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2002年04月13日(土) 『GODSPELL』語り(^^;

昼夜、『GODSPELL』観劇。
昨日&一昨日に観られなかった思いを晴らすかのように、
一気に観て、でも疲れないのが不思議な舞台。元気になる。
結構、考えたいことは多いし体力も使うはずなんだけど、
基本的には勢いだけでも観られる舞台だからかな?
出演者のバランスもとれていて、音楽的にも気持ちいい。
余計なことに力を使わず楽しめるから元気になるのかも。
レミゼとは違う感覚で、人に優しくなれる気がするし。

でもそうやって余裕があるから考えもしてしまう。
最初と最後に、歴史的哲学者たちのセリフが出てくること。
洗者ヨハネとイスカリオテのユダを同じ人が演じる理由。
最後に、ユダとジーザスが微笑みあって別れていく意味。

5回も観た割には何も分かっていないのですが、
突然やっと、これはジーザスとユダの劇中劇?と思いました。
いろんなことを勝手に言いっぱなしている人たち相手に、
ある考え方を、生き方を、示してみただけ。
復活は描かない。宗教っていうより、考え方。
そして人々は最後に、同じことを歌いながらも
何となく、互いに優しく触れ合いながら別れていく。
それで2人は、ちょっと幸せ。そんな舞台なのかな?と。

そうすると、途中でユダも印を剥がしてしまうのが
少し不思議なのですが、私はこの考えが気に入ったみたい。
今ごろパンフレットを ちゃんと読んで気づいてみれば、
ジーザスの最期の歌のタイトルは♪Finaleでしたし。
マチネで考えの端っこをつかんで、ソワレで まとめてみて。

この2人の舞台が、約2000年前の真実かもしれないと感じた。
あらすじは、神。旧約聖書のところどころに書いてある。
脚本・演出は・・役者たちかな?アドリブも随時どうぞ。
何やってもいいけど、テーマと決められたポイントは抑えて。
「隣の人に親切にしよう」そんな思いは残るように。

たった1週間の舞台。
なのにハマってしまって、考えたいことも多いのに
とにかく音楽や勢いの快感にひたりたくて、観続けたくて、
考える時間を全部犠牲にしても、通い続けてしまった。
おかげで聖書の該当箇所を読むことすらできなかった。
でも何だか気持ちが「わぁい(*^^*)」。幸せ。
「ありがとう!」って素直に思えるこの舞台が、
本当に大好きです。



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