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艦長日誌 西暦2003年6月18日
レイトショーでスパイ・ゾルゲを見てきました。この映画、篠田正浩監督の最終作品ということで気合入ってます。 昭和初期、列強の極東植民地政策が進み日本も中国大陸へ進出し勢力拡大を狙う中、共産党員でソビエトのスパイ・ゾルゲと、協力者尾崎秀実を中心に話は進んで行く。列強支配に苦しむ中国の様や2・26事件、満州事変、ABCD包囲網など、歴史の教科書に出てくるような事柄が多く出てきて、その背景にある情勢や民衆の様子などが描かれていて面白い。歴史の授業もこういうことまで分かってくるともっと興味をもてるだろうになぁ。 ゾルゲにしろ、尾崎にしろ、私欲や国家のためではなく、常に国家の犠牲となる民衆の為にと信じて命を掛けて諜報活動をしその結果世界情勢を左右していたということ、そしてそのために彼らが払った犠牲と結末が見るものを切なくさせます。映画冒頭に出てくる詩?と、最後に流れるある曲がリンクして、篠田監督が伝えたかったことが少しあからさまながらも伝わってきます。 3時間10分と、ロードオブザリングよりも長い映画ですが、飽きることなく最後まで楽しめました。お勧めの映画です。
映像面でいくつか気が付いたこと。 ・やたら国旗がはためくシーンが多い。しかもその国をあらわすBGM付き。しかもCG。 ・昭和初期の町並みや風景がCGで見事に再現されています。 夕焼けの国会議事堂のバックに富士山のシルエットが浮かび上がる様などかなり素敵。 東京の大通りの様子や、瓦屋根が続く光景なども良くできてました。 ・建築物をクローズアップした構図などはCGモロばれ。ちょっと明るすぎ。 ・人物との合成も光線の具合がイマイチ。 ・歴史上の重要人物のそっくりさんが登場。ニヤリとさせられます。 ・竹中直人と榎木孝明がナイス。小雪可愛い。篠田監督しれっと出演。 ・オットー大佐どっかで見たことあるような?
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