便蛇民の裏庭
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もう11月も終わりですね。 あっちゅうまですね。 皆さんいかがお過ごしですか? 便蛇民ですコンバンヤ。
朝、ストーブの前に着るものを用意しておく。 起きてきて冷たい服に袖を通すのはイヤなものだから。
という気遣いも関係なく娘の第一声。
「ちぃーがぁーう。これじゃない!」
「じゃぁ何着ていくの?」
娘が用意する服。 真夏のワンピース。
「ほんっとうにそれ着ていくんだな?今はもう冬だけどそれ着て行くんだな?」
勝手な重ね着を開始し、チンドンヤと化す。 そして泣き出す。
「うわーん!おかーさんのイジワルぅー!」
翌日、服を用意しないでおく。 起きてきてすぐ娘が不機嫌(それはいつも)
「ない!なんでふくないの!」
「自分で用意しなよ。また『これじゃない』って怒られるのイヤだもん」
「うわーん!おかーさんのイジワルぅー!」
いつまで続くのかしら。 ウンザリ。
「ちょうどきみと知り合った頃から急激に太ってきてるんだよねー」 「いーんでない?」
イイのか?本当にイイのか?過去最高に太ってるけど本当にイイのか?
「おいらと付き合うとみんな太るんだよねー」
きみはデブ製造機なのか? ぼくが太り出した原因はきみなのか? 確かに一緒にいるとあまりに落ち着くしリラックスしまくりだからなぁ。
ピルを飲み始めてしばらくしてから知り合っている。 いくらピルに多少の副作用があったとしても すでに7kg太っているぼく。
先日、コンビニで飲み物を調達していた。 話し掛けても背後に立ったまま返事がない。
「なぁに?どしたん?」
振り返ったぼくに、オトコノコ一言。
「ねぇ、便蛇民、太ったぁ?」
きゃーーーーーっっ! だからだからだからぁ!! 太ったって何度もいってるじゃないかぁ!!!
ドスドスドスドスっっ!
・・・はぁはぁはぁ、 危うく撲殺してしまうところであった。
相方がメールに目覚めたので 仮に持たせていたPHSをやめて携帯の契約をしてきた。 だって、どうせなら家族割の方がお得でしょう。 一応まだ家族だもん(まだって)
ひとりで行かせるとろくな事がないのでついていった。 先月ぼくが対応してもらったおねいちゃんは残念ながらいなかった。
案の定、約2万の最新機種を欲しがりだした。
「あのね?先月までぼくが持ってたほぼ新品のピカピカのPHSを数日で中古品にしたでしょ? どんなイイやつ買ったって、落として傷つけてズタボロにするでしょ?あっという間でしょ?」 「でも欲しいんだもーん」
安いカメラつきで妥協させ帰宅。 帰宅してからいまだに格闘中である。 おまけに機械音痴なのに説明書も読まないので ひとりイライラ大爆発。
彼女からのメール。
「そうそう。 ツバメのことを『チビッコ』と呼ぶのはやめなさいね。 毛むくじゃらのチビッコってなんかイヤだし」
あにょ。 いくらオトコノコがかなり年下だからって『ツバメ』ってのもどうかと。 ツバメ飼うほどお金持ってないですよぼくは。 しかも毛むくじゃらってそれもどうかと。
ぼくは自分より背の低い男性は恋愛対象として外してきた。 手足が自分より小さい男性も。
それはぼくが背が高い方なのと手足が大きいっていう事を ずっとコンプレックスに感じてきたから。
こんなデカイ女、とか思われたくない。
実際、そんなに背が高いわけじゃない。 でもぼくの周りの女の子たちはみな背が低くて華奢でかわいい。 とてもかわいい。
一緒に歩くことは、時々苦痛だった。 彼氏と間違われる事が、時々苦痛だった。
弟より年下も男ではないと思ってた。
そして思いがけないことに、 ぼくは今、恋をしていると思われ。
彼はぼくより年が下で、弟よりも年が下で、 身長も足もぼくより小さい。 手は同じくらい。 そう、ぴったり同じくらい。
それなのに。 不思議な事にぼくはそれらに対してコンプレックスを全く感じない。
ぼくは彼の眼に、吸い込まれた。 彼の眼に出会った瞬間から もう他に、なにも見えなくなった。 気付きたくなかったけれど、 ぼくは自分の中にある感情に気付いてしまった。
人妻がなにいってるか。 相方が借金作ったからか? かまってくれないからか? ただの逃避だろ?
