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2005年06月03日(金) |
『9 the musical』 |
とりあえずまずは、 バーレーン戦、日本代表勝利おめでとう! でも私は、何故か8時過ぎから寝こけていて、 3時半ごろ目が覚めたら試合終わってました(泣) 5時前から15分ほどで全試合観ただけです・・・。
何となく「W杯は私が観なけりゃ勝つ」という ジンクスが更新されたようでプチ悲しいですが、 今日は本当に「絶対に負けられない戦い」だったし とにかく良かったです!連戦だけど次も頑張って! ・・・でも、次戦出られない人、何人いるの? イエロー続出だったみたいだし、小野も無理よね?
『9 the musical』
<場所>アートスフィアG列20番 <演出>デヴィッド・ルヴォー <訳詩>青井陽治 <出演> グイード:別所哲也、 リリアン(プロデューサー):大浦みずき ルイーザ(妻):高橋桂、クラウディア(女優):純名りさ、 カルラ:池田有希子、リトル・グイード:向笠揚一郎 ママ:花山佳子、サラギーナ:田中利花 高塚いおり、岡田静、江川真理子、山田ぶんぶん、 剱持たまき(スパのマドンナ)、井料瑠美、家塚敦子、 福麻むつ美(元批評家)、宮菜穂子、鳥居ひとみ
1日に観てきたのですが、よく分からなくって。 文章化しづらい感想で、放っておくといつまでも 何も書かずに忘れそうなので、簡単にメモ的に。
セットと照明が きれいでした。 選んで取った大好きな7列どセンター席でしたが、 もうちょっと後ろでも良かったかなと思ったくらい。 実際、2列後ろに役者さんたちが座っていたし。 オープニングでは、下手奥のDNAを思わせるような 螺旋階段を、多くの女性が流れるように降りてくる。 胎内のような青く静かな照明に照らされた、透明な アクリルか何かで出来た丸テーブルと多くの椅子、 ホリゾントでボッティチェルリの三美神に流れる水、 静かな間に湧きあがる音を立てながら出来る池、 どれもとても女性的。
ストーリーは、9歳の心を持ったままの 著名な映画監督グイードが、離婚を切り出され、 台本も出来ないのにミュージカルを撮れと言われ、 長年の仲間であるクラウディアにも見捨てられかけ、 現実と幻想の女性たちに囲まれた時・・という話。 グイードを愛し彼を囲む女性は、何と16人。
なので最低限、主役が魅力的であってほしいのですが、 少なくとも私は、彼に惚れられなかったのが辛かった。 私は、自慢にもならないけれどダメ男には弱いので、 最初の方で彼が「♪あれも欲しい これも欲しい」と 歌う辺りなど、場合によっては「ほんとダメな男」とか 文句言いつつ、つい抱きしめたくなるはずなのですが、 別所グイードにはそういうダメ色気が感じられなくて。 独りで放置しても大丈夫そうな雰囲気が、惹かれない。 「心は9歳」っぽい甘やかしたくなる感じが欲しいのに。 他にいくらでも女性はいると分かっていても、つい、 「私がいなくちゃダメなのよね」と思わされたいのに。
そこで誰の気持ちにも入りそびれたのが、 何よりも分からなさの原因だとは思うのですが、 分からなさを加速させたのは、歌詞が聞き取りにくいこと。 「何が」とは分からないのですが、すごく曲に乗ってない。 てにをはの前に、ブレスの位置があったりするせいかな? 日本語を歌っているように感じられず、漢字変換の しづらい歌が多くて、それも相当ストレスでした。 むつ美さんの歌ですら、こんなに分かりづらいなんて!
とにかく、舞台の美しさと、 女性陣個々の魅力や歌声にだけは感動して帰ってきました。 強く美しく逞しく温かく賢くエロティックで純粋で健気で陽気で こーーんなに女性っていいものだったかなと思うほどで(笑) 意外に高音がかすれていた剱持さんとか、やはり歌声の 強引なキンキンさがちょっと苦手な池田さんとか、 ちょこちょこ引っかかる部分もあるにはあったけれど、 対グイードで目を奪われる魅力度300%の大浦リリアンに、 思わず恋しそうになってしまった客いじり場面など、 とにかく女性たちに惚れまくって帰ってきました。 思い切り趣旨を取り違えていることは、自覚済み。 初演の福井貴一@グイード、観たかったなぁ。
<追記> 2幕でクラウディアが歌うソロは、 BWガラコンで純名さんが歌った時は、「へえ〜」という 感想でしたが、舞台で聞くときれいでとても好きでした。 ただやっぱり、別所グイード相手だと思うと共感できず、 離れて歌っているのを幸い、彼女ばかりを見続けて、 他の相手を想像して聴いてしまいました。すみません。 あと、パンフレットを買うとストッキングがおまけに ついてきたのは、ちょっと雰囲気としても嬉しかったです。
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