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2005年07月24日(日) |
『マウストラップ』パーティー+ツアー楽簡単感想 |
まずは、前日のパーティーの話から。 オリエンタルホテル9階で、40人ほどのパーティー。 6時半からお弁当状の和食や赤だしなどを食べてから、 7時過ぎに戸井さん登場。挨拶してすぐ、岩田翼さん登場。 途端にフラッシュの嵐。思わず戸井さん、ちょっとすねる。 「俺がさっき話している間は、誰も写真撮らなかったのに、 なんで今、こんなにフラッシュたかれてるかなー」。 言われてみればそうだったかも。気づかなかったけど。 でも、そんな突っ込みができる戸井さん、好きです〜。 みんな多分、2人揃った写真が欲しかったんですよね? (私はカメラ持っていっていませんでした)
まず、お2人がテーブルを回って客と3ショットを撮影。 客は座ったまま、お2人が中腰で撮っていたけれど、 辛そうなので立ち上がって撮ったお客さんもいたり様々。
次に、東京での予告通り舞台の写真を映しながら裏話。 未見の人がいた場合のために、プロデューサーさんに 笛を持って待機してもらっていて、ネタバレになったら、 「ピーッ!」と警告音をもらう予定だったようですが、 尋ねたら、まだ観ていない人は誰もいなかったため、 結局は笛の出番は最後の最後に1度のみ。 「時間がないから、おしゃべり終わりー!」だけでした。
笛の後には、来年からオフィスクロキに入る予定の21歳、 大阪芸大在学中という山本匠馬(しょうま)さんの紹介。 秋からの朝ドラで主人公の妹の彼氏役でデビュー、 舞台には、来年1月の『パウロ』でデビューらしいです。 彼は、皆が食事している最中に静かに部屋に入ってきて、 じっと後ろに座っていたのですが、気づいた客たちが、 「誰?」「知らない〜、でも気になるよね」なんて ささやき交わすくらいの輝きのある人でした。楽しみ。
『マウストラップ』
<場所>新神戸オリエンタル劇場O列20番(3列中央) <時間>13時〜 <演出>大和田伸也 <出演> トロッター刑事:戸井勝海 ジャイルズ・ロールストン:内海光司 モリー・ロールストン:芳本美代子 ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:前田真里衣 メトカーフ少佐:大門正明、パラビチーニ:田村連 クリストファ・レン:岩田翼
私は今回、戸井さんの演技がいいのか悪いのか、 今ひとつ、自分で納得行かないまま観ていました。 うまいとは思うけれど、落ち着きどころが見つからない。 何がいけないんだろうと悩んで3回目、楽日の今日、 ようやく謎が解けました。以下ネタバレはこすりで。
そういえば、彼の役は26歳だったんです。 「見かけほど若くはないです」と言ってるってことは、 「トロッター部長刑事」は、彼の中での設定的には 30代半ばかもしれないけれど、ジョージ自身は26歳だし 少なくとも見かけは、それくらいの設定であるはず。 やっとそこに気づき、レンの同世代なんだと思って観たら、 子供っぽく奇矯に見えていた演技も納得いきました。
私はつい外見に引きずられて、40歳代の男性として トロッターを観ていたがために、最初から彼が、 ちょっとイっちゃってる感じに見えていたんです。 20代半ばの若さと思えば、そこまで奇妙な行動ではない。 むしろ変化がよく見えてきて、戸井トロッターが いかに良い演技をしていたか、いきなり腑に落ちました。 私、今回の観劇3回目です。まったく、気づくの遅すぎ。 でもそれならそれで、髪型とかだけでもちょっとは、 若作りしてくれてもよかったのになぁーとか、 自分の理解の遅さを棚上げして言ってみたりもしますが。
でもとにかく、初演の悪夢を吹き飛ばした再演でした。 みっちょんモリーは一生懸命でよく動いて可愛かったし、 レン君は1幕頭ちょっと声が嗄れ嗄れで不安だったけど、 つい手を差し伸べたくなっちゃう素直な男の子だったし、 ボイル夫人は、今の日本では奇跡だと感じるくらい、 大英帝国貴族の歴史と品と教養、気位を表現しているし。 1人、ミス・ケースウェルだけは、自然さのおよそない 浮き上がっていた演技をしていたので変えてもらえれば、 「また再演したいです」の言葉も素直に感じられました。
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