ネコヤシキ日笑
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2002年06月20日(木) |
ワンダフルライフ つづき |
昨日のビデオ『ワンダフルライフ』を、再び観た。
死んでから1週間の間に、生きている間で最も印象深かった幸せな想い出の場面をひとつ選ぶ。それを映像にして、鑑賞してその想い出に浸っているときに、天国へと逝く。その他のことはすべて忘れて、その想い出のなかに永遠に過ごすことができる。
場面は、その1週間滞在する、想い出を選ぶ施設(?)。訪れる人たち(死んだばかりの人たち)、施設で働く係員たち(かつて想い出を選べなかった死者たち)。
22歳で戦死し、その後50年間、想い出を選べなかったひとりが、さいごにある場面を選び、逝く決心をする。
じぶんもひとのしあわせに参加していることがわかった。 それはとてもすてきなことだった。
と。ひとつの映像。
朽ちそうな建物(古い研究所跡をつかったらしい)、雪、モデルが本職であるような役者たちと、とげぬき地蔵などでインタビューして登場してもらったらしいふつうのひとびと、現実と、現実離れしたところと…ふしぎな、メッセージのある作品。
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