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2002年04月11日(木) 長いタイトルの岩松作品を観ました。

『「三人姉妹」を追放されしトゥーゼンバフの物語』
を 観てきました。初 岩松作品。辛かった(^^;

「短かったよね」「うん、時間過ぎるの早かった」
とか言いながら帰って行く人もいたので、私が、
どうしようもなく合わなかっただけなのでしょうが、
だんだんと腰が前にずれて座高が下がってくる人がいたり、
2階から、舞台ではなく客席を見ている客と目が合ったり、
邪魔に思うほど頻繁に足を組み替える人がいたり。
途中で そんな所を見ている私も私ですが、
やっぱり辛いよねー?と共感したりしてました。

1幕は割と面白かった。
ちょっと色々考えなくちゃならないことはあって
幕間も無言ではあったけど、それなりに ついていけて。
でも2幕に入ってからは、もう、いっぱいいっぱい。
私の思考能力の8割、1幕で使い尽くしていたようで、
2幕始まった早々から、容量を超える情報量を処理できず
ほとんどフリーズ状態になっていました。
後はもう、早く入力をやめてくれぇ、
早く終わってくれぇと悲鳴をあげつづけるだけ。

舞台は、『三人姉妹』初演の約70年後のNY。
ガラガラの『三人姉妹』に通いつづける男は、
自分は本物のトゥーゼンバフだと名乗り、
『三人姉妹』の中で、チェーホフのドラマツルギーのため
殺されたことになっているのだと言う。
向かいの劇場では、『ガラスの動物園』が大入り。
『欲望という名の電車』を書き始めている
テネシー・ウィリアムズが、そこに絡んでくる話。

多分、3本とも熟知していると面白いのでしょう。
でも私は、このセリフって絡んでるのかなぁ?とか
これって、ちょっとニーナっぽいよなぁ?とか、
一生懸命 考えているうちに追いつけなくなった。
でも、考えずに ただ流せば面白かったのかは疑問。
何しろ70年後のトゥーゼンバフも、若者のままだし、
イリーナは演じている役者も含めて3人出てくるし。
何も知らなきゃ知らないで、つまらないだけかと。

何にせよ、私には上等すぎるお芝居だったのでしょう。
もうひたすら疲れ果てて、終演時には、グッタリ。
甘いものが欲しい・・・とだけ思いつづけてました。
野田秀樹初体験で、『半神』を観てしまった時みたい。
でも、野田秀樹も『カノン』は少し面白かったし、
きっと次は大丈夫。嫌いにならないようにしたいです。



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