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2005年03月08日(火) |
『ギルダ〜愛の設計〜』(厳しめ感想) |
『レ・ミゼラブル』初日。 一応チケットは取ってあったのですが、 諸事情により売り払って『ギルダ』2回目を観る。 まあ、駒田さんも東山さんも初日は翌日だし、 綜馬さんは2回目を観るからいいかなと思って。
そして ふと気づけば、徳井テナがゼロだった。 3月は駒田テナ、4月は限定アンジョ&テナ、 5月はスペシャル中心にチケットを取った結果。 皆に避けたんだろうと言われまくって見てみれば、 確かに登場回数はダントツで多いんですね。 3か月で13回取っておきながらゼロなのは、 ・・・無意識で避けたのかもという気がしてきた。
つい最近、小鈴アンジョがないことに気づいて 買い足したばかりなのに、またしてもキャスト コンプリートを逃すのは悔しい気もしますが、 現時点で足りない観たい組み合わせといえば、 一孝-綜馬、一孝-今、泉見-知念、藤岡-知念。 どれも欠勤しないと徳井テナとは当たらない。
という訳で結論。 山口楽が降ってきたら、キャストコンプリート。 可能なら、最後のチャンスかもしれないから 一孝-綜馬だけ追加すること。以上。 そして結局、どんどん増えるんですよね・・・。
<以下、結構きつい感想です>
『ギルダ〜愛の設計〜』
<作>ノエル・カワード <演出>竹邑類 <時間>1幕40分(10分)2幕70分(15分)3幕45分 <場所>博品館劇場C-22(2列目上手ブロック) <出演> 絵麻緒ゆう、瀬下尚人、蓉崇、戸井勝海 鳥居かほり、小野妃香里、山本道子 村國守平、藤本道、倉門勇次
今、公演詳細を書こうとして気がついた。 上演時間が、初日と違っているのは何故? 私がメモし間違えたのかなぁ・・・? でも、2幕が一番長いのは間違いないです。 にも関わらず2幕が比較的一番楽しめるのも、事実。 1幕なんて、今日は開演に20分遅れてしまったのに、 残りたった20分で退屈できるほど長く感じましたから。 ただひたすら、会話が同じテンポで続くんだもん(泣)
3幕も、メイン3人の会話は同じテンポで続くけれど、 鳥居さんのキャラがうまくテンポをずらしてくれるし、 周りに村國さんたちがいて演技してくれているので、 そちらに目を逸らしていられて、苦痛度は低め。 後半に戸井さんが出てきてからガガッと話が 動く辺りは、多分ひいき目じゃなく面白いし。 戸井さんって「上手い」役者なんだなと しみじみ。
2幕は、ウロチョロする山本@掃除婦さんが 単調なテンポを崩してくれるし、アドリブも可愛い。 何とも愛嬌のあるキャラクターを見せてくれて、 彼女が出ている間はホッとしながら観ていられます。 後半になると、戸井@アーネストが再登場。 前にも共演していてテンポがつかめているのか、 絵麻緒さんも台詞を言ってるだけではない感じで、 「おお、舞台を観ている!」と思いつつ過ごせる。 まあ、その時間が終わった後にある瀬下@レオと 蓉@オットーの長い長い会話は、またしても 同じテンポで続き、途中で飽きてくるのですが。
何がいかんって、これは演出を責めるべきなのかな。 コメディといえばテンポが命。テンポというものは、 中で演じている役者より外の人間の方が見えるはず。 間を取らせ、ちょっとした言い方でニュアンスを変え、 舞台全体のバランスを整えることが、何より肝心。 そこに手を抜いたとしか思えない出来上がりだし。
まあ、他も、必要なところには 手がかかっていない、と感じてしまうんですけど。 衣装に関しても、1幕のドレスは、ちゃんと採寸して 作ったのかすら疑問に感じるものだし、3幕のものは、 絵麻緒さんの体型の悪さを強調して見せる形だし。 最後に衣装換えまでしてのダンスシーンがあったり、 不思議なところには力が入っているのを感じるので、 竹邑さんが、この脚本を自分のテリトリーに入れて 演出しようとした結果、失敗したという事なのかなと、 役者だけでどうなるものでもないのかなと感じています。
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