Movie
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 Dancer in the dark ダンサー・イン・ザ・ダーク



ビョーク主演、カンヌ国際映画祭受賞作品。
知らない人のために説明。ビョークさんとは、アイスランドの歌姫。姫と云う言葉があまり似つかわしくないか?歌詞なんかそのまんまの、やらかしねぇちゃんらしいから。(苦笑)
私は前に人から借りて彼女のCDを聴いたことが有りましたが、かなりキョーレツなインパクトでした。
ビデオクリップとかも見たこと有りますが、酔いそうになりました。(笑)それくらいぶっ飛んだ映像でした。
さすがビョークや、と思いました。

で、映画の話。
今回は唐突に、「今暇?映画見に行かない?」と誘われ、行ったのでありました。(苦笑)
この相手、かなりの映画マニア&ビョークとか辺りの、一風変わったミュージシャンに、滅茶詳しい人。
彼の解説付きで映画を見ると、またいっそう楽しめます。(笑)

ストーリーは、ミュージカル風で、目の見えなくなりつつある主人公の涙ぐましい努力と苦労の物語。
主人公のシングルマザー役がビョークだったのですが、演技力に圧倒されました。
もともと雰囲気的にはぼーっとした印象を持っていたのですが、まぁ、役にもそれが影響している様でした。それがまた、ハマってるんだな。
普通の演技の時はどんどん目が見えなくなってるんだけど、ところどころにミュージカルが入って、そこではどうやら目は見えてるらしい。
しかも曲が入ると突然彼女のビデオクリップまがいになってしまう辺りがなんとも・・・。
あの映画は彼女あっての映画でしょう。きっと。
普通のストーリー部分ははっきり云って三文小説並ですから。
感動はしましたが、結局最後に主人公死んじゃうしね。(あら、ネタバレ?)
曲が始まるまでは、かなり寝そうな状況でした。私は。(苦笑)
でも、曲が入ったとたんに「パチッ!」と目があきました。
さすがビョーク。歌がまず凄い!うまいというより、凄い。
顔は結構可愛い顔してますが、実際はかなり歳食ってます。(笑)映画の中でも、「あぁ、オバサンだったんだぁ」と思うシーンが多々有りますし。
実生活で最近面白くないこと(熱狂的ファンに爆弾送りつけられたとか)があったらしいので、精神的に参ってて、以前にも増した狂いぶりを発揮している模様。
かなり映画の役を地で行っている気がしてなりませんでしたが・・・(^-^;

という感じで、マニアックな人には大いに受ける映画の様です。
トム・ハンクスとか、そう言う正統派が好きな人には、あまり面白くないかも知れません。(苦笑)



ファボーレ東宝/00.12.28 Thu 17:50/2番/1,500円(学生割引)

2000年12月28日(木)



 BR バトル・ロワイヤル



私がはじめて劇場で見た邦画かもしれません。
大学に入ってから、友達が授業のお供にバトロワ(小説)を連れて来て以来、読んでハマって、ずっと映画を楽しみにしていました。実は。
微妙に期待は裏切られましたが、それなりに満足できる出来だったのでは無いかと思います。

実際には小説と映画とでは、微妙にストーリーが変えられていて、映画ではじめてストーリーを知った人には分かりにくい部分もあった様ですが、原作を読んでいない人にも一応分かる内容にはなっていた様です。
しかし、私と一緒に行った人は、原作を読んでいなかったのですが、やはり疑問に思うところも多かったようで。どんなもんなんでしょうね?
後ちょっとの工夫で、時間をかけずにストーリーを分かりやすくできるのにな、と思うところが、数カ所あったりしました。
原作を読んでいる人の解説が必要なところもあったのかも知れません。
本当はもっと原作に忠実にやってほしかったのに・・・。
ビートたけしの役も、本当は「キタノ」じゃなかったのに、どうして変えちゃったんだろう。やっぱ「坂持金発」とか云うネーミングだと、問題有るか・・・(笑)
原作読んでる友達曰く、「本当は金八先生本人(武田鉄也)に金発役をやって欲しかった・・・」と不満顔でした。(笑)
たけしさんはたけしさんで、それなりに役の雰囲気は出てたんで、私はあれでもいいと思いましたけど。

結局のところ、原作を読んでいない人は、映画を見るよりもまず原作を読むことをお勧めします。
映画は見たければ見て下さいって程度かもしれません。
ちなみに日本ではR-15指定ですが、香港では18禁になっちゃったようです。(苦笑)
そこまで規制する必要は余り無いと思ったのですが・・・・私的には。



ワーナーマイカルシネマズ高岡/00.12.22 Fri 16:50/1番/1,500円(学生割引)

2000年12月22日(金)



 6d シックス・デイ



シュワちゃんの新作。人間のクローンの話ですが、内容は結構シリアスなはずなのに、シュワちゃん主演ってだけで、なんだかハッピーエンドな雰囲気(謎)
ストーリーは結構最初から読める展開では有るかも知れません。でも、自分のクローンの話を、こんな風に持ってくるとは思わなかった!という部分も多いです。
映画とは関係ないところで感じたところでは、「シュワちゃんもおじさんになったな...」って。(苦笑)
一体幾つなんだろう・・・。

クローンについてですが、自分は結構自分のクローンを見てみたいという気持ちが、前から有りますね。
他人から自分を見たらどんな風に見えているのか、とか、自分と会話したらどんな展開になるんだろう?とか、大変興味が有ります。
別に自分の姿に恋をしてしまったどっかの誰かさんな訳では有りませんが・・・(苦笑)
でも、実際にはやっちゃいけないことだ、という考えも持っています。
やっぱり、実際に人間を自由に複製できる時代になっちゃうと、お金持ちとか頭のいい人ばかりの世界になっちゃうでしょうし。
陰謀なんてやりたい放題だろうしね。人間は、複製すふべきでは有りません。・・・と、私は思います。
しかし、ここで「人間は、」と強調したのは、映画の中で、このクローン技術によって、魚などのクローンを生産し、飢えた人々を救った、という話の筋が有るからです。
この世の中は人間のために有る物では有りません。ですから、人間のクローンは悪くて、魚のクローンは良い、なんてことは、本来無いはずです。
無いはずなんですが、それを望んでしまうのが人間のエゴ?(苦笑)それで飢えている地域の人が助かると、はっきり云って嬉しいと自分も思うでしょう。
映画を見た直後にした163との会話では、私は何が何でもクローンは良く無い、と主張していたのですが、しばらく考えていると、ちょっと意見が変わった模様。
しかし、どう考えても人間のエゴだよなぁ。
悩むところだ。(苦笑)

とりあえず、話は面白かったですよ。見に行ってみることをお勧めします。
見る時の注意は、ちゃんと映画の最後まで見ること。エンディングのテロップの後に、何かが隠されています。(^-^)
私はそいつを見損ねて、後でかなり後悔しました。
家族3人で見に行って、みんな本編終了直後に会場を出てしまったので、誰も最後まで残って無かった・・・
くやしい!!!(だってトイレしたかったんだもん。)



ファボーレ東宝/00.12.16 Sat 21:20/8番/1,200円(レイトショー)

2000年12月16日(土)
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