ネコヤシキ日笑
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ひるすぎまで銀座、千駄木経由、夕刻からまた銀座。
雑誌で見ていたきものの店を実際に見るのが今回の目的のひとつ。 佳いものがあってひかれる。 それに、銀座とくれば最高に高いかと予想していたら、それほどバカ高くはない。かといって、お手頃というほどでもない。
なかで、グレイと芥子色の格子柄の越後黄八にはとてもひかれた。 焦げ茶の文様の久米島絣も、わるくなかった。
結局、夕刻入った店で、綿紅梅の浴衣一式を誂えることにした。
あれこれ見たのだが、藍色は私には強すぎ、ちいさな絣柄や暈かしでは弱すぎる。グレイがかった青の、きっぱりと竹と笹の柄は、たぶん、色も柄も私らしいのだと思った。白黒の紗献上の帯。よい見立てだと思う。寸法も、すっかり計り直して検討してくれた。担当のおばさん店員さんは朴訥なところがあり、それも好ましかった。わるくない買い物ができたと思う。
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