ごもっとも。
自分でも どうすることも出来ない時っていうのはあるのだ と実感してます。
あの、ちょっとそこのあなた。
『サナ エステニー フィット サウナ』
っていう商品知ってます? 便ちゃんは今、半身浴を済ませたあとに ウエスト周りと太腿、ふくらはぎにそれを塗りました。
あちちちちちちちちちちちちちちちちちちちちち。
半端じゃないです。 塗った面と面が接した状態でいるともっとあちちちちです。 なので膝を折った状態でいると太腿とふくらはぎがトンデモナイ状態です。
●クールにお肌を引き締めたあと、穏やかな温感が持続します。 ●中国伝来の果実タイソウよりトリートメント成分を配合。 ●天然成分がつやとうるオイのあるお肌にします。
通常に塗ると、ヒンヤリのあとホンワカになります。 入浴後が効果的らしいですが、 入浴後に塗るとなんだか戦いにも似た状況になったりします。
ホワイトイルミネーションが点灯しました。 毎年の事だけど。
いつもの年と違うのは、隣にオトコノコがいるという事。
「一緒に見に行こう」
そういってくれる相手がいるだけで、毎年の行事がこんなに違う。
恋人と手を繋いで歩く、という経験が無かったから 誰かと手を繋いで歩くのがとても新鮮。
寒さで凍える左手の薬指の指輪がさらに冷たい。
彼のポケットの中で繋いだ右手はあたたかで イルミネーションよりもそのことで頭がいっぱいだった。
この先あとどれくらいきみと過ごせるんだろう。 どこへ行って何を見ることができるんだろう。
ぼくはどこへ行こうとしてるんだろう。
いい年して泣いて頭イイコイイコしてもらって 泣き腫らしてすっごい不細工で それでも可愛いって抱きしめてくれるきみは、 ぼく以上にイカレているんだと思う。
現実逃避の末に生み出した幻かもしれない。 つかんだら消えてしまうかもしれない。
きみと穏やかにゆるゆると流れていく時間は ぼくを生へと導いてくれる。
突然きみが消えてしまったら ぼくは上手に現実に戻れるだろうか。
ピルをとりに行った。
前夜からの突然の大雪でバスは20分遅れ。 水分をたっぷりと含んだ重たい雪がわさわさ降ってくる。
「おはようございます」 「おはよう。あれ、チビちゃんは?」 「チビちゃんは幼稚園です」 「早いなー」
毎回毎回この挨拶で始まる先生との会話。
「で、便蛇民さんは今日は薬出すだけだったっけか?」 「いや『次回は血液検査ね』っていってましたよ」 「そっか、じゃぁ半年にいっぺん検査しておくか」
昔貧血がひどかった頃、四六時中検査で血を抜かれた。 しかも血管が細いからと何度も針を刺されたり中で探されたり。 怖くて見ることができなくていつも顔をそむけてた。
今はっていうと、じーっと見てます。 針が刺さるのを。 中に血液がチョロチョロたまっていく様を
『いきなり、血液が緑とか青だったら怖いだろうなー』
とかぼんやり思いながら。 1本目はけっこう簡単に採れるけど 2本目3本目となるとなかなかたまらない。 それでも昔に比べたら出はイイ方だ。
この血は、父と繋がってる。 この血は、母と繋がってる。 この血は、子供たちと繋がってる。
そして相方とは、繋がっていない。
「おかーさーん、うんこでたよー」
最近一日中娘のお尻を拭いているような気がしてならない。 便秘で苦しむよりはずっといいんだけど。 それでもついつい、またかぁ〜と思ってしまう。
「おかーさん、なっがーいの、バスみたいのがでたよ!」
・・・なぜバスなんだろう?
