沢の螢

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ここにもひとり花の客
2005年04月07日(木)

昨日今日の暖かさで、今まで咲き渋っていた桜が、ほころびはじめた。
今日から新学期が始まる都心の大学の、夜間講座に行くために、家を出たが、郵便局に行く用事があるので、いつもより1時間早く出た。
窓口が混んでいると、間に合わなくなるからである。
ところが今日はすいていて、すぐに順番が来たので、用事が済んでも、大分時間が余ってしまった。
そこで、バスのルートを遠回りして、駅より一つ前で降りた。

そこから駅までは、大きな公園に面していて、花見時は、格好の場所になる。
駅まで、歩いて10分ほどだが、そこでも、遠回りして、公園の中を歩いていくことにした。
バス通りから、坂を下っていくと、公園の中に入る。
平日だが、子ども連れの人たちや、買い物がてら花見に来た感じの女性達などで、結構人がいる。
公園の中程には大きな池があり、そこには、桜が大きく枝を伸ばして、満開の時は見事な風情だが、今日はまだ、3分咲きと言うところ。
しかし、池を取り巻く桜の木は、全体がピンク色にふくらんで、開花に向けて、準備が整った風情である。
カメラを向けている人もいる。
多分、満開と思われる今週の土日は、花見の客で、立錐の余地もないほど、賑わうことだろう。
飲み物を買い、時々口に含ませながら、半時間ほど散策し、駅に向かった。
電車に乗り、都心の大学に行く。
大通りを渡り、大学正門に向かって歩くと、右手は、桜の土手である。
ここは五分咲き。
土手の上に植わった桜は、その下の鋪道をアーケードのように被って、ここも、満開の時は見事な眺めである。
土手の上の方から賑やかな声が聞こえるのは、学生達が、早めの花見を愉しんでいるのだろう。
夕方五時。
講座開始には30分早いが、学内にはいる。
教室は正門脇の建物の4階である。
ベランダからちょうど見えるところに、先程の土手があり、見下ろすと、土手に若い人たちが沢山集まって、花の宴を張っているのだった。
下から見るとさほどに見えなかった花が、上から見ると結構な咲き方であるのがわかった。
遠目に、私も、ベランダから、花見の相伴をさせて貰い、教室に入った。
暖かい一日だった。



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