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2006年05月14日(日) 『エリザベート』(山口・石川・浦井・寿)

ちょっと今日はダメ。ずっとひどかった肩こりが、
朝起きたら壊滅状態になっていて、頭が回せない。
12時のホットヨガを予約していたので行ったところ
何とか左方向には回るようになったものの、
右方向には、そうっと30度ぐらいが限界のまま。

今日は席番不明だったので、どうかセンターか、
せめて下手の席でありますようにと祈りながら
行って引き取ってみたら、2階C列上手側。

そんなわけで、ほとんど横目で観ていたうえに、
時々首を仰向けにもたせかけて休みながらの観劇で、
全然集中できずに観ていた感想です。つまりは、
いつも以上にわがままだと思って頂ければよいかと。
しかし、マウスを転がす右手が限界です・・・。
これ書き終わったら、もう一度お風呂入って温まらなきゃ。


『エリザベート』ソワレ

<場所>日生劇場2階C−49
<時間>1幕17:00〜18:20、2幕18:45〜20:05
<出演>一路真輝、山口祐一郎、�眦萓�宏、石川禅、
 村井国夫、寿ひずる、浦井健治、春風ひとみ、伊東弘美、
 小笠原みち子、塚田三喜夫、治田敦、
 エルマー:縄田晋、ジュラ:野沢聡、シュテファン:谷口浩久、
 ツェップス:大谷美智浩、病院長:さけもとあきら
 家庭教師:秋園美緒、ヘレネ:小野佳寿子、
 ヴァイオリンを弾く患者:家塚敦子
 池田紳一、小原和彦、KENTARO、島田邦人、砂川直人、武内耕、
 俵和也、藤森徹、松澤重雄、森田浩平
 一倉千夏、今宮多力香、小澤美穂、柏木ナオミ、河合篤子、
 北林優香、栗原朗子、Belle、丸山知津子、やまぐちあきこ
 トートダンサーズ:櫛田祥光、佐々木信彦、柴一平、
  西田健二、原田みのる、東山竜彦、森内遼、山中大輔


最強だったのは、 祐一郎トートでした。
声を聴いていると、不思議にも痛みが和らいだし。
前期までは「死の帝王」なるよく分からないものだったのが、
10日に観た時、愛情などの感情が強くなって、
男っぽく見えたのが、少々複雑な気分でした。でもそれと、
文句あるかと言わんばかりのミュージカルキングな
歌声が重なり合うと、ちょっとした麻薬のようで。
すうっと目が引き寄せられて、見えるはずがない位置まで
首が回って見えてしまっていたりして、不思議。

だから、今日の私は、自分が結構嫌いな観かた、
つまりは「トート様(はぁと)」な観かたをしていたのかな。
本当は禅フランツと浦井ルドルフ目当てだったんですけどね、
でも、しんどい時になるべく気力を使わず観ようとすると、
光に吸い寄せられる羽虫のようになってしまうのは、
仕方ないし、今日最も輝いていたのはトート様ってことで。
すばらしかったですよ、前回にも増して。(ちょっと贔屓目?)

肝心の主役はどうかと言うと、前回、J列正面から観ていて、
なぜかエリザベートの影が薄くなったように感じましたが、
今日疲れて観ていたら、ほとんど彼女を感じませんでした。
この話が苦手な私にしてみれば、神経質な彼女が
前面に出てこないのは助かるのですが、それって、
ストーリーを全く理解せずに終わってしまっているような。

一般的には大きな理由ではないのかもしれないけれど、
私にとっては、一路さんが太ったことが、
エリザベートの存在感に影響している気がします。
私は、折れそうに細いのに、全身鎧をまとい、
誰にも触れさせず「どうだ!」と言わんばかりの、
一路エリザの硬い美しさに感服し、賛美するものでした。
それが、ウエスト回りが明らかにモコモコしてきた今は、
この舞台に於けるエリザベートの、病的な「美」への
執着心を表現できていないようで、違和感ありありで。
それだけが自分のカードだと思っていたはずなんですよね?

多分、理由はそれだけではないとは思うのですが、
でも「どうだ!」オーラが薄まっていることは確か。
だから余計にトート様にばかり目が行っちゃうのかな?
『エリザベート』という作品としては、
非常にアンバランスだったのではと思います。
<5/15 22:40追加>
一路さん、太ったわけではないそうです。
ただ、腰に負担をかけすぎないための措置だと聞きました。
シングルだし、これ以上のシシィは思いつかないのだから、
倒れてほしくないのは、もちろんだけれど、それでも残念。
祐一郎さんも今は絶好調だけど、一時、本当につらそうだったし、
役者さんの体(と、リピーターのお財布(苦笑))に優しい日程で
上演することって、できないのでしょうかね?


禅フランツは、噂ほどメイクが薄くなったようには(^^;
ただ、アイシャドウは確かに薄くなっているようで、
目立つのはアイライナーとノーズシャドウなので、
年を取り頑固に険しくなってきた顔つきに対しては、
あれくらい濃くてもいいのかなという気もしました。
青い衣装の若い時が、違和感なんですよね。でも、
あの時点では声もありえないほど若すぎて驚くし、
もう、それでもいいかという気分になったりも。

彼のフランツで最も泣けるのはやはり「♪夜のボート」。
何度観ても、彼のフランツの場合は、この少し前から
「我が半生は後悔の中にあり」という言葉が回るのですが、
禅フランツは、エリザベートを理解しているのですよね。
ゾフィーの躾その他に対しても、疑問を感じたことがあるが、
そのたびに「しきたりだ」と自分を納得させてきた。
だから、シシィの言うことも理解はしている雰囲気で。

「♪夜のボート」は、綜馬フランツだと、
本来の意味の「絶対に分かり合えない2人」という
物語の外からの視点で観ながら泣けてしまうのですが、
禅フランツだと「なぜ私は、気づきつつ、いつも間違った道を
選び続けてきたのか」という彼の思いに共感し泣いてしまう。
役作りとしては、歌詞からもずれているとは思うんだけど、
違〜う!と思いつつも泣かされるのは、そこまでが一貫して
その役作りで、説得力があるからなんだろうなぁ。

浦井ルドルフも好きでした。
10日に観た朴ルドが、何かあまりにも動きが重くて、
下手じゃないのにやる気がないように見えたのに対して、
動きがぎこちないことすらルドルフらしさに見えるような、
真剣みが感じられたのが良かったのかな。 歌も伸びた。
表情は以前から格段の進歩を見せていたし、ダンスも
「♪独立運動」だけは妙に上手でかっこよく見えたのも
ポイント高し。あそこだけは爽やか王子だもんね。

そして何より「ママも僕を見捨てるんだね」で落ちた。
何もかもが終わり、もう何もない、感情もないセリフで。
もう浦井ルドは、マイヤーリンクの前に死んでるんだね。
トートの口づけも形ばかりの一瞬、拳銃を受け取って
引き金を引くまでほとんど何の間もない感じまで一貫して。

書きながら、なんだ結構私、観てんじゃんと思ったり(笑)
他には、「あ、こいつうざい」と思うと、野沢さんでした。
「あ、この人好きだなぁ」と思うと、さけもとさんでした。
春風さんは、どんな時も癒やしになる人。すごく好き。
寿ゾフィーは、少し痩せた?風格が増した気がしました。
高嶋兄は、そろそろ誰か止めてやれよ・・・(-_-;)
子ルドルフは、前回に続いて川綱治加来君でした。



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