「あと5分でつくからご飯支度しといて」
そういって電話を切ったまま 相方は2時間帰らなかった。
一緒に食べようと思っていた待っていた。 11時半になったところでベッドに入った。 そして酔って帰宅した相方に起こされた。
「友達の家に行ってきたんだよ」 「ご飯支度して待ってたんだよ?」 「あ、そうなの?悪かったね」
怒る気にもならない。 いつもそうだから。
「あたしも仕事辞めたし医療費上がるし家賃入れてもらおうと思って」
家賃はここにきてから払ってきていた。 それを「子供が生まれて子育てでお金かかるからもう払わなくてイイ」といわれたのは数年前。 さらにお金がかかるようになってきた今家賃を請求(しかも値上がり)する母上。
「だって今まで散々あんたたちのコト世話してやったでしょ」
はぁ???? 何、ボケてんのかクソババぁ。
おぉっと失礼。
「あぁ、いいよ。 そのかわり勝手に家に入るのとかやめてくれる? 家賃が生じるってことはそれは貸してるってことなんだから。 それと値上げは無理。 コンナトコにそんだけ払うなら安いトコ探して出てった方が早いわ」
「だって、あたしは大家なんだから入ってもイイでしょ。 この子達の祖母であの子の母親なんだから 家族なんだから入るのあたりまえでしょ」
何で留守中に入ってあちこち開けたりするのかっていってんだよ! 下着入ってる引出しに何の用があんの? おまけに避妊具に何の用があるの!? 減ってないとでもいいたいわけ? そんなならもう何年も減ってないよ。 消費期限なんかとっくに過ぎてるだろうよ。
「それに、今までずっと同居してるのに今あんたたち出てったら 近所がどう思うか…」
はっ、へっ、ほーん? あっ、そー。 だーからなに? 孫より息子より世間体大事?
なんだったら孫も息子もおいてってやるよ? どうせここにはぼくの居場所ないしー。
ぼくの大好きな『ナイトメアビフォアクリスマス』 お子が怖がるのでお子のいる時には観れなかった。
昨日なにげなくお子の居ぬ間に観ていたらお子が戻ってきた。
「おかーさん、なにみているの?」 「きみが『怖いからイヤだー』っていうビデオ」 「えー、こわくないよ、ぼくもうおとなだもん」
そしてそのまま一緒に観た。 下のお子は途中やはり怖がった。
「怖くないよ、ほらほら、おかーさんの携帯についてるジャックだよー」
我が家では他のキャラクターもひそかに鉢植えに潜んでたりする。 それに気付いて少し怖くなくなったらしい。
上のお子は全部見終わったあと、 昔お子用に用意してあげたビデオテープがあったのを思い出して テープの山の中から発掘し、観はじめた。 そっちのテープには『フランケンウィニー』も収録されている。 モノクロ映画を観る事がないお子は テレビが壊れたと思ったらしい。
怖いといって一番奥にしまいこまれていたそのテープ。 ラベルはぐちゃぐちゃに塗りつぶしてある。 よほど怖かったんだろうなぁ。
「ねえおかーさん、日本語のはないの?」 「あー、うちにはないや。レンタルしてみる?」 「みたいみたいみたい!」
すっかり気に入ったか。 今まではキャラクターグッズを見ても嫌がってたのに。
早速レンタルして観る。 何度も観る。 ぼくの携帯の着信音も何度も聴きたがる。 何度も何度も聴きたがる。
いくら大好きなものでもさすがにウンザ〜リする。
「ママ、さむいからだっこしてー」 「えーっ、幼稚園より遠いのにーぃ。重いのにーぃ」 「だってーぇ、あそんでつかれちゃったんだもーん」
幼稚園のお友達の家で遊ばせてもらっていたお子をお迎えに行った帰り道。
お友達にもらったシールが貼られた小さなメモ帳を 可愛いビニール袋に入れてもらった。
「ちゃんと持ってなよ。飛んでいっちゃうから」 「うん、だいじだからちゃんともってる」
いった先から強い風が吹き、 お子の手から袋が飛んでいった。
急いで拾おうとした。 風で転がるように飛んでいく袋。
手には傘。 腕にはお子(13kg)
バランスを失った。
