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2003年12月03日(水) 『イーストウィックの魔女たち』初日

月曜の夜、帰宅してPCを立ち上げました。
早速ネットにつないでみたら、ぶちぶち切れる。
何だか嫌〜な予感がしつつも立ち上げなおしたら、
またしても つながらなくなりました・・・。

結局、バタバタして再び睡眠は2時間強。
起きて仕事して舞台観て帰ってきて復旧作業続行、
終了した時点では見事に風邪ひいてました。
無理がきかない年なのに無茶するから・・・。

そんな訳で、本格的に〆切間に合わなそうな私。
一応ダッシュで昨夜の感想書いておきます。
実は一番印象に残っているのは、舞台よりも
幕間にロビーで見かけた、作曲家の方と
すばらしく耳に心地よい英語で話してらした
綜馬さんだなんてことは、とりあえず横に置いて。
耳に残る声をもう少し聞いていたい思いにかられて
思わず『十二夜』CD買っちゃいましたよ・・・。


<幕>1幕80分、休憩30分、2幕65分
<演出>山田和也
<出演>陣内孝則(ダリル)、一路真輝、涼風真世、森公美子、
  大浦みずき(町の代表?)、安原義人(夫)、笹本玲奈(娘)、
  新納慎也(その彼)、及川健、小此木麻里(不思議な少女) 他

カーテンコールの挨拶で陣内さんが、
「博品館劇場公演に・・・」と間違えてました。
(彼の前回舞台は、自身プロデュースの博品館公演)
でも帝劇より、その方がはるかに納得する内容の舞台。
『リトルショップ・オブ・ホラーズ』をアートスフィアで
観た時に、もうちょっと小さくてゴチャッとした劇場で
観たいと思ったけれど、この舞台も完全にそのタイプ。
B級臭さが どうにも帝劇に似合わなくって、何だか変。

私は、「帝劇に」ミュージカルを観に行ったつもりなので、
一路・涼風・森公美の次から次へと変わるお衣装や、
上品なキュートさ、歌声もきれいな響き具合で幸せに。
涼風さんのコケティッシュさに森公美さんの明るさ、
一路さんの『蜘蛛の巣』での久世さんを思い出させる
ような 茶目っ気あふれる可愛らしさも好き。
玲奈ちゃんのリーズル@『サウンド・オブ・ミュージック』
みたいな素直さから、真っ赤なボディコンまでも堪能。

大浦さんのハイテンションなキレっぷりに、
安原@旦那の温かい情けなさもお気に入り。
アンサンブルもハーモニーのきれいな曲が多くていい。
それらは「個々としては」とても豪華で楽しめて満足。
小此木麻里ちゃんの歌の上手さと落ち着きにも感動。
新納君も、ストレートな歌い方がこちらの住人。

でもそれらは、ストーリーの馬鹿馬鹿しさに似合わない。
陣内さんは、歌のダメさが私にとってすら論外だけど、
あまりにもベタな演技と笑いのとり方は、多分これが
博品館での上演であれば役に似合っていたと思う。
博品館の前方で観ているなら、自分が盛り上がるためにも
積極的にガンガン笑っていくだろうにと思っても、
私がいるのは帝劇2階。笑っても舞台までは届かない。
1度しっかり笑いが起きれば、盛り上がるんだろうけど、
客席に降りても前方席が一瞬喜ぶだけで雰囲気は変わらず。

そんな訳で、素材には予想どおり満足できたけど、
全体としては どうにもチグハグで辛い・・って感想かな。
東宝もなー、やるならこっちをシアターアプルでやれば
もうちょっと違和感がなかっただろうにと思う。
どうしても大劇場でやりたいなら、せめて土地を選ぶ。
『ロッキーホラーショー』at新宿厚生年金会館は、
大きなハコで2階から観てても割と楽しめたもん。

ついでに、すごく品良く可愛くて個人的には好きだけど、
3人娘は総入れ替え。この舞台には合わない雰囲気で
完成しちゃってるだけに、もったいないし逆効果。
もっと町のはみ出し者っぽい強いキャラと色気の人・・・
北村岳子、麻生かほ里、シルビア・グラブ辺りを希望。
これじゃあ、ほとんど別の舞台になっちゃうか(苦笑)

大浦夫妻や玲奈ちゃん、小此木さんに関しては、
多分、舞台が変わっても溶け込むと思うので、今後、
3人娘が品の良さをかなぐり捨ててくれるかどうかが、
まとまりが出来るか否かの分かれ目だと思います。
次に観る予定は楽日。さて、どうなるんだろうなぁ。
そういえば、及川君は何のために出てるんですか?



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