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2002年04月05日(金) 詠み芝居『雨月物語』。

まずは、『チャーリー・ガール』感想をアップ。
私だって たまには、言ったことを守るんです(苦笑)
今後の舞台のページも、ちょこちょこと触りました。

そして、今日 観てきた舞台の話ですが。
もともと行くつもりはなかったのですが、
友人に渡すものがあって劇場前まで行ったら、
半額払うから是非 観て!と引きずり込まれました(^^;
観終わって面白かったから返そうとしたら怒られたので、
たった¥2,000-での観劇です。金欠にはありがたい。

詠み芝居『雨月物語』。
ナレーションの合間に、役者がしゃべったり踊ったりする。
今回は文語体だったので「○○曰く・・」と語りが言うと、
そのセリフを○○役の人が話し出して、場合によっては、
少し会話や演技が続いたりもする。そしてまた、語りに戻る。
情念を表すような場面だと、無言のまま踊ったりする。

この無言の場面などで流れる音楽が、すごく好きでした。
「秦琴」という楽器を目の前で演奏しているのですが、
少し物悲しい感じの まさに「情」が感じられる音で。
大陸っぽさもあって、一瞬 馬頭琴を思い出したけれど、
そう広がりのある感じではなく、むしろずっと、湿り気がある。
パンフレットを読んだらNHKの『蔵』のテーマを
やっていらしたらしくて、聞き覚えのあることにも納得。

舞台自体は、ちょっと分かりにくい所もありました。
古文の成績が悪かった身では、聞いても漢字変換できないし。
でも、それなりの話は理解できるし、静かに進む舞台で、
陰になったり人間になったりする役者に惹かれていました。
「菊花の ちぎり(漢字が見つかりません(^^;)」に出ていた
丈部左門役の金子あいさんなど、凛とした空気が美しかったし。

レミゼに出ていた中山さんも、「吉備津の釜」で、
無性に どうしようもない男を演じて面白かった。
歩き方など、私が見てもイマイチ・・・と思う人が
いなかったわけではないですが、自分ではまず選ばない
演目だけに、強く誘ってくれた友人に感謝です。



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