お子をかばって転んだらオカシナ転び方をした。 傘を持った手では地面にうまく手をつけず膝と指先から着地。 右手の薬指の先にはどデカイ血豆、膝には打ち身と擦り傷。 少々剥がれた爪。 切っておいてよかった。
心身共にボロボロになりつつ帰宅。 この年でハデにぶっ転ぶとけっこうめげる。
消毒した針を刺してみるけど、思うように血が出てくれない。 搾り出してみた。 けっこう出た。 痛み倍増。
行きつけの店、本日は通常通りスタッフくんが仕切っていた。 お気に入りのやきそばを注文したら、サービスしてくれた。
「あの、お腹空いてます?」
作りすぎてしまったらしい。
「すいません。残したらぼく食べますから」
笹子ともりもり食べたら少しも残りはしない。
閉店頃になるとスタッフくんの学生時代の後輩らしか客はおらず 馴れ馴れしく話し掛けてくるが可愛いスタッフくんの後輩なので許す。
「若い男と付き合いたがってる人妻とかいないですかねぇ?」 「さー。いないねぇ」 「若いツバメなんか飼いたくないですか?」 「すでに一匹飼ってるからいらなーい」
苦笑するスタッフくん。
「便さんの勝ちですね」
勝ち負けだったのかね。
眠くてしょうがない笹子は激しく壊れていた。 でも壊れているのはいつものことなのだ。
窓の外ではカミナリが美しい。
いつもは開け放たれたドアが閉めてあった。 前日はマスターがこまめに換気をしていたのだが 今日は閉められたままの扉。
帰るときに店内を振り返って見て 店内が真っ白く煙っている事にようやく気付く。
どうりで。 照明や煙などにタイソウ弱い便ちゃんの目、 笹子と飲みながら話しながら話の内容に関係なく 定期的に落涙し続けるわけだ。
まだまだだねスタッフくん。ぷっ
行きつけの店は珍しくにぎやか。 すっかり2号店のマスターとなってしまったマスターが 久しぶりに行きつけの店にいて嬉しい。
「お久しぶりです」
「一月振りですか」
週に一度程度顔を合わせていた時期もあり 本当に久々な気がしてしまう。
この店にくるようになってから9ヶ月ほど。 期間はそう長くはないけれど密度は濃い。
頼んでいないのにサービスでおつまみが出され お祝いに届いたお寿司も御相伴にあずかる。
「『1周年だから一緒に祝え』という強制です」
2号店に新しく入った男の子が手伝いにきていた。 昨日は女の子が手伝いで入っていたという。 …やっぱり昨日もくればよかった。
「やっぱりこっちにいるマスターの方が好きだな。 あっちではマスター忙しそうであまり話もできないし、 何よりもあっちはぼくには明る過ぎるんだよね」
「あぁ、カウンターかなり照明あたってますからね」
「そう、あっちで飲んでると、あぁ、ゴメンナサイ!て気分になっちゃう。 あっちはなんだか気軽に飛んで行き難いしね。 だからまたこっちにマスターが顔出すときには電話くださいよ、飛んでくるから」
「本当に電話しますよ?いいんですか?」
「もちろんですとも!」
朝までマスターと二人きりで飲むことは、 多分もうないんでしょうね。 そう思うと、ほんの少し淋しい。
『お店が1周年記念。久々にここにいるマスターとご対面よ』
そう彼女にメールをした。
『正月の帰省時には、ぜひ2号店へ立ち寄らせて頂きたく思います。 もちろんキミも強制連行する』
という返事。 あぁ、お正月が楽しみだね。
「便ちゃん、悪いんだけど、電話がおかしいからみてよ」
あの。 ぼくね、修理屋じゃないんだよ。 なんか壊れるとか調子悪いとかのたびに時間かまわず呼び出さないでほしいんだけど。
「今すぐきてちょっとみてやって」
だからね、今、見てわかんない? 玄関にこの格好でいるの、すっげぇ寒いんだけど。
濡れたカラダにバスタオル一枚。 外は雪。
風呂入ってるときにばかりくるのやめてくれない? 水の音で絶対にわかってるはずなんだからさぁ。
平熱36度2分の便ちゃん。 今日は体温が35度4分でした。 鏡見たら唇が真紫でした。 体温調節機能、壊れましたかな。
以前から、変温動物であるという疑いがもたれているのですが。 ちゃんと恒温動物です。 多分。
行きつけの店が1周年です。 おめでとうマスター!おめでとうスタッフくん!
