Sotto voce
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2009年05月30日(土) |
何をしても消えないその存在。 |
…元・相方。
昨日の夜、立て続けに舞い込んできた、某SNSのメール。 元相方が管理コミュをすべて閉鎖し、 自らも退会すると言う突然の宣言。
予兆はあった。
彼は無類のオフ会好き。 それがメインのコミュに多数在籍、 自らもカラオケコミュを結成、 彼の周りには、常にたくさんの人がいた。
が、そのやり方、本人の性格から トラブルも絶えなかった。
本人が在籍していないよそのコミュのオフ会で 元相方や、彼が作ったコミュのことが悪い意味で 噂になるということは、どれだけその噂が広がってるのか、ってこと。
さらに、彼のある言動がきっかけで、 他のコミュメンバーがどん引き、と言う事件があって以来、 コミュも盛り上がらず、オフ会の予告をしても人が集まらない、 そんな状態に、いよいよ彼も嫌気がさしたのか。
とにかくゆうべはそのことで、 いろんな人とメールや電話で語り その波に呑まれてる間にその存在は消えてなくなり。 疲れ果てて眠って目がさめてSNSあけて やっぱりそこにない存在を確かめて やはり一抹の寂しさを感じたり。 でもどこかほっとしたり。 良くも悪くもその存在は大きかったんだなあと。 それ以前からの繋がりもあったけど、ふたり同時に始まった某SNS暦。 その日々には、その存在が常にどこかにあり 大きなターニングポイントにもなり 多くの人との出会いを与えてもらったものでもあり。 でも常にその存在の顔色を伺っていた。 よいことも悪いことも知りすぎていたからだと思う。 他の人たちが彼のことを優しいだの楽しいだの賛辞するのを 心の中で「何も知らないくせに」と呟き、冷ややかな目で見ていた。 だから平常心で接することが出来なかった そこでみる呟きに何も答えられなかったこともあるし 自分のことなのかと心を傷め憤ったこともあった。 多くの人を巻き込んで、誰が敵か味方なのかわからなくなったこともあった。 そのたびに袂を分かち、見えない場所での罵り合いもあった。 もう、二人の道は二度と交わらないのだろうとすら思った。 なのに別れたはずの道は何度も繋がった。 振り切ることだって出来たはずなのに。 実際、何度も「もういい!」って思ったはずなのに。
はたから見れば、私たちの関係は奇妙なもので、 多くの人を巻き込むほどの大喧嘩をした我々が、 時が経って、表面上は何事もなかったように接している。 あれだけ非難されたのに 仲よくしてるなんて信じられない、と実際言われたこともあった。
恋心はもうとっくの昔にない。 それでもやっぱり何をしても消えないこの存在、を どんな言葉で表現すればしっくり来るのだろう。
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