別にタイガースマジック４９点灯のことではない。
個人的にはタイガースより重要な事だ。　
正直この日は来てほしくなかった。でもいつかは来るとは分かっていたから覚悟はできていたが，やはり発表されると辛い。
それは何かというと，そう，とうとう東海道線東京口(東京〜熱海・沼津)に新車投入とＪＲ東日本から正式発表されたのだ。
２０年間共に生きた在来車両１１３系とも，あと２・３年でお別れだ。

１１３系にはたくさんの思い出がある。
自分が生まれる前，母親が線路の近く仕事場で働いていた時から，お腹のなかで聞いていた音，生まれて初めて見た車両，それが１１３だったのだ。
それもあってか，１１３の音を聞くと気分が落ち着くのだ。
確かにこの車両に乗るとイライラがなくなり，嫌なことも忘れる。
小さい頃親父と出かけた時，高校や今の大学へ通う時，一人旅行する時などでお世話になった１１３系。
形，色もいいし，なんてたって音が良い！
高速時に低音で唸る音がたまらん。１１３はいくら乗っても飽きない。
でもそれがなくなるのは寂しい。
こうなってしまったものは仕方がない。
いま自分にできることは１１３の最後の勇姿を見届けることだ。
しっかりと見届けてやる，瞬きもしないくらいに。