それでもお話は続く?
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2006年02月03日(金) Christmas〜その1

「ケーキって知らないんだよね」
「ええ、お誕生日に食べるじゃない」
「誕生日だからって食べたことないよぉ」
「じゃ、お誕生会においでよぉ」
「冬休みだし言ったら怒られると思うし」
「平気平気、ママから電話してもらうよ」
「・・・うん」

小学生のころだった。あたしは祖父母の家で育ったためか
ショートケーキに縁がなかった。もちろんそれを疑問にも思わなかったし
うちはそれがあたりまえと思っていた。
ケーキ以外の甘いものはしょっちゅう祖父の人柄かお客さんやら親戚やらが集まる家だったので事欠かなかった。

それでもお土産にケーキを持ってくるような人はいなかった。
あたしにはある意味異世界の食べ物だった。

このあと友人の誕生日が12/26だったということもあり
ChristmasケーキではなくBirthdayケーキのご相伴に預かることになる。

Birthdayケーキって友達の食べるとなんだか味気ないんだよね。
おいしいんだけど、これってお誕生日の子の特別なケーキじゃん
とか、ちょっと変なこだわりを知った小学生のあたし。


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