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2002年04月03日(水) 「時代劇ミュージカル」を観ました。

『慶応某年ちぎれ雲』観劇。
オリジナル曲20曲を使った、ほとんどミュージカルで、
「史実とフィクションの混合。勤皇か佐幕かという
時代の中で群雄割拠するヤクザ者の闘争」と言われて、
今なら観られるかもしれないと思っての観劇。
何しろ私は とことん日本史に弱くて時代劇苦手だけど、
『彦馬がゆく』と『天保十二年〜』を続けて観た後だし、
生涯で最大限に理解できる時期かもしれないと思って。
でも、結構 難しかったらしい(^^;

観終わってからパンフレットを読んだら、
基本的に、次郎長&石松の話がベースになっていたらしい。
主役が「石」と「お蝶」で、閻魔堂で死ぬ辺りで、
最悪でも理解できるはずだったらしいのですが(苦笑)
彼が わらじを脱いでいるのは「ごろ長」親分だし。
「大前田の親分も2足のわらじ」と言われて、
森塚さんを思い出しているようじゃ、ダメすぎ。

でも、知ってる知らないは ともかくとして、
1幕は純粋に つまらなかったと思います。テンポ悪すぎ。
何しろ、私の隣2名+斜め後ろは幕間で帰ったくらいだし。
オープニングの群舞や浪曲師の歌、バイオリンは良かったけど、
その後、それこそ歌にする必要のない曲が乱打されて邪魔。
場面転換は多いし、主役たちの人物像は見えてこないし、
このまま進んだらどうしようかと、本気で思った。

でも、2幕は面白かったのでホッとしました。
長(菊池章友)と、妹のお花(旺なつき)を主に回り始めると、
言葉の雰囲気の合わない漢語を続けただけの歌詞でも、
舞台に勢いが出てくるから偉いものだと思う。
直後に家を飛び出て、夫と討ち死にせんとする場面で、
抜き身に一瞬 映った姿で、髪を直す演技とかも好き♪
お花と夫の八五郎(勅使瓦武志)のデュエットなんて笑ったし。

でもやっぱり、初日ということを考えてギリギリで○かな?
観客の年齢層が高くて、くすりともしない人が多くて、
やりにくいんじゃないかと思ったのも、点が甘い理由。
わ、笑いたい(^^;とか拍手したい(^^;とか何度も思い、
ストレスためながらの観劇でしたから。すればいいのですが。
あとは、主役2人が脇2人に対して もっと存在感を出せれば
1幕から面白くなるのかもしれないのにな・・・。残念です。



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