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2005年03月17日(木) |
『レ・ミゼラブル』(山口・鈴木) |
『レ・ミゼラブル』
<場所>帝国劇場B-20番 <出演>山口、綜馬、知念、岡田 ANZA、駒田、森、マルシア、坂元 局田奈都子、藤井結夏、福田夏未 伊藤グラン、横田クール、SINGOジョリ、 上條コンブ、清野フイイ、高野レーグル、 若泉バベ、原ブリュジョン、山名プルベール、 横沢モンパ、沓沢クラクス、三木:買入れ屋、 石川マテロット、鈴木ファクトリーガール、 史桜ジベロット、井上珠美マダム、楠見:少年1、 浦壁多恵:少年2、亜久里夏代:かつら屋
仕事はバタバタでチケット売りまくり、 花粉が飛んで体調悪くストレスたまりまくり、 苛々の絶好調で、でもこれは絶対観るぞと行った舞台。 駒田テナでは一番前の席なんですよね。サブセンだし。 で、観ていて、一応満足して観終えた舞台でした。
駒田さん、目に焼き付けるぞ〜!と行ってみたら、 オープニングの囚人シーンでは、何を持っているのか あまりに軽い工具で作業していそうで、ちょっとコケ。 隣の岡田君の方が、まだ大変そうな作業に見えて、 をいをい、駒田さ〜ん(^^;と焦りモード。 工場の場面などは、後ろにいるから見えないし(泣)
でもテナになってからは、やっぱり好きだ〜!を実感。 特に今日の一家だと、駒テナの普通さが際立つ感じ。 「朝起きて、仕事して、夜寝る」の仕事内容が違うだけ。 場合によっちゃ夜勤もあるけれど、違いはそれぐらい。 普通に、おかあちゃんや娘を好きだったりするんだよね。 あんまり貧富の差が見えてこないのは問題かもだけど、 人を殺してそうな凄みが必要なわけじゃないし、 こういうテナってありなんだな〜と、ついニコニコ。
エポも、普通の娘さんの片思いっぽい可愛いANZAだし、 いい家族だよなぁと思っちゃったりしながら観ていて、 ふと今日 疑問に思ったんだけど、もしかすると、 テナ夫妻がエンディングの♪「民衆の歌」にいないのは、 まさか、まだ死んでないからだけだったりする? 山形テナとかでは間違っても思ったことなかったけれど、 つい、いてもおかしくない気がしてしまって・・・。 だって多分エポも、神様に関しちゃテナと同じ考えよね? その彼女がいるってことは・・・と思ってしまったよ(^^; そんなふうに思っちゃうテナは、やっぱり少し違う?
知念コゼは、今日がお初。 なぜか動くたびマイクがブツブツいって、まともに聴けず。 でも多分、歌は私にとっては問題ないんじゃないかな。 問題は、演技。誰に対しても愛情が全く見えてこない。 結婚式でもエンディングでも、何かしら不幸そうで、 若い2人に集約していく愛情というカタルシスがない。 ANZAエポが本当に「みんな あげていいの〜」な、 可愛さを見せているだけに、気の強さが気になる。 もっと素直な笑顔が見たいんだけどなあと思うのは、 キャストが決まった当初からの不安どおりで残念。
前回、なんとも嫌な気分になってしまった綜馬ジャベ、 今度は色がなくなってしまったようで、逆に不安。 気持ち悪くなるような歌の揺れはなくなったけれど、 きれいに歌ってしまい、演技もとてもきれいで、 どんなジャベールなのか、最後まで読み取れなくて。 何となく、初期の今ジャベを見ているような気分です。 今日は祐一郎バルジャンの歌と演技のバランスが とても好きだっただけに、ジャベが透明だったのは残念。 何が前回ジャベと違うんだろうなぁ・・・。
岡田マリウスは、相変わらず微笑ましく。 私の好みとしては、マリウスは、男らしさがあって、 きちんと自分で選んでバリケードに向かって戦える 人間であってほしいんだけれど、もはや岡田マリは、 何か文句をつける余地もないほど確立されていて(^^; テナ一家が普通の家族に見えちゃうのは、もしかすると このマリウスの存在もあるのかもと今にすれば思う。 だって、エポのこと、普通の女の子扱いしてるから。 「彼女」じゃなく「友達」ってだけ。普通だよなぁ。
コゼットとかジャベとか、少々文句はあれど、 割とバランスよく気持ちよく観られた舞台だったと思う。 でも、人生が変わるほどの衝撃とか、胸が締め付けられる ほどの辛さとか、涙が止まらなくなるほどの浄化とか、 そういうものがない、薄め統一レミゼだったと思う。 まあ、それが、相手役と共に演技を深めるなんて やってる暇がない新生レミゼの特徴でもあるし、 新生としては、最もいい状態のレミを観られたのかも。
『レ・ミゼラブル』だと思わなければ、文句はない。 個々に良かったよ、うん。 でも・・・・、ちょっと四季だったかも。 (って、私にとっては最大の文句かもしれないよなぁ苦笑)
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