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艦長日誌 西暦2002年10月13日
さぁ、いよいよ西日本最高峰、石鎚へ登る日が来ました。朝5時半に起床し準備をして旅館の朝食をとり、6時30分に出発する。まずは1400m地点から1300m地点まで一旦下らなければならない。晴れているが午後からは天気が崩れるらしい。道は尾根伝いに森の中を下って行く。朝の日差しが横から森の中へ差し込み木の葉がきらきらと輝く。これだけでも早起きした甲斐があったなぁ。登りに差し掛かると木を横に渡した階段が続く。これって結構疲れるんだよなぁ。
しばらく登ると試し鎖が現れる。切り立った前社森の断崖にかかるブッとい鎖は20mくらいはあろうか。なんとかよじ登るとスンゴイ景色が待っていた!360度山また山。石鎚山の方を見ると上の方は見事に色づいている。こりゃ絶景ですわ。下りはまた別の鎖をつかって反対側へ降りる。少しゆくと夜明峠でここから正面に見える斜面も赤や黄色に彩られてホントに綺麗。う〜ん、来て良かった〜!でも上の方はすでにガスがかかり初めている。山頂からの景色は望めそうにないな。
程なく一の鎖。霧で岩や鎖が湿っていて滑りやすくなっているのをなんとか登る。両脇には紅葉した木々が縁取っているがそれを楽しんでいる余裕はない。木の階段が続き二の鎖元小屋から二の鎖を登るころには周囲はガスで真っ白。石鎚山頂白石小屋と石鎚神社奥の宮のある弥山山頂まで来てもやはり景色はサッパリだめ。諦めて最高峰の天狗岳へ向かう。痩せ尾根は晴れていれば足もすくむほどの切り立った岩の上なのだがガスでほとんど見えない。それでもやはり恐ろしいものは恐ろしい。天狗岳で記念撮影と軽く腹ごなし。この時点でまだ9時半くらい。待っていても晴れそうにないのでさっさと下りにかかる。
こちらが下る際には下から列をなして登山者が登ってくる。とにかく途切れることがなく鎖場などは数珠のように鎖に人がしがみついている。早めに登っててよかった〜。下りは鎖場は全て迂回路を通ってパスする。時間がかかるし危険だし面倒くさいモンね。足早に下って、成就社に戻るころにはパラパラと雨が降り出したが、ほとんど濡れることなく無事旅館に帰りつく。
旅館の売店でお土産を買ってロープウェイでまたいっきに山麓下谷駅へ。山頂からの景色は見れなかったけど、なかなか楽しい山でした。今月末また来るから、その時こそ景色がみれるといいなぁ。
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