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2005年05月15日(日) 『レ・ミゼラブル』11日ソワレ・今井バル楽

土曜日に友人の新居に行って、昼間っから飲んで騒ぎ、
その時の話のまま週末をゲームに費やしてしまいました(^^;
義経とか弁慶とかも出てくるゲームなんですけどね、
弁慶が、毛利伸(誰が分かるんだ、この説明で(苦笑))系の
優しく穏やか人当たりよく、実はシビアな坊ちゃんだったりして、
何だか たらされていたら、大河の方は見忘れました。
ロマサガも、実はまだ全然終わってないんですけどね、
感想書くよりゲーム、更に、頭使う度が低いゲームの方に
流れていくのは、やっぱり基本、怠惰だからなのかなぁ。
でも、明日またレミゼなので、今更な感想メモしておきます。


『レ・ミゼラブル』(5/11水ソワレ、現キャスト今井楽)

<場所>帝国劇場H−21番
<出演>
 今井、今、知念、岡田、笹本、佐藤、森、マルシア、東山
 局田奈津子ガブ、福田夏未ちびコゼ、藤井結夏ちびエポ
 伊藤俊彦、横田大明、Singoジョリ、小鈴まさ記、清野秀美
 高野二郎、若泉亮、岸祐二、山名孝幸@プルベ、森隆二@モンパ、
 沓澤修一郎@クラクスー、三木麻衣子@買い入れ屋、
 石川ちひろ、鈴木智香子@ファクトリーガール、
 史桜@ジベロット、荒木里佳@マダム、楠見朋子@少年1、
 井上喜代子、亜久里夏代@かつら屋
 指揮:井村誠貴

急遽譲ってもらったチケットですが、観て良かった。
勿論、目当てだった人たちは良かったのですが、
今日初めて、一度も寝ずに今井さんの舞台を観終えました。
ファントムだろうがバルジャンだろうが、他の何でも、
どんなに人が絶賛した舞台であろうと退屈で寝てしまい、
(除、ガストン。あれは私にとって今井さんの最高峰です)
「やっぱり今井さんって私にとっては存在感ないんだな」
としか感じられなかった私が初めて、いいじゃん!と思えた。
勿論それでも波長の合わない身では「結構いい」ぐらいしか
感じられないのが勿体ないけれど、いい日はいいのかもと
思えただけでも、完全アンチじゃなくなれたし、良かった。

しかし・・・、見えてみれば、えらい悪人なバルジャンですね(^^;
19年の間にすっかり悪党どもの感じ方に慣れきっているようで、
燭台まで根こそぎ盗まないのが不思議なくらいの唯一のバル。
でも、そこまで行っちゃってる方が、改心が劇的なのかな?
現司教様はどちらも苦手な私にとっては、改心の辺りは、
あまり感覚としては理解できませんでしたが。
大体、今井さんの演技と「劇的」って縁がない言葉だし。

さてさて、お目当ての玲奈エポ&岡田マリ。
いやもう、泣けた泣けた!片思いしまくりですよ。
玲奈エポの、大好きな相手を見つめ続けて、ちょっと触れたら、
残る温かさだけでも大切に抱いちゃうような感覚って、懐かしい。
冗談めかして頬キスをねだる自信のなさも、懐かしく可愛い。
相手を見つめているうちに妄想も広がっちゃうんだけど、ふと
振り返れば自分は1人って♪オンマイオウン、とても納得。
今も昔もフランスでも日本でも、恋する女の子の感覚は同じで、
「少しでもそばにいたい」って思いも、じんわり広がってくる。
でも、♪襲撃 とかではテナの娘らしい雰囲気に切り替わって、
お仕事モードに入るのも見えるから、やけにリアル。

彼女のおかげもあって、もう、岡田マリウスはもう、
一体、どこまで好きにならせれば気がすむのよぉ(^^;状態。
彼もどんどんリアルになってきてるんです。一昨年と違って、
恋をしてもポワポワ幸せばかりじゃなく、いろいろ考えてる。
相手を一生懸命見て、真面目に悩んで、男の子だなぁと思う。
玲奈エポと並ぶと、初恋の現れ方の違いが面白いんですよね。
彼の考えがエポより夢想に走らないのは、男の子だからか、
それとも両思いだからなのか、その辺は分かりかねますが。
相手の知念コゼも、やっぱり好きだなぁ!と思いました。
何しろ素直で可愛いし、声も驚くほど出るようになっているし。

そして!この回は、新アンジョ3人揃い踏みの日。
H列下手サブセンのセンター寄りから♪ワンデイモアを観たら、
前から東山アンジョ、岡田マリ、玲奈エポ、小鈴コンブと並んで、
その後ろに岸ブリュジョンが見えて。すごい眼福でしたわ〜。
まさに、ただ独り、常時、民衆の歌が聞こえているかのような、
人間離れした雰囲気を持つアンジョルラスを先頭にして、
その神託(と敢えて言ってみる)を仲間に伝えられるコンブがいる。
久々に、うわ〜!と盛り上がって瞳孔拡大した♪ワンデイモア。
1幕2幕とも、終幕時にカタルシスがあってこそレミだよなぁ!

プリンシパルは、他の人も良かったです。
マルシアファンテは思いが募りすぎて歌詞が飛ぶほど(^^;熱演。
逮捕される場面で、「病気の小さな子が」で、ちょっと違う
歌詞を言ってしまった後は、ただひたすら泣き声が入って、
そのままジャベの「やめろ泣き言は〜」に続いていましたが
何か、あまり違和感がなかったし。いや、初見の人からしたら、
あそこが抜けるとコゼットが誰なんだか、ますます分かりにくく
なるしまずいとは思うんですが、「マルシア」じゃなくって、
ファンテが言葉にならない感じに見えたから、切実だったかも。

今ジャベは、熱さくどさが強くなって、個人的には
村井さんを思い出させる懐かしい安心感のあるジャベですが、
今井さんとの組み合わせの良さは、一昨年に譲る印象ですね。
佐藤テナ&森公美テナ妻は、似たもの夫婦。いい感じでした。
森テナ妻が嫌じゃなかったの、久々だったかもです。
そんな感じかな〜。アンサンブルには一言二言三言、
いろいろ言いたいこともあるけれど、いい舞台でした(^^)



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