「お嬢様!!起きてください」・・・。ああ、いつものメイドの声・・・「お嬢様!!」声が近くに聞こえた。それでも、瞼は閉じたまま。バサッ布団がめくられる。・・・。瞼はゆっくりと開く。でも、頭の中は霧の中。「いい加減に・・・」ため息混じりの声。・・・。あの夢を見たときはいつもこう。