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ナイショ日記◎いくみ
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先程のーちんから返事のメールがあった。 お誘いありがと。でもたぶん行かないよ。理由はいろいろ。がんばってチケット取ってね。 だって。 いろいろですか。まぁ私もいろいろ考えちゃったから お互い様なんだけどね。私とおいさんの関係のように すべて無かったかのように仲良く友達ができない というならそれもまた仕方ない。 良いように、自分の都合の良いように考えるなら のーちんがまだ私のコトを友達として割り切れるような 存在ではなかった、ということなのでしょう。 モノは考えようだ。 のーちんは別れてから私の事を店では、さん付けで 呼ぶようになった。私はそれをイヤだと言った。本人に。 でも直らない。 私は私だ。別れても付き合ってなくても付き合っていても。 でものーちんの中では違うのだろう。 私には理解出来ないけど。 付き合う前に友達だったことも、全て無かったことには したくない私と、そうではなかったのーちんの違いがあっただけ。 でも、断られてホッとした私もいた。 私は誘うことにはためらいがなかったけど 一緒に行くことにはためらいがまだあった。 一緒に行く事にためらいがなくなった時点で、のーちんに 何も感じないただの一人としての感情しかない。 そういう事なのだろう。 なら私はのーちんをもう何かに誘うことはないだろう。 やはり、のーちんは特別なんだ。私の中で。 おいさんも特別だけど少し違う。 のーちんは、憧れ。 ずっと消えることのない。 もう、充分。 これで私の中でののーちんに対する消化不良な部分が スッキリ消えた。 ありがとうのーちん。 最後までちゃんと拒んでくれて。 私は余計な未練を残すことなく、次へと進むことができるよ。 それに今回ので気付いた。 私、のーちんとはもう付き合えない。 のーちんがどうとかじゃなくて、私の気持ちの問題で。 人の気持ちって、いつどうなるかわからないんだなぁ。 例え自分のでも。 去年の今頃をたまに思い出す。 そして来年の今頃に思いを馳せる。 のーちんとは、もうこのままだと感情ごと理解した。 長かったけど後悔は無い。 最後の最後に残ったのは、 ありがとう。だった。 気持ちをもう伝えることも意味もないけど そう思えただけで充分だった。 今は、つよがりじゃなくこれからが楽しみに思う。 スッキリと、温かい気持ちになれた。それだけで もう充分だから。 長かったけど、本当にサヨナラだ。 のーちんとは友達にはならない。 私にとって、のーちんは友達じゃなくて最後まで異性。 だから、誘った時にすごく躊躇したんだ。 やっと答えが出た。 |
｢シセイカツ｡｣←随時更新。
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