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2001年12月22日(土) 村井さん惚れ直し(*^^*)・・・『大阪から来た女』

音楽喜劇『大阪から来た女』観劇。
ほんの10日ほど前に取った時に最前列センターだったし、
2列目も3列目も後ろも取り放題だったので不安に思っていたのですが、
補助席までいっぱいの大盛況。こういう公演って、出足遅いんですかね?
客層も、恐ろしいほど私が場違いな平均年齢50歳代?ぐらいでしたし、
2回ある幕間も、30分+25分。優雅にお食事する皆様を見ながら、
小豆もなかアイスを独りで立ち食べするのは、ちょっと寂しかったな・・・。
久しくしていない「優雅な観劇」の雰囲気だけ味わってきました。

でも、新橋演舞場で最前列センターは、回数通うときか、
観たい人が主役の場合以外は絶対避けるべきだと実感。
村井さんを観ていたばかりに見逃した笑いのネタ多数。
1幕では、客が笑って「えっ?」と主役を観ることが あまりに度重なり、
とうとう2〜3幕は、藤山直美さんを観て村井さんは横目で観る戦法に。
それはそれでストレス溜まるんですが、離れちゃったら村井さん!と
思い切ったら、少し楽になって楽しんで観られました。

でも、オヤジ様、やっぱり素敵〜♪
『フットルース』に続いて牧師様の役だったんですけど、
森奈さん演じる長女がグレちゃったり、教会が地上げにあったり、
相変わらず、苦悩の連続。そんな悩んでいる顔もいいのですが、
多岐川裕美さん演じる妻に恋を打ち明けて気持ちが通じ、
ようやく、真の新婚生活に入った時のデレデレ顔とか、
闘病生活を続ける長男に向ける優しさとか、笑顔がみんな大好き(*^^*)
下がっていた口の端がうんと上がって、顔がくしゃくしゃになるんです。
人の話を聞いていて相手が言いよどんだとき「ん?」って、聞くのも好き。
そういう雰囲気は、聖職者に向いてるんですよね。お坊さんも演ってたしなぁ。
笑ってなければ謹厳に見えるのも、そういう役にポイント高いのかも。

勿論、村井オヤジ様(*^^*)によるところも大きいのですが、
舞台そのものも、楽しく観られたと思います。¥12600-は高いけど(^^;
古き良き下町の教会をつぶさせまいと奔走する人たちの話に、
親子の断絶やら子供の闘病やらを絡めた、よくある人情ものですけれど、
クリスマスものなら やっぱり、こういう心温まる幸せ話が よく似合う。
正味で3時間以上かかるだけあり、一人一人のキャラも膨らませてあって、
牧師なら、教師時代の過去とか 立派な姉との考え方の違い、妻への思いなど、
「定番いっぱい」でありながら、個々に任される部分も多かったし。
村井さんのソロが最初と一瞬の♪サンタルチアだけなのは残念だったけれど、
入絵加奈子さんの、♪ハバネラをはじめとするソロ群にも大満足だったし、
この時期に、「ええもん観せてもらいました」って感じかな?

おまけ。帰りにパンフレットを開いたら、市村さんからのメッセージがあって
村井さんは結構 寂しがり屋で、食事中、携帯電話を寂しそうに眺めては
ポツリと「誰も電話をくれねえな。いつもおごってやってるのに」と言う、
という話があって、電車の中なのに、思わず吹き出しちゃいました(^^;
村井さん。市村さんは寛大だからいいけど、食事中は携帯はしまおうね(笑)
でも、他のメッセージも、くれた人と相手との温かい関係を思わせるものが多く、
こんな所まで商業演劇って徹底してるなぁと、ちょっと感動しました。
・・・村井さんらぶらぶモード爆裂中で、すみません(^^;



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