::::::Hiroya::Monologue::::::

2002年09月21日(土) 「リストカット(手首を切る)」



手首を切ったことがあります?
人によって度合いは違うだろうけど、自分の中では
「死のう・・」と想いながら切ったことが、ありますか?




俺は、あります。二度ほど。




一度目は小学校5年生の時。
親に言われた冗談から、それに伴って幼少からの記憶とか
いろいろで思いこんでしまっていたんでしょうね。。



「ひろは、橋の下で拾ってきたんだよ?」



親になったら、冗談でも言ってはいけない言葉です。
多感期の頃には相当傷つきます。真剣に考えて
「だから似てないんだ・・」
「だからおねいちゃんばっかりなんだ・・・」とかね。

音楽一家の中で育ち、唯一自由奔放に育てられていたけど
それは親の「いいでしょ?あなたは好きに出来て」って言うの
にしたがっていただけで、おかげで随分「すれた子供」が
出来上がってしまった。

実は俺も、姉みたいにピアノを習い、英才教育というモノを
体験したかったのかなぁ・・と。
でも多分、そうじゃなくて「いつも二人で出かけていく姉と
母が、俺には羨ましかった」だけなんでしょうね。




「愛してくれてる?。大事にしてよ!気にしてよ!僕を見て!!」





その想いの中「橋の下発言」は、僕に死の決意をさせたのでしょうね。






二度目は25歳の頃かなぁ・・。
バンドでデビューして安定して居るようで、そうでもなく、人間関係
などに疲れ、薬に走りました。薬と言っても非合法なモノではなく
風邪薬などに含まれる「エフェドリン」の大量摂取。




「エフェドリン」の薬理作用は
内服薬として・・・気管支喘息、喘息性気管支炎の治療に使用される。
注射剤として・・・気管支喘息、喘息性気管支炎、感冒、急性・慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)に伴う咳、鼻粘膜の充血・腫脹、脊椎麻酔時の血圧降下に効能を持つ。 

「エフェドリン」の副作用は
心悸亢進、血圧上昇、頭痛、振戦、不眠、めまい、発汗、神経過敏、脱力感、悪心、嘔吐、食欲不振、排尿困難、発疹、不安、幻覚、妄想を伴う精神症状、口渇等。 





健常者であっても、精神不安定な僕が求めたのは「不安、幻覚、妄想
を伴う精神症状」でした。
一錠の四分の一がラットの致死量。それをわかっている上で、最初は
4錠から。止められなくなった頃は一回に15錠まで・・。


狂うなら、このまま更に狂いたい。。「自虐的サディスト」だったん
でしょうね。
結果十二指腸に穴が開き、入院。多くのファンに心配と迷惑を
かけたなぁ。

その時俺がそんな状態だったなんて、今の今までだれも知らな
かった事だしね(笑)

その時も、薬を止め、リストカットに走ろうとしたきっかけは「寂しさ」だったかなぁ・・。1ヵ月近く入院して、Memberが見舞いに来てくれたのは一度だけ。
わかっていたけど、予想が的中し、このままバンドを続けていくのも辛いし、自分のやりたいことが出来ない辛さと、やりたいことも解らない「自分の不甲斐なさ」がそうさせていったのかもね・・・。


嘘で固められた世界で生き、そんな「虚像」の状態でのファンとの
交流が凄く嫌で、長渕剛の「激愛」と渡辺淳一の「自殺のすすめ」
が欠かせない時期だった。
自分の存在価値をはやく見いださないと、また同じ事の繰り返しだった。



「自分の不甲斐なさ、存在価値」



この二つは僕にとって、凄く重要で、極端にNERVOUSになってしまうのだよ。
同時に来られたら、間違いなく逝きます(笑)



寂しいのは大嫌いです。独りが好きなくせに、いつもじゃいやなのです。
やっぱり俺は「猫科」なのでしょう。




「自殺する奴は弱い人間だ」と言ってのける「筋肉バカ無能者」に「おまえは何も解っていない」と溜息をこぼし、「取りあえず安定剤と睡眠薬を処方するから、とにかく食べて、そして寝なさい」という医者に「嫌気」をさしてしまうと、また、俺は手首に刃を起て、死を選んでしまうのだろうなぁ・・・・・















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