運命の環は廻る。少女達のため世界のため星のためそこは小さな集落だった。テントの家々があちこちに立っている。「ねえ。ここって」「何処なのでしょう?」私のつぶやきにセイアが続ける。少年はその言葉に耳を貸さずテントの間を駆け抜けていく。私達はあちこちを見回しながらついて行った。