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2001年08月07日(火) |
『撃墜王ビリー』観劇(^^) |
駒田はじめさんの1人ミュージカル『撃墜王ビリー』行ってきました(*^^*)
「行ってきました」だけで、(*^^*)と書けてしまう舞台でした。
植民地であるカナダから、イギリス兵として第一次世界大戦に参加した、
やる気のない劣等生の騎兵隊員だったビリー・ビショップが、大戦の中で、
「空の英雄」と呼ばれ、国王から勲章を授けられるまでになった。
その姿を、自伝を基本に丹念に描いた、2時間ちょっとの作品。
脚本・音楽・作詞をした人からのメッセージの中に、
「ビリー自身と史実への興味から出来上がった作品なので、
カナダ以外の人々に受け入れられるとは思わなかった」とありました。
確かに、もしかしたら、私には理解できていない部分も多いのかも、と、
背景に時々流される、カナダの風景や当時の戦争の映像を見ながら思いました。
でも、1人の人間が戦争の中で、日々、何に出会い、何を考えたか。
途中途中で、幼なじみなのかな?恋人とも呼べないっぽい人に書き綴る手紙や、
ビリーの、出会う人々や事柄への優しい視線に笑ったり共感したりするうち、
彼と一緒に「あれ?」と、何かに違和感や疑問を感じはじめる。
ビリーのキャラクターが立っているだけに、ごく自然に考えるうちに、
自分は何をしてきたのかな?と、戦争を振り返っていました。
そして、第二次大戦に息子たちを送り出す時の心境。その時なりの結論。
「戦争は悪だ!」と声高に叫ぶ舞台ではないけれど、一人の歴史に出会って、
「それは、あなたにとっては、何?」と聞かれたような気がしています。
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