅力ない。(^_^;)
この程度のオンナにここまで入れ込んじゃうのぉ〜?マジぃ〜?って感じ(笑)
これって「ハンニバル」の時にも思ったわよ。
もーちょっと「はうぅ〜ん♪イイ女ぢゃなぁ〜い♪」って誰もが思わせるよーな魅力的な女優使ってくれよぉ〜!!

2人のギャラが高すぎて女優のギャラは押さえざるを得なかったのかぁ?(爆)





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2001年12月22日(土) バニラ・スカイ

監督:キャメロン・クロウ
出演:トム・クルーズ
   ペネロペ・クルス
   キャメロン・ディアス、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
ニューヨーク出版界の若きプリンス、デヴィッドは富と名声を欲しいままの名うてのプレイボーイ。とあるパーティーで知り合った女性ソフィアに心奪われる。
ところが彼の心変わりを知った恋人ジュリーに車で無理心中を図られ、デヴィッドは一命をとりとめたもののその美しい顔が正視出来ぬ程の醜悪な顔になってしまう。
それから彼の周りが奇妙に変化してゆくのだが・・・


【感想】
この映画でトムとペネロペ・クルスが正に運命の出会いをしちゃったんだけどね。
スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイク版なんだそーです。
ペネロペちゃんはこの元映画の方にも同じ役で出演してるんだけど
ぴよはこの元映画をまだ見てないぞ(^_^;)

噂では『オープン・ユア・アイズ』とまるで話の内容は変わってないそーですが、一言で言うと
実にわかりにくい!!

事故後の話がね、夢と現実が交錯してるんすわ。
だからどこからが現実でどこからが夢なのか見てて全然わかんなくて途中でめちゃめちゃ混乱(>_<)
結局最後に種明かしがあるんだけど、それでも映画見終わった後しばらくは
「で、結局あそこの部分は現実だったのかぁ?」
「あれ?これが現実だとするとここの辻褄合わないか!?」
等々、かなり混乱しておりました。

・・・ぴよがおバカだからっすか?(大汗)
ま、ペネロペちゃん可愛かったから良しとしよう(おいおい)

少なくとも配役は申し分なかったと思う。
キャメロン・ディアスのイっちゃってるストーカー役はハマってたな。
それに話題になった映画冒頭の人っ子一人いないタイムズスクエアをトムが走り抜けるシーン、あれは見る価値アリ♪

ただねー。オチがねー。
きっと10年前の映画だったら「おぉ〜っ!」と思っただろうけど、イマドキこの手のオチは散々手垢が付いた感は否めないよなぁ・・って。
散々混乱させられた割りにはあまり意外性のないオチだったかなって。
うぅ〜ん。ちょっと厳し過ぎる評価かぁ?(^_^;)




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2001年12月16日(日) アトランティス

監督:ゲーリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ
出演:マイロ(マイケル・J・フォックス)
   キーダ(クリー・サマー)
   オードリー(ジャクリーン・オブラドーズ)、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
亡き祖父の遺志を継いだ若き言語学者マイロは念願叶って、海に沈んだ幻の都アトランティスを探す探検隊の一員になる。苦難の末に一行はアトランティスにたどり着くが、そこには思わぬ罠がマイロを待ち受けていた。


【感想】
ディズニー生誕100周年記念映画なんだそーですわ。
100周年記念だからって何か他の映画と物凄い違うモノがあるのかと思ったらそーでもないらしい(苦笑)
要するに、ただ今年たまたまディズニーが生まれて100年目だったって
だけの事なのねん(^_^;)

ぴよはアトランティス大陸とかムー大陸とか、他にもミステリーサークルやナスカの地上絵みたいなちょっと歴史の謎系のネタって好きなんです。
だからこの映画もかなり期待して見た。
『伝説のアトランティス大陸は何故一瞬にして地上から消え去ったのか!?』
ディズニーの新解釈できっと想像もしないよーな大スペクタクルが
展開されているに違いないっ!!

・・・どーやらそういう内容の映画じゃなかった。
いわゆる「ディズニーちっく」な愛と夢と勇気と冒険の物語。
そーよね、だってお子ちゃま向け映画なんだもん。
きっとこの映画見に来るヤツらは伝説の謎なんて知りたい訳じゃーないのよね(笑)
軽く(つーかかなり大きく)期待は裏切られるものの、だからって話がつまんない訳じゃーないのよ。
それはそれ、ディズニーですもの。やっぱ面白くは出来てます。
流行のCGもふんだんに駆使して下さって映像はかなりキレイ♪
個人的に言えば、冒頭〜アトランティスに向かうまでのいきさつの部分がちょーっとバタバタし過ぎてわかりにくいかな、と。
とにかく強引にアトランティスに向かわせちゃえ!みたいな(笑)
まあ・・正直言っていつものディズニー映画って感じ。
可もなく不可もなく・・すごい何かスゴイものを期待して行くとがっかりするかもしれないけど、いわゆる娯楽映画をただ楽しみたい人にはやっぱりディズニー映画はオススメかもしれないわ。

んんー。
でもやっぱり「伝説のアトランティスの消滅の謎に迫る!」系の内容の方がぴよはよかったんだよぉ〜ん!!
ディズニーにこーいう難しいネタを期待しちゃダメ?
やっぱダメなのかぁ?(笑)




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2001年12月08日(土) ハリー・ポッターと賢者の石

監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ
   ルパート・グリント
   エマ・ワトソン
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
両親と死別して意地悪な親戚のもとに預けられた少年ハリー。11歳の誕生日に、自分が魔法使いの血を引いていることを知った彼は、魔法魔術学校へ入学する。
寄宿学校である、そこにはハリーの両親の死にまつわる秘密が隠されていた。


【感想】
誰もが知ってる超大ベストセラー児童文学の映画化。
けどぴよは原作読んでないんだねー(笑)
早く文庫化しないかなぁ〜(ハードカバーってお高いんだもーん)

さて、原作読んでないからまったく内容知らずに映画見に行ったんだけど、さすがお子様向け映画ですわ。
話のテンポもいいしすっごく判りやすい。
上映時間2時間半だから映画としては長い方だと思うけど、全く長さを感じさせず退屈する場所なくラストまで一気に見れちゃう♪
映像もすごくキレイでファンタスティック。
子供向け映画でこれだけやってくれちゃうのは珍しいのかも?
大人の鑑賞の目に充分耐えられるだけのモノになってる。
特に魔法学校の内部やクイディッチの試合シーン等々、本では頭で想像するしかなかったよーなモノがかなり丁寧に映像化されているんじゃないでしょうか?
(所詮原作読んでないからぴよにはわかんないけどさっ)

役者もぴったりハマってたと思う。
ハリー役のダニエル君なんてシャイで正義感の強い真っ直ぐな男の子をうまく演じてたと思うなぁー!
ぴよ個人的にはハーマイオニー役のエマ・ワトソンが気に入ったね。
ちょっとコなまいきな秀才役が可愛らしかった♪

難を言えば、クライマックスの戦闘?シーンがもうちょっとハラハラドキドキさせて欲しかったかな、と。
戦闘になる前までのシーンはすんごいいいんだけど(一番の見せ場だね)
何だか「あっという間に」「いとも簡単に」やっつけちゃった感じ(^_^;)
まあでも勧善懲悪好きには絶対にオススメの一本と断言出来るでしょう。




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