3日間パーティーがあります。 3日間遊びに行こうかと企んでたけど、あまりに寒いです。 雪、積ってるし。
夜遅くに家を出た。 空を見上げるのはいつものクセ。
一瞬言葉を失った。 見上げた夜空には満天の星空。
家の前でこんなにきれいな星なら、 いつも星を見に行く場所ではどんなにきれいな星が見れるんだろう。
急いで笹子にメールを送る。
『すっげぇ!星めっちゃきれいよ!外に出て見なさい!命令よ!』
すぐに返事が返ってくる。
『ただちに!スタタタタッ!』
きれいな物をきれいだと伝えられる相手がいて 伝えたら喜んでくれる相手がいて 一緒にきれいだと感動できる相手がいて
笹子に出会えてよかったなぁと思う。
気がつくと、靴の下で道路も輝いてる。 風もなく、音もなく。 わずかに凍った世界。
夢の中でぼくはいった。
「例えばね、 トイレにトイレットペーパーのストックがたくさんあって、 たまには色や柄なんかついてたら嬉しくない? お風呂場の入浴剤にたくさんの種類、いろんな色やいろんな香り いろんな効能があったらシアワセ。 オトコもそんなもんでしょ。 たくさんのストックがあったら不安もない」
何をいってるんだ、ぼく。 しっかりしろ、ぼく。
母上の目を誤魔化すため早朝から作業服を着てスロットへ行った相方。
「本当に仕事なの?」
母上はしつこくきいてくる。
「あぁ、今忙しいみたいだから」
何故フォローせねばならんのだ。
でもそうでもしないと『子供達の将来を悲観して祖母が孫と無理心中』とかなりかねない。 しかも『祖母』は『孫』の命を奪って、そして自分は死に切れないであろう。 新聞の見出しがリアルに浮かぶ。
「今度ギャンブルやってるってわかったらあの子殺して私も死んでやる」
お二人でお好きにどうぞ。
でも別にギャンブルは悪くないよ。 家庭かえりみずにギャンブルにのめりこんで借金は作るわ会社には行かないわとか そういうことになっちゃうのは本人の問題でしょ。 やめる努力すらしないで開き直ってるし。
「あんたと結婚するまではあの子ギャンブルなんかしなかったのに!」
またですか。 ぼくがギャンブルを教え込んだとでも? あれを育てたのはあなたであって、ぼくじゃないんです。 そして育て終えたあとのコトは本人の問題です。
そして連絡のないまま帰宅は夜。 帰宅後どうしてもしゃぶしゃぶが食べたいというので買物へ行き 作っておいたカレーはほったらかしてしゃぶしゃぶを食す。 たらふく食べたあとに
「オレさぁ、昨日から熱あるんだよ、具合悪ぃの。吐きそー」
ほほーぅ。 熱があって具合悪くても早朝から仕事と偽ってスロットへ行き 夜はお肉をたくさん食べ、 そして食べ終わった後には具合悪いと文句をいう。
「具合悪いんだったら、スロット行かないで寝てればよかったじゃない」 「はぁ?なにいってんの?それは別でしょ。 オレは病気なの!スロットはやめれないの!病気だから!」 「じゃぁ死ねばー?」
『あんたの父さんと暮らしてても増えるのは子供と借金と憎しみだけだ』
母はよくそういっていたっけ。
2002年11月03日(日) |
ご機嫌とりはいらないよ |
痛みに耐えかねて薬局にて市販薬入手。
説明書には「動物実験(幼若犬、幼若ラット)で関節異常が認められている」とあり、 副作用もなにやらちょみっと恐ろしげな事がかかれていた。
ドキドキしながらのんだ。 さいわい眠気と口の渇きしか起こらなかった。 やっぱ薬って怖いよぅ。
なんだかとっても寒いので、懐もいたく寒いので、 サイトにとっとと雪を降らせてやりました。 温室はすっかり温かさを失って凍りついてますなぁ。
冬の動物園は好き。
なぜか毎年、初雪が降るころに動物園行ってる。 今回は急に連れて行かれた。 普通に車でうろつくだけのつもりで薄着だったから 雪が舞う中動物園を歩くにはかなり寒かった。
「本気でいくの?寒いよ?」 「作業着かしてやるよ」 「子供たちが寒いよ」 「子供たちは寒くないんだよ。お前だけだよそんな寒がってるの」
トラとライオンは今まで檻に入ってたのに テレビで見たとおり強化ガラス越しに見れるようになってた。 間近で見るとライオンもトラも大きかった。
サル山のサルは寒そうに隅っこにみんなで固まってた。 チンパンジーは立派な建物内にいた。
ぼくはお気に入りの熱帯植物館で 蝶が飛び交う中、ナナフシと遊んだ。 擬態するその姿。 きみは自分が枝そっくりだって知ってるの?
一匹、なぜか関係ない部分にいるのを発見。 あぁ、コンクリートにしがみついて枝に擬態してもバレバレ。 何でそんなところにいるの?
まるでぼくみたい。
まるでぼくみたい。
まるでぼくみたい。
寒さに耐えて一通り見てまわった。 お子が見たがったタスマニアンデビルはいなかった。
「なぁ、明日朝からスロットいってきてイイ? ばばぁには仕事っていっておいてよ」
そのための動物園、か。
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