トップヒルの草の擦れるざわめきを聞いて独りになった心を鎮める風が私を抱きしめる苦しい心を森と大地に解き放つ遠い空を鳥が飛んでいる光が湖に輝き私は涙がでた裸足のまま草地を歩き立ち止まり耳を澄ましそしてまた泣く時の砂を幾度も返して人はそれを忘れてゆく私の手を引いてくれる人ははるか昔に死んだんだと思うそして私の願いを天で受け止め今でも見守ってくれているのだと思う