おちょこの日記
DiaryINDEX|past|will
アタシがずるいのは百も承知。 カズを裏切っている事実。消せない。 でも、罪悪感がないのは意味がある。
会社で襲われた事を話したときも アタシの望んだ言葉をカズは言ってくれなかった。 ホントはとんできて欲しかった。
パニック状態なアタシに 犯罪だから訴えてやれとか、慰謝料取ればとか。 大丈夫か?怖かったなとかその一言だけで少しは救われたかもしれない。 普通は大丈夫かが先じゃないの?ってアタシが言った後で言われる大丈夫。
二人で暮らそうと言って断られたこと、 母はそれを聞いて号泣したけど、アタシは鈍くなっていた事。 この距離、望んだものが遠くなる言葉。
もう、何とも思わないから教えて。 結婚するとか考えたことある?
結婚自体を考えてないな。
そうだ、この人は期待を裏切らない。 アタシは何で4年も一緒にいるの? もう少しで31歳になるんだよ。 何を安心してるんだろう?何でそんなに余裕なの? そう思ったら泣けてきた。
襲われたことの揺り返しで泣いているのかと勘違いした彼は 離れてるけど大丈夫だよって2回言った。 守ってもくれないその手は何の為にあるの? 大丈夫の意味は何処から来るの?
アタシは泣きながら振り絞るように言った。 泣きながら寂しかったんだって事に気がつく
何が大丈夫なの?その言葉は近くで言ってよ!
そしてカズはこう言う。
手がかかるね。
致命傷。もう泣きたくなんてない。
連休帰ってこなかったらダメになるよ。 逢えなかったらいなくなるよ。 とだけ言って電話を切った。
その時、別れようと思った。 好きな人がいるからとかじゃなく、
アタシのSOSを軽くあしらった彼を憎んだから。
|