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2002年02月21日(木) 自転車キンクリートStore『OUT』

自転車キンクリートの舞台、2種類3回目です。
ここまで観てきて、ようやく確信しました。
私にとって じてキンの舞台は、熱が足りない。
完成度は高く、合格点はクリアして面白いんだけれど、
「もう一度観たい!」という気持ちにさせてくれない。
どちらかというと、観ている最中にも休憩しちゃうし、
TVドラマみたいに、入り込まずに片手間で観る感じに近い。
観終えても、生の舞台を観た後のインパクトに欠けて、
満足の中のどこかに何故か、不満な気持ちが残っている。

でももしかしたら、そういうのを目指しているのかも?
帰りに、電車の中でパンフレット眺めていたら、
私がどうにも気に入らないと感じた人たちって、
じてキンに関わりの深い人たちばかりだったし(^^;
この演技は、どうよ?と思い続けていた人も常連で、
実は前回の『第17捕虜収容所』にも出ていたらしい。
帰ってきて、どんなにパンフレットを見返しても、
唯一、どんな役柄だったか思い出せない人だけれど(苦笑)

でも不幸なことに、2回とも内容は非常に好き。
客演も、好きな人が多い。今回もメイン2人は好き。
最初は魅力的に思えなかった、久世星佳演じる雅子は
どんどん綺麗になってきて、「最近 生き生きしてる」
というセリフが、自身の実感を伴って感じられたし。
ラスト直前の2人きりの、生死を懸けた場面は、
動きが極度に無い中で本当にリアルで目が離せなかったし。

多分これからも、じてキンの舞台は観るだろうと思う。
どうしても観たい役者や作家や演出家はいないけれど、
ちょっと面白そうだと惹かれてしまう内容が多いから。
しかも、熱狂的ファンが少ないのか、発売後でも取れるから。
いっそ「二度と行かねぇっ!!」って出来なら嬉しいのに、
多分絶対、永遠に、そんなことはない劇団だろうと思う。
そしてきっと毎回私は、不完全燃焼感に悩むのね・・・。

記録の舞台を更新しました。
新しいタグの要素を覚えたので、嬉しがって使ってます(^^;



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