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2008年07月29日(火) 300

艦長日誌 西暦2008年7月29日

 「さぁんびゃぁぁく!」

とアホな声で叫ぶ・・・ワケではなく、映画のお話。先日DVDで【300】(スリーハンドレッド」を見ました。個人的には結構好きな内容でした。

 ペルシア戦争の最中、紀元前480年に起こった「テルモピュライの戦い」を描いたもので、ペルシアの大群に挑んだスパルタの兵士【300】名にちなんだタイトルです。戦争ものだと、大軍対大軍のぶつかり合いみたいな描かれ方が多いが、この映画はスパルタ兵の英雄的な戦いぶりを前面に押し出すためにあえて「兵士対兵士」という描き方をしてるのが印象的。ところどころにスローモーションや視点の移動などを盛り込んでなかなか面白い映像になっている。

 映像といえば、この映画は背景などが殆どCGのようです。ただ、先日見た「ベオウルフ」と違い実際の役者さんが演じているので、その面ではやはりかなり表現力が上。CG部分も違和感なく美しく仕上がってたように思う。かなり「グロい」描写もあるのだが、CGと色彩のおかげで若干中和されているので許容範囲に収まってる。

 史実を基にした映画の割には、ストーリーが歴史として伝えられている内容と若干違ったり、スパルタ兵以外のギリシア連合軍があまりに扱いが小さかったり、あからさまに化け物チックな兵士や動物が出てたりしてちょっと笑えるという部分はありましたが、戦いあり、政治あり、人情あり、エロありと、ワタクシとしては「あり」な映画でした。


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