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艦長日誌 西暦2007年6月11日 気持ちの良い森歩きでソババッケへ。そこから大戸越しへと向かう。岩の多い登山道をゆっくり上る。やがて登山道は黒土が露出し抉れてくる。年々登山者による浸食が進んでいる感じ。登山道整備が急務だと感じる。自分も登山道浸食に荷担している一人として複雑な心境。 周囲の樹高が低くなり、傾斜が緩くなると、登山道脇にはマイヅルソウやチゴユリ、スミレ、ウマノアシガタなどなど、この時期ミヤマキリシマ人気であまり注目を浴びないが、ひっそりと主張している。 視界が開け、大戸越に到着。平治岳の斜面は期待通りのピンクの絨毯!丁度見頃にあたったようだ。各方面の情報で、平治岳は10日前後が見頃だろうと言われていたがまさにその通り。 平治岳に向けてミヤマキリシマの間を縫うように登る。右も左もピンク、ピンク・・・ 南峰から見下ろすと、一段とピンクの絨毯が折り重なっているように見える。 平治岳の本峰に目をやると、ピーク周辺はイマイチのようだが、南に延びる尾根はピンクに染まっている。さっそくそちらに足を伸ばす。尾根上からミヤマキリシマの絨毯越しに、坊ヶツル、三俣、中岳などくじゅうのパノラマが広がる。今日は最高のミヤマキリシマ日和だ。空気も澄んでいて遠くの山がクッキリ見える。 ミヤマキリシマを眺め、昼寝などしながらゆっくりと過ごす。途中、近くで大声で喋っていたじいちゃんばあちゃん達の会話がチグハグでおもしろかった。祖母傾の標高が1500mくらいだとか(実際は祖母が1756m、傾き山は1605m)、硫黄だけの噴煙の奥に見える岩ばっかりの山が久住山だとか(それは星生山、平治からだと、中岳や天狗ヶ城に阻まれて久住山は見えません)、坊ヶツルはあの山の向こう側かな?とか(坊ヶツルは目の前に見えます)・・・。まぁこういう人たちもミヤマキリシマを鑑賞しに登ってくるんだなぁということで。 11時過ぎに下山にかかる。3年ぶりの平治岳でまたこのピンクの絨毯を見ることが出来て良かった。下りはまた気持ちの良い森の中。この男池から続く森は大好きだなぁ。いつ来ても癒される。 13時半には下山。結構早かったので温泉ははげの湯の「豊礼の湯」まで足を伸ばす。目の前に涌蓋山が見える絶景露天風呂。涌蓋山の山頂付近にもミヤマキリシマのピンク色が見える。 帰りは国道442号にでて長湯経由で。桑畑湧水で水をくみ、「正直屋」で早めの夕食。久しぶりに鯉定食を頂く。やっぱり美味い♪(゚∀゚) 今日は天気にも恵まれて良い一日でした!
ぐん
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