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艦長日誌 西暦2003年4月26日
会社の山の会の月一登山、4月はアケボノツツジで有名な夏木山です。夏木山は以前からこの時期に登りたいと思っていたのだが、去年も雨で断念し今回初登山。天気は雲が多いものの晴れて気持ちがよい。林道に車を止めて早速登山開始。登山口からいきなり急登。樹木に覆われた尾根を登っていくと足元にギンリョウソウ(銀竜草)を発見。実物は初めて見た。上から下まで本当に真っ白で、その姿は本当に銀色の竜が首をもたげているかのよう。

登るにつれてちらほらとコバノミツバツツジの花がちらほらと見られるようになる。そしてついに今日の目的のアケボノツツジが姿を現す。5mを超える木に葉がつく前にピンクの花が咲き誇り、桜と同じくらい、いやそれ以上に美しい。先に進むほどアケボノツツジは数が増えて、ついには360度どこを見てもアケボノツツジのピンクの花が目に入るほどになる。この美しさはまさに桃源郷に来たかのような景色だ。

圧倒的な景色にただただ歓心しながら山頂に到着。ここで花を眺めつつ昼食。その後は予定では五葉岳まで縦走する予定だったが、時間の関係もあり犬流れ登山道のほうへ。こちらは大鋸・小鋸と呼ばれる険しい岩峰が続く尾根。激しいUPダウン、そしてハシゴが連続する危険なルートだが、振り向くと山肌がアケボノツツジのピンクでいっぱい。これは九重のミヤマキリシマの大群落に匹敵する眺めだ。

思いっきり花を満喫し、犬流れ越から林道へ下る。夏木山の素晴らしさを思い知った今回の山行でした。こりゃ毎年来なきゃなぁ。
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